すそ洗い 

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2006年5月からの記録
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埼玉県飯能市家族3人殺害、斎藤淳容疑者(40)

2022年12月26日 | ヒトゴロシ
斎藤容疑者宅から複数の鈍器 
血痕なく、証拠隠滅を図った可能性も 埼玉・飯能市3人殺害 

2022年12月25日、埼玉県飯能市の住宅で家族3人が死亡しているのが見つかった事件で、逮捕された男の家から複数の鈍器が押収されていたことが新たに分かりました。 きのう、埼玉県飯能市の住宅で、この家に住む60代の夫婦と成人の娘とみられる男女3人が死亡しているのが見つかりました。 警察は、現場から逃走していた、近くに住む斎藤淳容疑者(40)を、夫とみられる男性を鈍器のようなもので殴り殺害しようとした疑いで逮捕しています。斎藤容疑者は、取り調べに対し「言いたくない」と述べ、供述を拒んでいるということです。 警察によりますと、3人の遺体には、いずれも頭や首に鈍器のようなもので執拗に殴られた傷があったということですが、その後の警察への取材で斎藤容疑者の家から複数の鈍器が押収されていたことが新たに分かりました。 押収した鈍器にはいずれも血はついておらず、警察は事件後に斎藤容疑者が拭き取り、証拠隠滅を図った可能性もあるとみて、鑑定を進めています。

(2022年12月26日 TBS NEWS)


埼玉・飯能の3人殺害 
容疑者、強い殺意か 逃げた被害者追いかけ

埼玉県飯能市で男性1人と女性2人の計3人が殺害された事件で、殺人未遂容疑で逮捕された無職の斎藤淳容疑者(40)は住宅内に3人がいたところを襲い、屋外に逃げた被害者をさらに追い回して殺害した疑いがあることが、捜査関係者への取材で判明した。県警特別捜査班は強い殺意があったとみて裏付けを進める。

 事件が起きた住宅には60代の夫婦が暮らしており、殺害されたのはこの夫婦と、夫婦の30代の娘とみられる。  県警によると、3人の遺体はいずれも庭など住宅敷地内で発見された。近くの住民は25日午前7時すぎ、被害にあった女性が住宅の玄関付近で、黒いマスクをした斎藤容疑者に追いかけられているのを目撃。斎藤容疑者は庭先付近で女性に棒のようなものを振りかざしていたという。  3人とも頭や首など上半身に鈍器で激しく殴打されたような痕があった。斎藤容疑者は「言いたくありません」と述べ、黙秘しているという。  事件後、斎藤容疑者は黒っぽい服装に黒色マスクをつけ、ショルダーバッグを持って逃走。ハンマーなど鈍器のようなものを所持していたとの情報もあった。県警は現場周辺の防犯カメラの映像などで斎藤容疑者を特定した。  県警によると、事件が起きた住宅では1年ほど前、車が何者かに傷つけられる器物損壊事件が発生した。この事件に関与した疑いで斎藤容疑者は逮捕されたが、その後不起訴になったという。 

(2022年12月26日 毎日新聞)

埼玉・家族3人殺害 現場から“60メートル”近所の男は自宅に「ろう城」 
発生15時間“スピード逮捕”の裏側 被害者の身元判明

埼玉県飯能市の住宅で、男女3人がハンマーのようなもので殴られて殺害された事件で、25日夜、近くに住む40歳の男が逮捕された。埼玉県警の捜査員が自宅に現れると、男は、部屋で”ろう城”を始めたという。 

逮捕されたのは、現場近くに住む無職の斎藤淳容疑者(40)。斎藤容疑者は、事件後、逃走していたが、25日夜、自宅で通常逮捕された。 この事件は、25日午前7時過ぎ、飯能市の住宅で、男女3人が、ハンマーのようなもので殴られ、頭や首から血を流して死亡しているのが見つかったもの。倒れていたのは庭先だった。 死亡していた3人について、埼玉県警は、26日午後、アメリカ国籍のウィリアム・ビショップさん(69)と、妻の森田泉さん(68)、娘の恵さん(32)だったと発表した。 3人には、ハンマーのようなもので殴られた痕があった他、現場の住宅では火事も起きていて、埼玉県警が、殺人事件として捜査に乗り出していた。 

その後、県警が、付近の防犯カメラの映像解析を進めたところ、近所に住む斎藤容疑者が、事件に関与した疑いが強まったという。斉藤容疑者は、現場から、わずか60メートルほど離れた一軒家に住んでいた。 一方で、過去に、殺害された夫婦らとトラブルになっていた人物としても、斎藤容疑者が捜査線上に浮上したという。去年から今年にかけて、ビショップさん宅に止められていた車が、何者かに傷つけられる事件が発生。 その際、斎藤容疑者は、事情聴取を受け、関与を否定していたものの、器物損壊容疑で捜査されていたのだった。この事件をキッカケに、ビショップさん宅には、防犯カメラが設置されることになった。 

これらの状況から、捜査の早い段階で、斎藤容疑者は、重要参考人とみられていたはず。ところが、捜査員が、ひとり暮らしの斎藤容疑者宅を訪ねて、インターホンを押すも、応答はなかったそうだ。 結局、県警は、犯行後、すぐに、斎藤容疑者が自宅に戻ったと判断。逮捕状を取って、連行しようとしたところ、斎藤容疑者は、2階の部屋で、ろう城を始めたという。内側にモノを置いて、ドアが開かないようにしていたのだ。 しかし、抵抗もむなしく、およそ10分後、捜査員に逮捕された斎藤容疑者。発生から、およそ15時間後のスピード逮捕だった(逮捕時間は午後10時すぎ)。司法解剖が行われておらず、死因が特定されていないため、逮捕容疑は、ビショップさんに対する「殺人未遂」となった。 

家宅捜索の結果、斎藤容疑者の自宅からは、凶器とみられる鈍器も発見。血痕は付着していなかったが、複数の鈍器が、見つかったという。県警は、今後、容疑を殺人に切り替える方針だ。また、殺害された森田泉さんと娘の恵さんについても、斎藤容疑者の犯行とみて追及する。 これまでの取り調べに対して斎藤容疑者は、「言いたくありません」と供述を拒否している。今後、動機やトラブルの経緯などについて調べが進められる。 

(2022.12.26.FNN)




「昔はサッカーがうまくてモテていたのに」
ハンマーで顔面を殴打! 死因は頸椎損傷。
“飯能殺害事件”逮捕された男(40)は一家離散、
“ぼっち”のひきこもり〈家族を襲ったクリスマスの惨劇〉

埼玉県飯能市美杉台の住宅街で25日朝、60代の夫婦と30代の娘の3人が自宅で惨殺された。被害者がハンマーのような鈍器で襲われる様子を近所の住民が目撃して複数通報、埼玉県警は同日夜、現場直近に住む無職、斎藤淳容疑者(40)を殺人未遂容疑で逮捕した。 

被害者宅では所有する乗用車が数年前から激しく傷つけられる事件が複数回発生しており、県警が斎藤容疑者を器物損壊容疑で逮捕したものの、起訴には至らなかったという。後味の悪すぎるクリスマスの惨劇。動機の解明が待たれる。 殺されたのは森田泉さん(68)と夫で米国籍のビショップ・ウィリアム・ロス・ジュニアさん(69)、二人の娘で東京都渋谷区の会社員、森田ソフィアナ恵さん(32)。26日午後になって確認が取れ、県警が発表した。ビショップさんの死因は頸椎損傷だという・ 

事件は発生を近隣住民が同時中継するような異様な経緯をたどった。 県警によると同日午前7時13分に最初の入電があってから110番通報が相次いだ。内容は「大声を出して騒いでいる」「口論している」「2階が燃えている」「庭先で男性が殴られている」など多数。同29分に現場に急行した飯能署員が敷地内の庭先で倒れている3人を発見、黒っぽい服装にショルダーバッグを下げた身長約180センチの男が現場から逃走したという目撃情報が寄せられた。 現場は西武池袋線飯能駅から徒歩で約30分、車で約10分の距離にある閑静な住宅街「美杉台ニュータウン」(約2600世帯)。ハンマーを手にした猟奇的な凶悪犯が逃走したとあって、一帯は痺れるような緊張感に包まれていた。一方で県警は、防犯カメラ映像などからいち早く斎藤容疑者に着目、包囲網を狭めていた。 最初に器物損壊事件が起きたのは3、4年前だ。近くの住人男性が語る。 「警察が現場検証をしているところに偶然立ち合ったので、明確に覚えています。被害に遭った車は赤色の高級外車だったと記憶していて、ハンパない傷でした。ボンネットから両サイド、トランクなど車の全周囲にわたって深い傷がつけられていて、一目見て、愉快犯とかいたずらだとわかるものでした。ドライバーや硬い棒状のもので力を込めてやった感じ。 そこに強い悪意や恨みを感じて、立ち合っていた泉さんに『ひどいね、これは』と声をかけるととても不安そうな顔をしていたので心配していました」

また、昨年8月中旬にもほぼ同じ手口で森田さん方の車が傷つけられる事件があり、この際はニュータウンの自治会が「車両傷つけられ事件発生」として注意文書を作成、住民に回覧した。 以前の事件を教訓に設置された防犯カメラ映像に犯人らしき人物が映っていたという。前回同様、修理費用に約100万円を要したことも記載されていた。 「当時、警察から犯人とされる人物の動画を見せられたが、男というだけで年齢や身長も推察できなかったし、顔からも誰かは判別できなかった。その後は警察から何も言ってこなかったので、駅前の交番まで行って確認したが犯人はまだ捕まっていないと言うし、その後も捜査に進展があったとは聞いていません」(自治会役員の男性) 更に、今年1月に再び車が傷つけられる事件が起き、器物損壊容疑で斎藤容疑者は現行犯逮捕されたのが、結局不起訴処分となった。 そして11か月後のクリスマスに起きた惨劇で、同じ男は逮捕された。被害者3人の氏名の公表が、発生から丸一日半後と遅れたのは、鈍器でめった打ちされた顔が本人と判別できないほどぐちゃぐちゃだったからだという。 なぜ一家はここまでの仕打ちを受けなければならなかったのか。 

かつては「飯能のビバリーヒルズ」ともほめそやされた、美杉台ニュータウン。自分が育った住宅団地を恐怖のドン底に突き落とした斎藤容疑者は、どういう人物なのだろう。近くに住む60代の女性はこう語る。 「私の娘が1学年下なのでよく覚えていますよ。このニュータウンは平成元年(1989年)に一斉に建ち始めたので、その頃に引っ越しされてきているはずです。昔はご両親と、2歳年上のお姉さんと住んでました。 小中学生のころはスポーツが得意で、長髪で、学校でもモテる方だったみたいです。最後にお見かけしたのは半年前くらいですかね。頭髪や容姿に昔の面影は感じられなかった。そのときは、何年も前から放置されていた庭の手入れを、業者に頼んでいたみたいです。 ご両親は10年前に離婚し、お母さんが残りました。その後お母さんも出て行ってしまい、お姉さんも5年以上前にどこかに転居された。お姉さんも綺麗な方で、特に不満があるような家庭には見えませんでしたし、本人も小中学校時代は、明るく友人と登下校するなど活発な男の子って感じでした。娘にも連絡したんですけど、昔の印象があるからか、驚いてました」 当時の活発さが陰を潜めた斎藤容疑者は、この数年はほとんど周囲の人の目に触れることもなく、引きこもりがちだったようだ。 60代の宅配業者の女性の印象もこんな具合だ。 「10年くらいこの地域で仕事をしていますが、一度も配達したことがありません。庭も荒れ放題で表札もないから空き家だと思ってたんです」 存在感もまったくなかった斎藤容疑者が起こした凶行は極めて衝撃的で、冷徹かつ陰惨さに満ちていた。

「朝の7時10分ごろに、複数の女性の『ギャー』という悲鳴と男性の怒鳴り声が聞こえてきて、怖くて外に出られませんでした。 森田さんのご主人は日本語はほとんどできないけど、あいさつはきちんとする穏やかな方でした。奥さんの泉さんは自治会の集まりや清掃奉仕にも参加されていて、娘さんも先週スーパーで見かけたのでそのころからこちらに来られていたんだと思います。とても仲の良いご家族でしたよ」(森田さん宅の近くに住む60代の女性) 

クリスマスを家族と過ごすべく、帰省していた娘のソフィアナ恵さんは、渋谷区の広告代理店に勤めていた。自分の仕事に誇りを持っていたソフィアナ恵さんは、社内のインタビュー記事でも、自社で働くことの魅力についてこうこたえている 「(クリエイティブな環境で働くことの魅力は)クリエイティブな職場には限界がないところです。限界があるとしたら、自分が自分自身にかけている限界です。どんなことだって可能です」 また、近隣住民からは、「足を悪くしていたビショップさんは家にこもりがちだった」「ビショップさんは最近、カウボーイに関する本を執筆しようとしていた」といった証言も聞こえてきた。 前出の60代女性は、斎藤容疑者一家についても詳しかった。女性が続ける。 「斎藤さんのお宅は住み始めのころは、両親と姉と本人、父方の祖母と5人で暮らしてました。その後ご両親が離婚して、父と祖母が田舎に転居したようです。お母さんの消息はわからないけど、しばらくはお姉さんと本人で暮らしていた。お姉さんが結婚して家を出てからは一人暮らしだったと思います。それからはたまにお父さんの姿を見かけたこともありましたけど、本人を含めて滅多にお目にかかることはありませんでした」 県警の調べに対し「言いたくありません」と動機についての供述を拒否している斎藤容疑者。はたして仲の良かった親子3人との間に何があったのか。埼玉県警の威信をかけた捜査は始まったばかりだ。 

(2022.12.27.集英社オンライン)



 容疑者と遭遇した住民:「家内と娘は『助けて』とか『警察呼んで』とか、聞こえたみたい。女性の声だったみたいですね。しばらくしたら、全く声が聞こえなくなったという」「(Q.なぜ、あなたはそこにいた?)人がやられてるって話を、家内とか近所の人に聞いて。様子を見に、木刀を持って行ったんですけど。そしたら、ちょうど出てきた」「森田さん(被害者)の家の前へ行ったら、そこから男がこっちに向かってきた。『お前か』って言ったら、元に戻って行った。お前がやったのかっていう意味で、『お前か』って言ったんですけど。何も言わず、無言でそのまま走るわけでもなく。表情も全然、息荒げるとか、興奮とかの様子は全くなかった」  さらに、現場となった住宅では、火災も発生していたといいます。  容疑者と遭遇した住民:「私が木刀持って行った時には、煙が出てました。2階の両側から」  捜査関係者によると、斎藤容疑者は3人を襲った後、火をつけたとみられています。  実は、以前から被害者一家とトラブルになっていたといいます。 ■過去に“器物損壊トラブル”…警察が介入  近所の人:「1年くらい前に回覧板で、『車が切り付けられる事件が発生してるから、気を付けてね』っていうのは回ってきて」  今年1月、斎藤容疑者は、被害者の車を傷付けた器物損壊の容疑で逮捕されていたのです。 

捜査関係者によると、これ以外にも、車を傷付けるなどのトラブルを複数回に渡って起こしていて、警察が介入していたというのです。  その当時、町内会で回覧された文書には「車両傷付けられ事件発生」「修理代は100万円」と記されていました。  車の傷を見た住民:「何かで、グーっと力強くやられた感じ。怖かったですね、深かったから。普通のガーじゃない。グーって感じ」  一体、斎藤容疑者はどんな人物だったのでしょうか。  近所の人:「おじいちゃん、おばあちゃんと引っ越してきた時、お母さん、お父さんもいらして。仲良く暮らしていて…」  現在は、一人暮らしだという斎藤容疑者。近所の人によると、こどものころに引っ越して来たといいます。  息子が小学校のサッカーチームで一緒だった母親:「(息子によると)ものすごく格好良くて、サッカーもうまかったから信じられないと…」  息子が小学校の同級生:「明るくて人気者で、サッカーは上手だし、頭は良いし。曲がったところのある子じゃないって。(中学は)難しい学校に行ったみたいだけどね」  近所の人:「几帳面よ。(自治会費を)ちゃんとした茶封筒に『斎藤』と書いて持ってくるんだから」

現在は無職ですが、かつては映画監督を志していた時期があったといいます。  容疑者を知る人によると、関西の芸術大学を卒業後、2007年に映画の助成金制度に応募し、対象者に選ばれたといいます。  その後、自主制作映画を撮り始めます。題材は、社会派の至って真面目なものでした。  撮影は終えたたのですが、そこでもトラブルが…。編集作業中になぜか連絡が取れなくなったといいます。  作品を完成させるよう説得するため、関係者が自宅を訪ねると、斎藤容疑者はこう答えたといいます。  斎藤容疑者:「投げ出すつもりはない。完成させる」  深刻な様子もなく、笑顔で答えたといいます。しかし、その後も音信不通になり、斎藤容疑者が映画を完成させることはありませんでした。  近所の人:「人付き合いは、全然していない。一人暮らしで、仕事もしてない様子」  斎藤容疑者は取り調べに対し、「言いたくない」と供述を拒んでいるといいます。  26日夕方、遺族が悲痛な胸の内を明かしました。 

遺族のコメント:「私たちは、家族が突然このような事件の被害者となってしまい、非常に大きなショックを受けており、心の整理がついていない状態です」 

(「羽鳥慎一 モーニングショー」2022年12月27日放送分より)

「特別おとなしいということもなく、本当にごくごく普通の子どもでした。成績面も特別できないとかもありませんし、私も勉強しろとうるさく言ったことはありません。思い出すのはこういうおもちゃが欲しいとか、そんな他愛のない話ばかりです。トランスフォーマーのようなロボットものが好きでした」 

当時、父親は単身赴任で家を空けている時期もあったというが、少なくとも斎藤容疑者と暮らしていた18年間の間には、息子が家庭内で何かトラブルを起こしたり、警察沙汰になったりすることはなかった。

 「中学校は全寮制の私立に通っていました。前妻がいくつか見つけてきた学校の中から本人が選んだという感じでした。そこは中学から高校へそのまま上がれる学校でしたが、入学して2年目に公立の中学校に転校しました。転校の原因はイジメだと言ってる方もいるみたいですが、私が本人から聞いていたのは、『寮が嫌だ』というものでした。 色々と悩みはあったと思いますが、その後は比較的うまくいっていたようです。高校は地元の私立の高校に行きました。高校卒業後は本人が『映像に関する仕事がしたい』と言っていて、映像関係の学校に進みました」

斎藤容疑者は映画監督を志していた時期もあったとの報道もあるが、これには少なからず父親の影響があるようだ。

 「私も映画が好きで、家には古い名作のDVDやビデオが置いてありました。高校生くらいの時から、淳がそれらを自分の部屋に持っていって見るようになりました。映画監督になりたいという話を聞いたことはありませんが、映画は好きでしたね。サスペンスやアクションやホラーなどは好まず、ヒューマンドラマを好んで見ていました」 

徐々に歯車が狂い始めたのは、斎藤容疑者が映像関係の学校を卒業してからだという。 父親が続ける。

 「実は離婚してから淳に何度も電話はしているのですが、一度も出たことはありません。姉の方とは定期的に連絡をとって様子を聞いているのですが、私の知る限り、淳が就職した様子はなく、アルバイトをしては辞めてを繰り返していたようです。いつかはわかりませんが、映画館で働いていたこともあったみたいです」 

その後、斎藤容疑者の母親と姉が自宅にいられなくなる決定的な出来事が起こる。 

「10年近く前に、姉と母親に対する暴力があったと聞いています。理由は聞いていませんし詳細もわかりません。ただ、暴力が原因で前妻と姉は家を出て、淳はひとりになったと聞いています。 それでも姉は定期的に淳と連絡をとり、自宅に様子を見に行っていました。これは推測ですが、様子を見に行った際、少しは会話もしていたと思います。ですが1年ほど前からは姉も淳と連絡が取れなくなり、以後、会話ができない状況にありました」 

定職もなく自宅で過ごしていた斎藤容疑者が被害者のビショップさん一家と、どのようにして接点を持ったのかは父親もわからないという。

「(被害者一家と)何があったのかは私もわかりません。ですが昨年、淳が車を傷つける事件を起こしたというのは、被害者の方の弁護士から書面でいただいていたので知ってはいました。淳がそういう事件を起こし、逮捕されたということが書かれていました。私の知る限り示談はしていないと思います。 その文書の中には『今、住んでいるあの家からとにかく出ていってほしい』と書かれていました。その時もとんでもないことになってしまったと思いましたが……まさか、さらにこんなとんでもないことを起こすとは……愕然としているというか、ショックというか、言葉が見つかりません」



取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班



 

 
 
 


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