箱入娘 “自作”木箱に１歳女児入れて窒息死

“自作”木箱に１歳女児入れて窒息死
　
１歳２カ月の女児を木箱に入れて窒息死させたとして神奈川県警港北署は２４日、監禁致死容疑で母親の無職渡辺幸子容疑者（２１）と同居の板金工駒場宣武容疑者（３７）＝いずれも横浜市＝を逮捕した。



　逮捕容疑は昨年１２月に自宅で渡辺容疑者の次女優樹菜ちゃんを木箱に入れて放置し窒息死させた疑い。同容疑者が木箱を開けると優樹菜ちゃんがぐったりしており病院に連れて行ったが、間もなく死亡が確認された。

　同署によると、木箱は優樹菜ちゃんを入れる目的で駒場容疑者が製作。縦７８センチ、横３７センチ、高さ５５センチで木製のふたは重さ約５キロ。２人は「子供が泣くのでうるさかった」と容疑を認めている。



１歳女児、母親らに木箱に詰められ窒息死

　神奈川県警港北署は２４日、横浜市港北区箕輪町、板金工駒場宣武容疑者（３７）と、
同居する無職渡辺幸子容疑者（２１）を監禁致死容疑で逮捕した。

　発表によると、両容疑者は昨年１２月１８～１９日、自宅で幸子容疑者の次女優樹菜ちゃん
（当時１歳２か月）を木箱の中に入れ、ふたをして外に出られない状態にして放置し、
酸素不足で窒息死させた疑い。両容疑者は容疑を認めており、「夜泣きをするので、普段
から箱の中に入れていた」などと供述しているという。

　同署幹部によると、優樹菜ちゃんは駒場容疑者らと５人暮らしだった。木箱は駒場容疑者
が作ったといい、縦７８センチ、横３７センチ、高さ５５センチ。優樹菜ちゃんがやっと入れる
大きさで、下には車輪がついていた。同署は、両容疑者から任意で事情を聞いていたが、
当時の状況や供述などから容疑が固まったとして逮捕に踏み切った。
（2010年7月24日12時47分 読売新聞）

「子どもを入れるために、ホームセンターで材料を買った」
木箱監禁女児窒息死：近隣住民に戸惑い　子育ての現場、目にせず　／神奈川

横浜市港北区で昨年１２月、１歳２カ月の女児を木箱に閉じこめて窒息死させたとして、港北署は２４日、女児の母親と、同居の男を監禁致死容疑で逮捕した。「泣き声がうるさかった」と容疑を認めたとされる母親ら。一方で、子どもの泣き声を聞いたり、子育てをする男女の姿を目にしたという近所の住民はほとんどなく、幼い命が奪われた事件に、一様に戸惑いを隠せない様子だった。

　逮捕されたのは、同区箕輪町３で同居する、板金工の駒場宣武容疑者（３７）と無職の渡辺幸子容疑者（２１）。渡辺容疑者の次女優樹菜ちゃんは、駒場容疑者の自宅２階の洋間で、木箱に閉じこめられ、窒息死したとされる。

　港北署によると、駒場容疑者は昨年１１月、この家の２階洋間の隅に、鍵付きの木製の小屋（縦１２５センチ、幅９０センチ、高さ１７７センチ）を自作。さらに同１２月には木箱（縦７８センチ、幅３７センチ、高さ５５センチ）も作った。同署に対し、「子どもを入れるために、ホームセンターで材料を買った」と供述し、同月１８日夕、木箱を小屋の中に入れて放置したという。

　近所の主婦（５５）は「（駒場容疑者とは）ゴミ出しの際に会釈する程度で、寡黙な印象。まさかこんな身近でこんな事件が起こるなんて、夢にも思わなかった」と不安そうな顔を見せた。

　一方、同署によると、渡辺容疑者は、インターネットの出会い系サイトを通じて駒場容疑者と知り合い、０８年１２月、優樹菜ちゃんと長女（３）を連れて駒場容疑者の家に住むようになったという。しかし、日中に親子で外出する姿や、子供の泣き声を聞いたという人は、ほとんどいない。近くの女性は「昨年の９～１０月ごろ、１～２回だけ２階の開いている窓から泣き声を聞いたことがあるだけ。本当に密室で育てたんじゃないか」と声を潜めた。

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箱入娘面屋人魚. 山東京伝 作 ; [歌川豊国] [画]