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『悪魔のようなあいつ』 1975

2021年11月29日 | 映画・テレビ・動画


1975年6月6日 - 1975年9月26日

1968年12月10日に発生1975年12月10日に公訴時効が成立

久世光彦 (1935年~)

沢田研二  (1948年~)

長谷川 和彦(1946年~ )

若山 富三郎(1929年~)
藤竜也  (1941年~)
荒木一郎 (1944年~)
安田道代   (1946年~)






やっとこさ DVDリマスター版を鑑賞
1975年リアルタイムから46年も経ってる
「傷だらけの天使」の放映は1974年10月から1975年3月にかけてだ

ジュリー的には1975年6月4日、ザ・ピーナッツの伊藤エミ(当時34歳)と結婚してる

当時の自分はコーコーセーだったので チンポビンビン
にもかかわらず このドラマはエッチだった印象はまるでない
それは 当時の好みのタイプの女性が出演していなかったからである
唯一三木聖子だけは可愛いと記憶していた

ずっと観なかった理由はあったよーな なかったよーな
DVDが高額だったし 
傷天ほどはオモロなかったし  
ラストがぐずぐずだったし

この歳になって観ようと思ったのは 
荒木一郎のインタビュー書籍で「悪魔のようなあいつ」のエピソードが
「エーそーなのー」「やっぱりそーなのぉー」って
あまりにも腑に落ちるもんが多くてオモロかったからである
もう一度見たくてたまらんよーになったからである

一応このドラマは伝説的ドラマとされ 
コアファンも多いし 絶賛される方も数多い 
しかし荒木一郎の見方は
シビアで冷徹で客観的で正しい 
あまりにも正しい その通り!の見方をされている
イエスマン沢田のみでは持たない絵が多いとゆーことと
ホームドラマ的なグズグズ感

テーマ題材は最強にエエし 
出演者もこれでもかとゆー具合に素晴らしい布陣
原作も上村一夫と阿久悠とゆー名コラボ
これでオモロくならないわけであるが
今観ると
突っ込みどころ満載のけっこーグズグズもっさり作品なのである

当時は阿呆な童貞コーコーセーだったので 「あれ?」「なんかちょっと・・・」的な疑問しか抱ず 
それにも増して新しい情報やカルチャーショックや新しい世界
当時買ったばかりのZEPのフィジカルグラフィティのレコードを
ジュリーがターンテーブルに乗せて 
カスタードパイが流れてきたり
ウハウハ
岸部修(一徳さん)が大阪弁でオラオラ変な演技と台詞回しがオモロだったり
俺的には 小学生の時からチューイチまでジュリーはアイドルだったしね
大人の方々の描くカッコいい世界が色々カルチャーショックだったわけです






でもそれは昔の話 1975年の話なのである

期待はしていなかったが 今観るとこれが
ひたすら グズグズなわけなんです
困っちゃうぐらいにタルイ展開なもんで
早送りやザッピングせざるをえない箇所多し

時代的なズレも大きいし
文明 文化が 1975年なのでね
 
「傷天」だって 今観るとけっこーグズグズでしょうむない点も多いし 
ま 昔やから しゃーないんやなと

一番の問題はプロデューサーの久世光彦のジュリーでの思い入れの強さと
(これは荒木一郎の受け売り)ホームドラマ的なほっこり感

そして脚本の長谷川和彦の毎度毎度のちょっとイキッた世界観である
DVDのラスト9巻目の最後に 長谷川和彦のインタビューが長々とあり
これもダルイので途中で止めた


かと言って 全部アカンかとゆーと そーでもなく
若山富三郎のピりっとした絞め具合や大物感、チンケなドラマには収まり切れない 実直につまらない事も余裕でやってのけるし とにかく他の出演陣と風格が違う



自分的には 若山さんはあまり記憶に残っておらず 
役者としては新人のサリー岸部修(岸部一徳)さんの出演が嬉しかった 新人なのでメチャクチャなのである

楽しみにしていた 荒木一郎は 意外に薄かった 
当時の記憶は強烈にダメな奴で
厭な感じしか残らないとゆーのがミソだったが 
今観ると 薄い



藤竜也は頑張ってるが頑張り過ぎてる感あり 
演じているクールとゆーか

一番の見どころは 安田道代 その人である


とにかく安田道代 の出てるとこは全部見どころ である
安田道代暦からゆーと 
「痴人の愛」が1967年で「ツィゴイネルワイゼン」が1980年だから
その中間ぐらいの29歳 
ちょーどエエ按配の頃である
自分はコーコーセーの時は
安田道代にはイマイチハマらなかったが 
今となっては 一番のエエ女



二番手は 最後の方で出てくる 長谷直美 
これはもー ピチピチの 元気フェロモン満載 
これはエエ 目から鱗 ブラシーンのみ披露



看護師 篠ひろこは 裸シーンでも背中しか映さず出し惜しみ感あり 
安田道代を見習え
三木聖子は当時新人のとびっきり可愛い女子とゆー思い出だったが
今観るとバタ臭く それほどでもなかったかと残念

一番の残念は沢田ジュリー研二の見せ方である
細い 
みんなが絶賛するよーに確かに美しくはあり オーラはあるが
何か物足りない
荒木一郎のゆーよーに ジュリー単独の尺は「持たない」箇所が多い

あとは 何度も何度も出てくる 三億円強奪再現シーンが
同じ映像使いまわしで 飽きる 確かにロケでフイルム撮りで出来はイイが
そー何度も何度も同じ編集で使いまわしされても ウザいもんがあります



原作:阿久悠  上村一夫 
脚本:長谷川和彦 
プロデュース:久世光彦 
演出:久世光彦、和田旭、前川英雄、浅生憲章、大岡進


出演
沢田研二
若山富三朗 藤竜也
荒木一郎、安田道代、浦辺粂子、大口広司 
篠ヒロコ、三木聖子、那智わたる
デイヴ・平尾、岸部修三(現・岸部一徳)伊東四朗、
細川俊之、長谷直美、
金田竜之介、悠木千帆(現・樹木希林)
細川俊之、長谷直美、

元刑事の野々村が横浜・山下町で経営するバー「日蝕」で歌手として働く可門良。その裏で男娼という顔も持つ彼は、あの「三億円事件」の犯人だった。良に惹かれて夜を共にする女たち、良をつけ狙う刑事、良の三億円の金に集まる男。そして、良自身もGLIOBLASTOMA(神経膠芽腫)に冒されており、余命いくばくもない状況となっている。

沢田研二主演で1975年6月〜9月にTBS系地上波で放送。20世紀最大の未解決事件のひとつ“三億円事件”を題材に、物語全編に暴力とエロチシズムを漂わせつつ、強奪犯の屈折した愛、そして挫折を描く。手口のあざやかさ、金額の多さ、忽然と消えた犯人…。現在もなお、多くの謎を残す“三億円…”は、これまでも幾多のドラマや映画の題材となり、その時代の旬な人物が犯人(らしき人物も含む)を演じてきた。沢田は“三億円…”の犯人・可門良を演じ、沢田ならではのどこか儚げな雰囲気、そして男の色気は、多くの“影”を抱える主人公の役柄に見事にはまる結果となった。
物語は、実際の事件の時効“1975年12月10日”まで半年に迫った時点から始まり、各回の終わりに「三億円事件 時効まで あと○○日」という展開で進んでいった。プロデュースおよび演出は、「時間ですよ」シリーズや「寺内貫太郎一家」などの名作を手がけたテレビドラマ界の巨匠・久世光彦。劇中にある過激な表現等は、久世の反骨精神およびテレビドラマの表現の限界に挑む意図が反映され、当時注目を集めた。それにも関わらず「悪魔のようなあいつ」は、初回放送後1度も再放送がされず、テレビドラマファンの間では“幻の作品”と呼ばれていた。

 

 

 

 
 
 

 


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