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吉田喜重の嫁自慢/冷淡で悶々なる岡田茉莉子in「情炎」1967年

2013年02月28日 | 映画・テレビ・動画

1967年

監督: 吉田喜重
原作: 立原正秋
出演: 岡田茉莉子/木村功



観るネタが無いので こんなんばっかし観てる

冷淡バージョンの岡田茉莉子さん
心の奥では悶々が蜷局巻いている

お話はいたって わかりやすく単純
昼ドラ30分一回分の内容

でも受け取る「映画的」世界の重量は その数万倍
吉田喜重は多分初体験なのですが
こんな素敵な映像構成する演出家が日本にいたのか あの時代は てな感じでタマゲっぱなしでああります
とりあえず吉田&岡田夫妻のコンビのDVDはコンプリートしてみんべぇと早速 ゲオさんで探して 一気にレンタル



女性には、男性から注がれる欲望に対し、見返す自由がある。
ひとりの女がその自由さを、研ぎ澄まされた武器に変えて挑む。
それは社会の底辺にいる男と触れ合うことであった。
しかし、やがて訪れる虚しさを前にたじろぐ女の、その瞬間の表情を捉えようとした。(吉田喜重)


岡田 茉莉子(1933年1月11日 - )

吉田 喜重(1933年2月16日 - )


吉田喜重 変貌の倫理 2006




情炎 [DVD]
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松竹ホームビデオ


剣ケ崎・白い罌粟 (新潮文庫)
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新潮社


公開当時は成人指定だったらしー
陰毛も乳首も出ていない 岡田さんの下着シーンも無い
でも 中盤の高橋悦史(めっさエエ肉体)との絡み ラスト近くの木村功との絡み この二つは驚異的にドエロです
挿入が見えてればイイってわけではない 
こりゃ成人指定されてもいた仕方ありませんな旦那
とゆーか 未成年に見せるのはモッタイナイ モッタイナイ

夫吉田喜重は妻岡田茉莉子を
どこから どのアングルで どーゆー背景で どーゆー光を当てて 見せると最も美しいフォルムでエッチに見えるかとゆーのを熟知しています
これでこそ 嫁自慢とゆーものです ここまでやれば立派です
園子温のみっともない恥知らずな嫁自慢とは格が違い過ぎます

映画としてのひとつひとつのシーン シーンを構成するひとつひとつのカットの絵柄が 完璧にキマッテいてカッコ良過ぎです
木 森 の中を徘徊する岡田さん
鎌倉の電車
ダンプカー
廃墟

住居の柱 ふすま 廊下
ホテルの鏡 サッシ 備品
全て岡田茉莉子様を輝かせる 道具です

ついでに木村功の石象彫刻を彫る姿もハマってます
砕石場を爆破して崩れる背景の前で 歩く 歩く 歩く 岡田茉莉子
カッチエエです 痺れます

今後も吉田喜重の嫁自慢をじっくりとウォッチング続けていこーとゆー所存です
嫁自慢もエエもんですね


でもね でもね 僕の一等好きな岡田茉莉子さんは
「秋日和」と「秋刀魚の味」の岡田さんです ごめんね喜重








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6 コメント

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Unknown (imapon)
2013-03-01 01:45:33
岡田さんは1958年頃の美しさがただもので無いと思います。
吉田喜重と結婚するちょっと前ね。
でも、おっしゃる通り岡田さんを熟知した喜重の嫁自慢も良さそうですね。今度見てみます。
返信する
Unknown (Unknown)
2013-03-01 22:57:16
「秋津温泉」借りました 
たしかに 結婚前の岡田さんの美しさはタダモノではありませんね
1958年もんですか?一杯ありますね~
どこから手をつけましょうか
返信する
やはり小津 (F・ガタリ)
2013-03-02 15:07:32
吉田喜重監督は、「秋津温泉」「嵐が丘」「人間の約束」の三本しか観てませんので、コメントできる資格はないのですが、小津安二郎監督の天才に比べると、凡庸な印象しかありません。

最近、溝口監督数本見て一本もハズレなし、で驚嘆しました。

返信する
Unknown (よしはら)
2013-03-02 20:24:24
「秋津温泉」借りました リッピングです

吉田喜重さんは初体験だったので ビックリしました
マジメな前衛ゆー感じですか
小津さんは若い時に目一杯見て飽きたみたいで今はそんなに見たくないのです
そーですか、溝口さんはそんなにヨイのですか
出演されてる人がいまいち好きにねれないのが玉にきずです
返信する
まず、山椒大夫を (F・ガタリ)
2013-03-03 17:31:15
いつも早速のコメントを頂きましてありがとうございます。

さて、溝口監督ですが、山椒大夫、祇園の姉妹、西鶴一代女、雨月物語、近松物語しか観ていませんので、やはり語る資格はないかもしれません。

この中で一押しは、山椒大夫です。ラストは驚嘆すべき映像空間体験です。

是非ご覧くださいませ。
返信する
Unknown (よしはら)
2013-03-03 21:59:05
わかりました
山椒大夫 一ヶ月以内に見たいと思います
ありがとうございました
返信する

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