すそ洗い 

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2006年5月からの記録
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Mr.トリカブト八木茂死刑囚の再審請求棄却

2015年07月31日 | ヒトゴロシ

埼玉保険金殺人事件 八木茂死刑囚の再審認めず 東京高裁

埼玉県本庄市の保険金殺人事件で2人の殺人と1人の殺人未遂などの罪に問われ、死刑が確定した八木茂死刑囚(65)の再審請求即時抗告審で、東京高裁(村瀬均裁判長)は31日、再審開始を認めない決定を出した。

八木死刑囚が猛毒のトリカブトを使って毒殺した後、川に遺棄したと認定された男性=当時(45)=の死因が争点だった。

弁護側は溺死で自殺だったと主張。東京高裁は、保存されていた男性の臓器を、プランクトン検査と呼ばれる残された微少な植物を調べる手法を用いて鑑定した。鑑定人の大学教授は昨年8月、溺死と判断した。検察側は臓器の保存状態が悪く、鑑定結果は信用できないと反論していた。

決定理由で、村瀬裁判長は被害者の死因が溺死であるという鑑定結果について「臓器が汚染されていた可能性が払拭できず、鑑定結果に依拠できない。被害者の死因は溺死であるとする弁護人の提出証拠の裏付けとはならない」とした。

確定判決によると、八木死刑囚は平成7年、トリカブトを混ぜたパンなどを食べさせて男性を殺害し、保険金約3億円をだまし取ったほか、11年に風邪薬や酒を使って他に1人を殺害、もう1人も重症にしたと認定された。死刑は20年に確定した。

 八木死刑囚は一貫して無罪を主張していた。21年に再審請求を申し立てたが、さいたま地裁は22年に棄却。その後に検察側が臓器を保管していることが判明。弁護団が即時抗告し、東京高裁が25年12月、再鑑定の実施を決定していた。

(2015.7.31産経ニュース)

八木茂「本庄保険金殺人事件」動画

本庄保険金殺人事件

保険金殺人、八木被告の死刑確定 2008年8月7日

埼玉・本庄保険金殺人事件|毎日新聞記者への暴行場面

完全自白 愛の地獄 武まゆみ 2006年6 月

私は斎藤さんにトリカブト入りお菓子と、トリカブトの葉っぱ煮出しコーヒーを毎日与えていたわけですが、その中で、斎藤さんが死にそうになるというハプニングが2回ありました。2回とも、トリカブトが原因で、私がトリカブトの根っこの量の加減を間違ったためでした。その1回目のハプニングのときのことですが、私は本当に斎藤さんが死んでしまうのかと思って、自分が殺人犯になってしまうと思って心底怖くなりました。私は、自分がとんでもない猛毒を使っていること、そしてそのときの八木のうろたえぶりや焦りの言葉から、トリカブトがちょっとの量でも間違ったら、簡単に人が死んでしまうほどの物凄い毒であることを実感したのです。八木のそのときのうろたえぶりは半端じゃなかったし、そんな八木の物凄い形相も見たことがなかった私は、本当にびっくりしてさらに固まってしまったのです。そのときに八木が、異常なくらいに焦ってうろたえていたのは、「どうすんだよ。今死なれちゃ困るんだ。まだ早い、これじゃ保険が下りない。トリカブトが出たらどうすんだよ、トリカブトが出たら困る、これで死なれたら困るんだ。俺の計画なんだから、ちゃんと俺の言うとおりにやれ!」と私に物凄く怒ったことで、わかりました。八木と私は、“びびっているところ”が違う、と感じました。そのときの斎藤さんは、水をかぶったように汗びっしょりで、唇がたらこのように腫れて紫色になって、唇の上下が左右にずれていて、まるで100メートルを全力疾走したかのようにハァハァして、息切れしていました。それでも、そのときは何とか助かって斎藤さんは死なずにすみました。――(本文より)
第1章 16歳から始まった三角~五角愛人関係
第2章 自殺に見せかけたトリカブト殺人
第3章 八木の喜びは私の喜び、2人目の殺人
第4章 びびったガサ入れ
第5章 逮捕、苦しかった否認
第6章 取調室 いいえ事件――そして自白へ
第7章 やっぱり死刑は怖い……
第8章 八木との訣別、そして

■著者紹介 
武 まゆみ (タケ マユミ)       
昭和42年、新潟県に生まれる。埼玉県本庄市立の小・中学校を卒業。美容学校に一年ほど通ったのち、美容室に勤務。その後、昭和59年に八木茂の経営するカラオケ道場「レオ」のホステスになる。当時一六歳。ほどなく八木と愛人関係となり、平成7年に八木の勧めで、小料理屋「マミー」を開店しママとなる。平成12年3月25日、公正証書原本不実記載、同行使の容疑で逮捕される。平成12年5月、武自身の自供により、殺人及び殺人未遂(保険金目的)で再逮捕。同年11月、さらにもう一人の殺人容疑で再々逮捕。同事件に関った武と二人の女性も再逮捕される。平成14年2月28日に判決、同3月、無期懲役刑が確定。家族構成は父と母、妹と弟がいる


偽りの記憶―「本庄保険金殺人事件」の真相
高野 隆,松山 馨,山本 宜成,鍜治 伸明
現代人文社

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著者:高野隆/松山馨/山本宜成/鍛治信明……八木茂弁護人
出版社:現代人文社
定価:2800円+税

<内容紹介>
 世間の皆様 八木茂は、無実です。
 2002年10月1日、「本庄保険金殺人事件」の八木茂被告に死刑判決。しかしこの事件は冤罪である。裁判所が依拠した「共犯者の記憶」が、検察の誘導である「偽りの記憶」であることを明らかに。
<目次>
第1部 渡辺荘事件
 第1章 溺死
 第2章 トリカブト
 第3章 武まゆみの証言と記憶
 第4章 捜査と公判の間
 第5章 武証言のおかしさ
 第6章 森田考子の証言
 第7章 アナリエ・サトウの証言
 第8章 絡み合う3本の糸
 第9章 情況証拠
第2部 風邪薬事件
 第10章 森田昭の死因
 第11章 川村富士美の「症状」
 第12章 1日25錠の風邪薬を毎日飲んだら人は死ぬか
 第13章 森田の死と川村の「症状」は風邪薬なしで説明できる
 第14章 武は森田と川村に風邪薬をあげていたか
 第15章 「八木の支持」はあったか
終章 裁判とメディア






虫けら以下―本庄保険金殺人事件の軌跡
建脇 保
太田出版

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