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東海道新幹線で男が焼身自殺、巻き込まれた女性も死亡

2015年06月30日 | 社会

東海道新幹線で男が焼身自殺、巻き込まれた女性も死亡

30日午前11時半ごろ、新横浜-小田原間を走行していた東海道新幹線下りの先頭車両で、男が焼身自殺を図りました。男は油のような液体を車内にまいた上、自ら液体をかぶって火を放ったのです。男は死亡、巻き込まれた女性も亡くなりました。

 白煙が立ちこめる新幹線の車内。この新幹線の4号車にJNNの記者が乗り合わせていました。記者に同行していたカメラマンが撮影を始めます。

(Q.何がどうなっていましたか?)
 「1号車で炎が上がって、そのまま乗ってたんですけど、2列目にいまして・・・。その後ろにお母さんとお子さんがいて」(乗客)

 突然の出来事に、車内は騒然とします。

(Q.どうなっている?)
 「本当に分からないんです。1号車でということで私、急行したんですけど」(車掌)

 「どっちかと言ったら、この子が(事情を)知っている。誰だか火をつけたと。自殺したのか何んだか分からない」(乗客)

 「1具尾者の先頭でポリタンク1リットルをまるまるまいて、そのまま体にもかけて火を放ちました。一瞬にダーッと広がって。(Q.自分の体にも?)まきました。(Q.どんな人だった?)身長は大体150センチで小さめ、日本人の40歳くらいの男性」(乗客)

 焼身自殺を図った男と巻き込まれた女性以外にも、乗客20人以上が重軽傷を負いました。

 火を放った男と直前に話した乗客は・・・
 「1号車の一番前にいて乗務員室の入り口に立っていたんですけど、急におじさんが来ました。私に向かって『危ないから後ろへ行きな』って。何だろうと思って荷物をかたして後ろに行こうとしていたら、ポリタンクを出してきたんですね、中にオレンジ色の液体の入った。不審に思ったんで、何なんですかと聞いたら『いいからいいから、後ろ行きなさい』って。そしたら直後に煙が出た」(男と話した乗客)

 その後、救急隊が到着。「のぞみ225号」は小田原駅の手前7キロの地点でおよそ3時間停車し、午後3時前、JR小田原駅に到着しました。この新幹線の乗客はおよそ800人。乗客は、焼身自殺をした男の奇妙な言動を目撃していました。

 「キャリー(ケース)だったと思うが、引きずりながら行ったり来たり2~3往復ぐらいしていて、自由席で席を探しているのかと思ったが、前の席の人が『ガソリンまきやがった』って言って、男は仁王立ちとは言わないけど、立っていてじっとしていた」(乗客)

 警察によりますと、焼身自殺した男は1号車に座っていた60代の女性に突然、「拾ったからお金あげる」と話しかけ、千円札数枚をテーブルの上に置き、女性が「いらない」と断ると男はいったん姿を消したといいます。しかしその後、男はポリタンクを手に再び現れ、液体を浴び始め、女性が「やめなさい」と言うと男は「あなたも逃げなさい」と叫び、ライターで火をつけたといいます。

 警察によりますと、自殺した男のポケットからは東京・杉並区に住む71歳の男の運転免許証をコピーした紙が見つかりました。男の遺体の近くからは、男のものと見られるリュックサックが見つかり、中には歯ブラシ、ティッシュやたばこなどが入っていましたが、遺書のようなものは見つからなかったとのことです。

 警察は男の身元の確認を急ぐとともに、男が焼身自殺を図ったとして現住建造物等放火の疑いで捜査する方針です。

(TBS 2015年6月30日)




東海道新幹線、車内で焼身自殺発生により緊急停車中。場所は小田原の手前、国府津付近。
車内は焦げ臭くて、電気も来てない。今、警察や消防のサイレンが聞こえ始めた。復旧までもうしばらく時間がかかりそう。
これか… https://instagram.com/p/4iY8XRFcaE/


2015年6月30日 11:57











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