すそ洗い 

R60
2006年5月からの記録
ナニをしているのかよくワカラナイ

結局はガッツですね  村上隆「芸術起業論」

2006年09月28日 | 書籍
村上隆の顔が嫌いだった。作品も目立つ感じはわかるんだが好きな系統ではありません。TVの発言もなんかバカ相手にわかりやすく言い聞かせてあげてる感じが鼻についてた。とにかくあの顔が嫌い。人は見た目で判断する私です。

しかしこの本は絶対の名著です!ま、嫌いな奴なんですが、本屋でチラチラ眺めていたら「そーそーそーそのとーり!!」とゆーことしか書かれていないんで、顔は嫌いだが買わざるをえない。

内容はもー、美術の嗜好趣味経歴を問わず、全く正しいことしか書かれていないのでビックリすんで、こんな正しい発言する人は滅多にいない、エライぞ村上隆!!

腐りきって退屈の絶頂の日本美術界には目から鱗の数々

営業とは

マネージメントとは

正しい方法論とは

等、難解な美学用語を難解に構築するのではなく(たいていの美術書はそんなにたいしたことないことがかなり難解な言語でわかりにくく書かれてありますが)、この書物はとっても大切なことの全てが非常にわかりやすい言葉をに租借されて書かれてあります。

エライぞ村上隆

海洋堂グループの方々との折衝のくだりなんかもドラマティックでドキドキもんだぁ~

そしてやっぱり〆はガッツとゆーことで

結局はガッツとハートなんですが

矢内原の書いた「ジャコメッティ」、フランシス・ベーコンインタビュー、の次ぐらいに為になる美術書でありビジネス書です

みなさんも読んで正しいアーティストを目指しましょう

ただし並大抵のセンスと技術と知識じゃ辿り着けない領域なんで、実行に移すのはそれなりのレベルと覚悟とパワーを持っていかないと全然ムリめの世界ですね
私らのよーなチンカス野郎じゃムリでやんす

芸術起業論
村上 隆
幻冬舎

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コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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村上隆の芸術起業論 (ぶらり遊歩道)
2006-09-28 17:14:43
「ぶらり遊歩道」の“よし”です。TB有難うございました。芸術起業論を一気に読みました。面白かったですね。気持ちがすっきりしました。

古い日本の美術界はなぜ世界で目指す同じ土俵で相撲をとろうとしないかですね。

世界が近代サッカーをやっているのにまるでケマリをやっているかのように感じます。

多くの人がこの本を読んでなぜかを考えて欲しいものです。
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Unknown (tagomago)
2006-09-29 15:22:23
今は美術って流行ってないでしょ、日本には必要とされてないんでしょうね。活性化の為にぜひこの方法論が導入されれば日本の美術もウキウキするもんになるんでしょーがねー。
返信する

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