ヤンディーズ

現在闘病中で「病んでいる」ボーカル&ギタリスト、「太郎」の独り言

猪木対アクラムペールワン リアルファイト

2018年07月04日 | プロレス
柔道ミューヘンオリンピック、無差別級、重量級金メダリスト
「柔道王」ウイリアムルスカから始まった猪木の異種格闘技戦。
ミューヘンオリンピック、2階級を制覇したルスカは最強格闘家の一人だった筈です。
そのルスカに勝ったという事は、こりゃプロレス最強と思っても仕方無いです。
特に、高橋本が出るまでプロレスは、しかも異種格闘技はシュートマッチと信じていたのです。
まさか、UWFまで・・・・。
と、色々カラクリが暴露された時に書かれていた猪木の異種格闘技戦リアルファイトは
2試合と知るのです。
有名な世紀の対戦、世界ヘビー級チャンピオンのモハメドアリと、
アリに有利過ぎる酷いルールで戦った、今となって名試合と評される様になった試合、
そして段取りの大間違いで、敵地パキスタンで闘った
パキスタンの王室にも使える、国民の英雄アクラムペールワン戦。
プロレスやるつもりでパキスタンに渡ったのに、ペールワン側は大マジだったと。
アリ戦で名声と莫大な借金を抱えた新日本プロレス。
試合前迄、散々ルール交渉に動いた新間氏ですが、ペールワン側は全く譲らず
猪木は怯えながら、敵地でリアルファイトが待っているリングへと向ったそうな。
幸い、アクラムは全盛期を過ぎていたので、猪木の感や作戦も動き
お互い反則をしながら、勝つ事が出来たと。

1976 12 12 Pakistan Antonio Inoki vs Akram Pahalwan


"1976 12 12 Pakistan Antonio Inoki vs Akram Pahalwan" を YouTube で見る


それにしても・・・・初めてペールワンの姿を見ました。
タイツといい、体形といい、髪型といい、ジプシージョーみたいな選手ですな。
出たお腹はインド相撲でバランスが良い、足の頑丈さは半端無いと。

映像と共に、猪木はポーカーフェイスで解説していますが
試合後に「新間!てめえ、オレにこんな事をやらせやがって!」と
怒鳴りつけた事、高橋本を初めて読んだ時は最強である筈の猪木に対して
非常にショックを受けました。猪木も喉仏を反則攻撃されたと解説で語っていますが
猪木はペールワンの目に指入れたと、ペールワン側のセコンドは大激怒
後に、甥っ子が復讐に名乗りを上げたそうですが、
この時、猪木はよく無事に会場を出れたモノだと思いました。

それにしても、カブキに馬鹿にされるカールゴッチ。
が、弟子の藤原にしても猪木にしても、グラウンドの強さというのは
よく解りますね。ヘビのように長い手足が絡みつき、
天龍なんかは、猪木に仕掛けられてちょっとしたスキに
細い腕が喉に絡みつきリング上で長々と失神させられたと、ラジオで話していましたな。
人間、猪木寛至は極悪・・・しかしプロレスはやはり天才と思います。
6回戦ボクサーを道場に呼んで、パンチの指導を受ける中、
他の選手は影で散々6回戦ボーイを馬鹿にしていた中、猪木は貪欲に
6回戦選手の話を聞いて参考にしていたという北澤氏の話し、
頷けますね。ペールワンとグランドの攻防となった時、
藤原喜明同様、ゴッチ流の足絡めをしていますもんね。
ビビッて上がったリング、峠を過ぎた国民の英雄としても
色んな面で危険極まりない当時の真剣勝負の中
グラウンドでもしっかり対応出来ている事に感心します。

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