ヤンディーズ

現在闘病中で「病んでいる」ボーカル&ギタリスト、「太郎」の独り言

グラントグリーン 「ライブアット ザ ライトハウス」

2022年12月15日 | 音楽
14年前に一度記事にしているみたいなのですが
このアルバムというのでは無く「グラントグリーン」というタイトルで。

私のブログで一番人気の無いJAZZ、FUNK、SOULフィールドの記事。
90年代は私自身JAZZ ROCK ,FUNK,SOUL 等やっていたんですよね。
約10年。メタルな奴等とセッションすると
「太郎、ヘタレたな」とか言われたり。

と、この作品ですね。
90年代かな?渋谷で時間を潰すというと
私の場合、服見に行くかタワーレコード。
リハーサル迄時間が中途半端な時は渋谷タワーレコード。
当時、色んなジャンル、何でも置いてある‥という感じでした。
お店でCDを試聴出来る時代になり
そういう時期、JAZZフロアでこのCDを聴き、
即、購入して行きました。CDとしてのリリースは98年の様ですね。
クロコダイルとかに出ていた頃。
当時、まだまだCLUBシーン(踊る方)が盛り上がっていましたな。
モダンジャズの大御所、グラントグリーンが
ジャズファンク、70年代当時でいう「クロスオーバー」をやっていた頃。
この作品は72年のライブです。


90年代になってまさかCLUBシーンから需要が出るとは
後々考えると驚くべき事。
当時人気だったアシッドジャズのルーツ的なグラントグリーンのアプローチ。
まあ、クロスオーバーはジャズの巨匠、ハービーハンコック、
マイルスデイビスが早々とジャズ以外の音楽と融合して。
90年代って渋谷系が流行ったように
メジャー7thやマイナー7/9thをリピートする音楽って
時代的にも気持ち良くて、あちらこちらで同じ事するアーティストが
多かった様に思えます。宇多田ヒカルも一時ネタ切れ感が出ていた頃に
コレを採用して。

真っ先に使いだしたのがクロスオーバー勢かしら。
このグラントグリーンのライブアルバム、
前編が先述した様なコードの繰り返しばかりでは無く
所々の曲にいい感じで採用されているので
聴いていて飽きないし、個人的に名盤だと。
ジャズギタリスト、小沼ようすけもこのアルバムはフェバリット盤じゃなかったかな?
収録されておりませんがこの頃「Sookie Sookie」とか名曲ですよね。



以前、このアルバムを焼いてブログお友達に送った時
「あの怖いジャケットの!」という印象だった様です(笑)
ジャズギタリストのグラントグリーンは
ブルースにアプローチしたリックが得意技だと思います。
この作品においてバッキングは他の楽器隊がメインで
グラントグリーンのブルーススケールを多用したリックが
あちこちで炸裂してますな。
そしてジャズが取っつきにくいと思われる方にとって
グラントグリーンの多くの作品、
そして、この「ライブアットザライトハウス」
有名な作品の中では70年代、日本ではBGM代わりの
「イージーリスニング」と呼ばれた当時のジャンル分けに属する音楽ですし
聴きやすいジャズファンク、ソウル作品だと思います。
アップテンポの曲が多くノリやすい。

グラントグリーン、
コテコテの保守ジャズ論者からは「ジャズギタリスト」なのに
「ブルースギタリスト」と揶揄された事も有ったそうですね。
同じジャズギタリストでケニーバレルと逆の立場かしら。

ブルーノートレーベルからリリースされております。


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