ヤンディーズ

現在闘病中で「病んでいる」ボーカル&ギタリスト、「太郎」の独り言

サンタナ「アミーゴ」期ライブ

2023年01月07日 | 音楽
一時期、私のライブで十八番状態だった邦題「哀愁のヨーロッパ」
もう何年もやっておりません。やってくれる方も居らず。

で以前も書いて来たのですが
私の好きなサンタナは1st〜「不死蝶」迄の作品です。
スタジオ盤で言えば初期6作。
「キャラバンサライ」からスピリチュアルなジャズロック路線に行きましたが
セールス的に決して高かった訳では無い名作「キャラバンサライ」が一番好きです。
サンタナ一行がチャーター機で来日した頃、元ミュージックライフの
編集長、東郷かおる子さんはスピリチュアル路線の人となった
カルロスサンタナから色気が無くなってしまい残念だけど神様状態で
困っている私の機材を持ってくれたり、英語に困る私のインタビューに
優しく根気強く付き合ってくれ、サンタナ様状態だったと。

と、スピリチュアル路線から元々のラテンロックに戻ったのが
この「アミーゴ」
ギリシャ神話の女神「ヨーロペ」を
何故か「哀愁のヨーロッパ」という変な邦題が付きそれが有名になってしまいましたが
このアルバムのオープニングを飾るこの曲、多分スタジオライブが動画に上がり
興味深く見て見ました。




やっぱりパーカッションの多いバンドはカッコいいなぁ、と思いつつ
私に大きな影響を与えたカルロスサンタナ。
夏のライブでアドリブで時間延ばしした曲での高速4連ギターリピートリック
「アミーゴ」アルバムでもこの4連は使われているのですが
コレまたカルロスさん、私と同じく長々と4連を続けているでは‥。
しかもキレイに。
私ごとですが、意識せずギタープレイがカルロスサンタナをパクった訳では無く
知らない内に手グセが似ていた事にチト、悪い意味でのショックを‥。

と、私、実はこの作品はそんなに好きでは無いのです。
後年、カルロスサンタナが「27歳迄のエナジーを取り戻したい!」と語っていた様に
初期3作品のラテンロックの激しいエナジーが大人しくなって
アダルトになっております。
私自身、再、大ブレイクしグラミー賞を独占した「スーパーナチュラル」との間の作品は
「ジーバップ」「スピリチュアルダンシング」しか持っていない、聴いていないかも。
夏野外ライブでジェフベック、スティーブルカサーと三大ギタリスト的夏フェスで
貫禄見せておりましたり(当然、私はリアルタイムでは無いです)
ウェザーリポートやウェインショーター達、ジャズ、フュージョンの人達と
沢山セッションしていた80年代。
好み等、色々ありますがやはり天才ギタリストと思います。
微妙なタイム感の金太郎飴的ギターソロリックが必殺技ですが
この人のトーンはこの人にしか出せない。
私、研究して真似たのですが、天才ギタリストのマーティーフリードマンが羨む
このシグネチャートーンは、散々真似てみましたが無理でした。

そういえば長州力がアメリカ修行中、サンタナのライブ観てファンになったと
ラジオで語っておりましたな。
後、私より上の世代の方々の現役セッションミュージシャン達が
意外とサンタナは通って来なかった、というのですよね。
各パートのミュージシャンも凄いメンツばかりなのですが。

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2 コメント

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Unknown (ES335TDC)
2023-01-08 22:37:14
太郎 さん


そう言えば、初めてステージをご一緒した際に弾かれてましたね (^^)。あの時は「ディレイのかけ方とか表現力、巧い人だなぁ…」と思ったのを覚えています。

私サンタナはそれほど詳しくなくって、寧ろこのアルバム以外は持っていない位です。やっぱり本当に好きな方は他の作品にも思い入れありますよね。

しかしこのスタジオライヴ、ちゃんとパーカッションも全部マイキングしてて、今時こんな事やる番組ってあるんだろうか? と思ってしまいました。このセッティング大変でしょうね (勿論、当て振りのオンパレードが良いとは全く思いませんが ^^;)。

サンタナは多分通って来た人は分かれるんだと思います。10歳位上の先輩でサンタナ大好きな人が一人いますが、その世代だとやはりレインボーファンが圧倒的に多い印象です。
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ES335TDCさん (太郎)
2023-01-10 00:47:23
あの時はotasaruさんに誘って頂きたった一曲ですが演奏したのですよね。
夢弦で初競演でしたね。あの様なセッションイベント有難かったですねぇ。
実はディレイの設定って今でも凄く苦手だったりします^^;
サンタナはやはりギタリストが主役という事で通らなかった人も多いかもですね。
サンタナの音楽バンドってパーカッションが必需なんですよね。
私がライブ行った時も3人位パーカッション居ましたし。
曲によっては2分近くパーカッションパートという曲も有ります。
今のTV収録でパーカッションパートを必要する音楽がどれだけあるかしら?
ミュージシャン自体が要らない時代ですしね。
私自身もパーカッションが居るバンドで演奏したい願望も強かったりです。
共演したバンドのベースさんなんかも335さんの先輩
と同じ感じかも知れません。
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