
最近ギヤの入り具合が何かおかしいと感じていました。
過去の整備記録をじっくり見ましたがデフミッション? のチェックは☑マークされており問題無いようでした。
でもやはり気にかかり車体を上げてエンジン部のミッション注油ボルト17mmで開けてマイナスドライバーを少し斜めに差し込みましたがオイルが付着しないので60度ぐらい傾けて差し込むと何とかオイルがありました。
特に汚れていないようでしたがオイル不足によりギャチェンジがスムースになっていない感じです。
フロントのデフも注油ボルトを開けて確認しましたがこちらも多少減っているようでした。
この軽トラHA7は1999年登録で走行距離は6万kmになりました。
メーカー交換目安として標準的な使用で80,000kmとなっていますが約20年経過しており、恐らく一度も交換したことが無いと判断しオイル劣化も考えました。
今回はミッションとデフオイルの交換となりました。
ミッションは純正では MTF-Ⅱ 1.4L 、デフは純正ではHGO-Ⅱ 0.5L でしたがそれは過去のもので現在は少し柔らかくなったらしく -Ⅲになっています。
どちらも4.0L缶になっており数年は使用することはないためいつものようにペットボトルにオイル名と容量をマジックでマーキングしてホンダ販売店に行きました。
その日はホンダ小型除雪機部品の確認のためホンダパーツへ行く途中でした。
平日の朝のためメカニックは二人しかいなくお客もいません。
ペットボトルを持って店内に入り「測り売り」してね。 と言うとキョトンとしていました。
マーカーより少し多く入れて貰いました。
4.0Lから差し引き2.6Lまた3.5Lも余ることを考慮すると環境とお金にやさしいです。
< 準備 >
まずオイルを抜くには春ですが10度ぐらいの気温のため近所をぐるりと回って温めました。
特にデフオイルは#90? のため温めてないと硬くてなかなか落ちません。
戻って車体を水平に持ち上げるため前方よりジャッキで上げて両側ドア下のジャッキ掛け部分にジャッキスタンドを入れてから高さを固定。
次にリヤ側に移り中心からジャッキアップ、水平にするため水平器で前後と左右調整。
どちらから交換するか迷いましたがデフの方が少し奥まで潜るため先に行いました。
< デフオイル交換 >
助手席の真下ですが安全対策として助手側ドアのジャッキスタンド横に強化ブロック2段を入れました。
17mmで注油ボルトは前回開けてあるため軽く開け、10mmドレンボルトは真下にありこれも軽く開きました。
頭を切ったペットボトルを排油ケースに入れて抜いたデフオイルの最後はゆっくりポタ、ポタとなるまで約5~6分ぐらいだったかも。
10mmネジを締める時はネジ山が舐めないように気持ち力を抜いています。
キレイなHGO-Ⅲと抜いたオイルを比較すると無茶苦茶汚れており、デフ量規定0.5Lは無く約0.42Lと少なかったようです。

最初はペットボトルで斜めに入れるつもりでしたがパイプなどに当たって入れられないためそのことを考慮して給油パイプなど本命ですが私は少し大きいオイラー400ml(油さし)で対応、その後は使用可能なため。
先端はいつもより1cm下でカットして3mmぐらいの穴として使用。
ペットボトルからオイラーに約400ml入れて車体下に潜り入れるとピッタリと入れられます。
次にオイラーに約300mlを入れて注油口にゆっくりと入れて行くと穴からゆっくりとオイルがあふれてきました。

そのままあふれて下の排油ケースにポタポタと落ちていくのを見ていました。
落ちなくなったのを確認して注油ボルト17mmを締めて完了。
ボルト下側付近をウエスでキレイにして完了。
なお、デフ側はオイラーで入れる場合上部が狭く当たってしまい余り逆さにできないため少し余計にオイルを購入したのが正解でした。
< ミッションオイル交換 >
安全対策として車体右下後方に強化ブロック2段を入れました、隙間は5mmぐらい。
17mmで注油ボルトは前回も開けてあるため軽く開け、ドレンボルトはレンチで開けましたがミッションの真下で無いのが残念。
再び頭を切ったペットボトルを置いて落としましたが今度は70W-80? と少し柔らかく勢いで落ちました。
まだ温かい状態でしたが最後はゆっくりポタ、ポタとなるまで約2~3分ぐらいだったかも。
クロム成分があるのか黒っぽいキレイなMTF-Ⅲと抜いたオイルを比較すると元が黒いため余り汚れていない感じでした。

鉄粉などあるかと思いマイナスドライバーでかき混ぜて確認しましたが特にありません。
問題は規定1.4Lでなく約1.2Lと少なかったため注油栓からドライバーで差し込んでもオイルが付かなかったのです。
ひとまず交換完了後、再び近所をテスト走行。
ミッションオイル交換によりシフトチェンジが変な感じが無くなりスムースになりました。
デフオイル交換の体感は分かりませんがあれ程汚れていたので気持ちがスッキリ。
写真でボルトの〇印が注油栓ボルト、X印がドレンボルトでマジック書いてあります。
なおミッションの奥にエンジンオイルのドレンボルトのEng. とマークしています。
< 追記 >
数日経過後車体下を確認。
何とデフのドレンボルト下に油がにじんでおり焦りました。
油の球が一つ溜まったままになっており落ちるレベルではありませんが整備ミスです。
近くのホームセーターに行き一致しそうなドレンパッキンがあるかなと探しましたが小さいためありません。
内径約8mmはなく12mmぐらいは沢山あり部品で購入するのも面倒なのでアルミ板で作ろうと自宅に戻りました。
少し遠い販売店ならば確実にあると思いますがやはり面倒です。
本来は毎回交換すべきですがものを見て私は2~3回は再利用しています。
ところが今回はパッキンの確認をしないでなぜかそのまま再利用してしまったのです。
1.5mmアルミ板で穴を開けて12mmぐらいの正方形にしてから角をグラインダで削った部分がメクリ上がったので更に削っている内に傷だらけになりこれではダメと諦めました。
仕方が無いため再利用したものを確認するため再び車体前をジャッキアップして10mmスパナでゆっくりと開けてネジを抜く瞬間に指で穴を押さえましたが少し洩れました。
そのままネジよりパッキンのみを取って再びドレンボルトで穴塞ぎ。
外したパッキンを見ると丸い段差が付いていました。
こんなにボルト径とズレたパッキンは初めて見ましたがやはり何かおかしい。
仕方がないので0.1mmぐらいのズレた突起部をヤスリで軽く研磨して、1000番のサンドペーパーで両面を水研ぎして凸凹をなくして、再び車体下に入りデフの引き抜いたドレンボルトにパッキンを付けて中心からズレないように軽く締めた後、12cmぐらいの短いスパナで多分30Nぐらいで締め付けました。
もしこれでもダメならばやはり本来のパッキンを入手して交換する時に比較してみます。
過去の整備記録をじっくり見ましたがデフミッション? のチェックは☑マークされており問題無いようでした。
でもやはり気にかかり車体を上げてエンジン部のミッション注油ボルト17mmで開けてマイナスドライバーを少し斜めに差し込みましたがオイルが付着しないので60度ぐらい傾けて差し込むと何とかオイルがありました。
特に汚れていないようでしたがオイル不足によりギャチェンジがスムースになっていない感じです。
フロントのデフも注油ボルトを開けて確認しましたがこちらも多少減っているようでした。
この軽トラHA7は1999年登録で走行距離は6万kmになりました。
メーカー交換目安として標準的な使用で80,000kmとなっていますが約20年経過しており、恐らく一度も交換したことが無いと判断しオイル劣化も考えました。
今回はミッションとデフオイルの交換となりました。
ミッションは純正では MTF-Ⅱ 1.4L 、デフは純正ではHGO-Ⅱ 0.5L でしたがそれは過去のもので現在は少し柔らかくなったらしく -Ⅲになっています。
どちらも4.0L缶になっており数年は使用することはないためいつものようにペットボトルにオイル名と容量をマジックでマーキングしてホンダ販売店に行きました。
その日はホンダ小型除雪機部品の確認のためホンダパーツへ行く途中でした。
平日の朝のためメカニックは二人しかいなくお客もいません。
ペットボトルを持って店内に入り「測り売り」してね。 と言うとキョトンとしていました。
マーカーより少し多く入れて貰いました。
4.0Lから差し引き2.6Lまた3.5Lも余ることを考慮すると環境とお金にやさしいです。
< 準備 >
まずオイルを抜くには春ですが10度ぐらいの気温のため近所をぐるりと回って温めました。
特にデフオイルは#90? のため温めてないと硬くてなかなか落ちません。
戻って車体を水平に持ち上げるため前方よりジャッキで上げて両側ドア下のジャッキ掛け部分にジャッキスタンドを入れてから高さを固定。
次にリヤ側に移り中心からジャッキアップ、水平にするため水平器で前後と左右調整。
どちらから交換するか迷いましたがデフの方が少し奥まで潜るため先に行いました。
< デフオイル交換 >
助手席の真下ですが安全対策として助手側ドアのジャッキスタンド横に強化ブロック2段を入れました。
17mmで注油ボルトは前回開けてあるため軽く開け、10mmドレンボルトは真下にありこれも軽く開きました。
頭を切ったペットボトルを排油ケースに入れて抜いたデフオイルの最後はゆっくりポタ、ポタとなるまで約5~6分ぐらいだったかも。
10mmネジを締める時はネジ山が舐めないように気持ち力を抜いています。
キレイなHGO-Ⅲと抜いたオイルを比較すると無茶苦茶汚れており、デフ量規定0.5Lは無く約0.42Lと少なかったようです。

最初はペットボトルで斜めに入れるつもりでしたがパイプなどに当たって入れられないためそのことを考慮して給油パイプなど本命ですが私は少し大きいオイラー400ml(油さし)で対応、その後は使用可能なため。
先端はいつもより1cm下でカットして3mmぐらいの穴として使用。
ペットボトルからオイラーに約400ml入れて車体下に潜り入れるとピッタリと入れられます。
次にオイラーに約300mlを入れて注油口にゆっくりと入れて行くと穴からゆっくりとオイルがあふれてきました。

そのままあふれて下の排油ケースにポタポタと落ちていくのを見ていました。
落ちなくなったのを確認して注油ボルト17mmを締めて完了。
ボルト下側付近をウエスでキレイにして完了。
なお、デフ側はオイラーで入れる場合上部が狭く当たってしまい余り逆さにできないため少し余計にオイルを購入したのが正解でした。
< ミッションオイル交換 >
安全対策として車体右下後方に強化ブロック2段を入れました、隙間は5mmぐらい。
17mmで注油ボルトは前回も開けてあるため軽く開け、ドレンボルトはレンチで開けましたがミッションの真下で無いのが残念。
再び頭を切ったペットボトルを置いて落としましたが今度は70W-80? と少し柔らかく勢いで落ちました。
まだ温かい状態でしたが最後はゆっくりポタ、ポタとなるまで約2~3分ぐらいだったかも。
クロム成分があるのか黒っぽいキレイなMTF-Ⅲと抜いたオイルを比較すると元が黒いため余り汚れていない感じでした。

鉄粉などあるかと思いマイナスドライバーでかき混ぜて確認しましたが特にありません。
問題は規定1.4Lでなく約1.2Lと少なかったため注油栓からドライバーで差し込んでもオイルが付かなかったのです。
ひとまず交換完了後、再び近所をテスト走行。
ミッションオイル交換によりシフトチェンジが変な感じが無くなりスムースになりました。
デフオイル交換の体感は分かりませんがあれ程汚れていたので気持ちがスッキリ。
写真でボルトの〇印が注油栓ボルト、X印がドレンボルトでマジック書いてあります。
なおミッションの奥にエンジンオイルのドレンボルトのEng. とマークしています。
< 追記 >
数日経過後車体下を確認。
何とデフのドレンボルト下に油がにじんでおり焦りました。
油の球が一つ溜まったままになっており落ちるレベルではありませんが整備ミスです。
近くのホームセーターに行き一致しそうなドレンパッキンがあるかなと探しましたが小さいためありません。
内径約8mmはなく12mmぐらいは沢山あり部品で購入するのも面倒なのでアルミ板で作ろうと自宅に戻りました。
少し遠い販売店ならば確実にあると思いますがやはり面倒です。
本来は毎回交換すべきですがものを見て私は2~3回は再利用しています。
ところが今回はパッキンの確認をしないでなぜかそのまま再利用してしまったのです。
1.5mmアルミ板で穴を開けて12mmぐらいの正方形にしてから角をグラインダで削った部分がメクリ上がったので更に削っている内に傷だらけになりこれではダメと諦めました。
仕方が無いため再利用したものを確認するため再び車体前をジャッキアップして10mmスパナでゆっくりと開けてネジを抜く瞬間に指で穴を押さえましたが少し洩れました。
そのままネジよりパッキンのみを取って再びドレンボルトで穴塞ぎ。
外したパッキンを見ると丸い段差が付いていました。
こんなにボルト径とズレたパッキンは初めて見ましたがやはり何かおかしい。
仕方がないので0.1mmぐらいのズレた突起部をヤスリで軽く研磨して、1000番のサンドペーパーで両面を水研ぎして凸凹をなくして、再び車体下に入りデフの引き抜いたドレンボルトにパッキンを付けて中心からズレないように軽く締めた後、12cmぐらいの短いスパナで多分30Nぐらいで締め付けました。
もしこれでもダメならばやはり本来のパッキンを入手して交換する時に比較してみます。