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クラウド・メモ(備忘録)

気が付いたことなどメモ代わりに掲載

2020/11 セレナ C25 ラジエター交換

2020-11-15 10:25:43 | バイクと車

ついにセレナC25で多発しているらしい? ラジエターからクーラントが漏れ出しました。

まだ約16.5万kmなので目標20万km手前です。

 

< 経過 >

先週福島の山の坂道をパワーモードで走行時に変な匂いがする時に気が付けば良かったのですがブレーキパッド交換時にラジエターのリザーブタンクを見ると空っぽでした。

 

ラジエターキャップを外して見るとクーラント液面が多少ありオーバーヒート直前でメーターパネル内の水温計は赤色点灯していなかったと思います。

 

< 初期対応 >

ブレーキパッド交換後原因を調査して洩れた原因、場所を調査開始。

 

ひとまずクーラント液を入れ、フロントグリルを外してエンジンを掛けるとラジエターキャップ右下手前で黒いプラスチックのアッパータンクよりゆっくりと少量ですが洩れていました。

山岳地帯のように回転を上げてパワーを掛ければ噴き出したかも知れません。

 

昔は上部も金属だったのが耐久性を考慮したプラスチックですが熱、温水、冷水を繰り返すと部分的にやはり劣化するようでコスト低減の影響です。

 

特にアッパータンクのキャップ付近はサーモスタット経由でエンジンから熱いのが流れてアッパーホースから入る所なので耐久性を重視して欲しいです。

 

ひとまず「Holtsラジエターモレ止め」を購入して行いましたが漏れの勢いがなくなった感じですが完全に塞ぐことはできませんでした。

穴の大きさによりますが金属部はOKですがプラスチック部はNGとは説明書にありません。

 

後で販売店の方に聞くとそのようでした。

今回は「ラジエターモレ止め」が使用NGのスーパークーラントを使用していないため安いもので良かった。

 

新車購入のままならばスーパークーラントが入っていますので一端すべて抜いて水や普通のクーラントにして「ラジエターモレ止め」を行うのかな?

 

 

< ラジエター注文 >

仕方がないためネットと送料込み6千円以下で注文。

 

純正品ならば3万円ぐらいと思われますがこのセレナC25のラジエター洩れは多いので汎用品が沢山あり中国製と思われます当たりハズレがあるかも知れませんが一番安いものでした。

 

販売店などに修理依頼すると多分5~6万円するかな。

プロなので確実にダメな部品も見つけてもらうので今回の交換修理で対応不能時は行きます。

 

この時点では少し見にくい所なので小さな穴なのかワレなのか外して見ないと良く分かりません。

15年経過、走行距離も約16.5万Kmで2~3回/月しか乗らないといろいろな所でトラブルは増加するようです。

 

ラジエター交換履歴は数十年前に事故った兄の軽自動車を交換しただけで簡単でした。

 

土曜日注文して火曜日にお昼前に来ましたがやはり中国製で値段を考慮すると構いません。

最近の中国製は値段が安いがGX35コピーエンジンように機能的に問題ないものを購入しています。

 

 

< 交換作業1 >

少し早い昼食として作業は12時より開始。

 

フロントグリルを外したままだったので車体右側をジャッキで上げて下に潜り、アンダーカバーを外してドレンコックよりラジエター内のクーラントを抜きましたが2年前に交換したので緑色がキレイでした。

抜いたクーラントは再利用するため前回作製した上部切断したポリタンクに多分4.5Lぐらい落ちました。

 

リザーブタンクへのホース、左側下のエアコン用の銀色パイプ固定ネジ、2つの電動ファン固定ネジ、ラジエターを固定する2つL字金具の10mmネジ各2ヶ所を外してからアッパータンクへ太いゴムホース(アッパーホース)を外して反対側に反り返して針金で固定。

 

電動ファンはなかなか抜けない。

右側下の四角いエンジンコンピュータを外せば多少楽かなと思いましたが何とか左側よりすくい上げました。

 

次にラジエター下部の太いゴムホース(ロアホース)がラジエター側では少し無理かと思われウォーターポンプ側? より外すとラジエターは真上に抜けました。

 

洩れた部分を良く見ると穴でなく2mm位の亀裂があり、「Holtsラジエターモレ止め」は昔金属部に使用してバッチリ治りましたがプラスチックにはやはり効果が無いようです。

 

 

< 交換作業2 >

購入したラジエターと比較して各部の寸法や形状確認して問題ないと判断。

古いラジエターよりロアホース、ドレンコックの細いホースも付替え。

 

この時にエアコン効果を上げるためのスポンジがラジエター左右に本来は取付けるのですが今回はなし。

機能確認後、暇な時に隙間にエアパッキンとして現状のものはボロボロなので何かのスポンジを入れます。

 

ラジエター下の2本爪上部にマジックで位置合わせのためマークしてから挿入。

ロアホースはウォーターポンプ側に付けてホースバンドで固定してから電動ファンを戻すのですがそのまま作業すると電動ファン各部でラジエターフィンに当たり傷を付けてしまうため間に段ボールを入れました。

 

電動ファンは左より出した逆に入れようとしましたがなかなか入りません。

   

 

一休み….

再開してゆっくりと当たっている部分毎に右手、左手で対応、さらにラジエターも上側1cmぐらい手前に倒しながら何とか挿入完了。

 

傷防止の段ボールは部分的に当たって破けていましたが見た目でラジエターには穴は空きませんでした。

 

ですが….

後で判明したのですが左下角付近より液モレがありました。

原因は段ボールの大きさがラジエターだったのでズレた時に接触したらしく小さな穴程度の傷を付けたらしい。

出来れば段ボールより一回り大きく薄く強いものがお勧めです。

 

ラジエターを固定する2つのL字金具の10mmネジ各2ヶ所を固定。

アッパーホース、リザーブタンクへのホースを付けて抜いたクーラントはクーラントチャージャーを使って2年前と同じ方法で入れ一杯にならないため不足分は薄めないで-40℃のラクラククーラントで少し溢れるぐらいに入れたままエンジンを掛けてエアー抜きを行いました。

 

     

 

リザーブタンクもラクラククーラントでMAXレベルまで。

エンジンを掛けてエンジン下を見ても漏れは見つからず、さらに洩れた時のクーラントの匂いもありません。

 

アンダーを外した時にプラスティリベットが何個かNGなので購入のため近くのホームセンターに行きテスト走行。

 

 

< トラブル発生1 >

帰ってきても30分ぐらい経ってから点検。

 

リザーブタンクはMAXレベルのままでしたがラジエターキャップを開けるとクーラント水位が下がっています。

 

どこかで洩れていると判断。

 

原因と思ったことはキャップが使用していた開弁圧0.9kgf/cm2を再利用。

 

今回注文したものにキャップがオマケで付いていて1.1kとありラジエター本体も1.1k対応のため0.9kのキャップのため洩れたのかと思いました。

 

が…

元々0.9k圧対応の各部(ウォーターポンプ、サーモスタット、各パッキン、ガスケット等)に0.2k高い1.1kの圧力を掛けた場合何か問題が発生するだろうと判断。

でも軽自動車ムーヴはサーモスタット等の関係らしく1.1kとなっており良く分かりません。

 

 

< トラブル発生2と対応 >

翌日、日産販売店に2つ確認すると

1.プラスチックのアッパータンクのモレ止めは確実にとは言えないが機能しないようです。

 

2.標準キャップ0.9kに1.1kに変更すると問題が発生するためNGと言われました。

 

やはり今回の判断はある程度正しかったのでしょう。

 

洩れた場所探しとして右側をジャックアップしてから予備にジャッキスタンドと強化ブロックを車体下へ。

なぜかキケンと思われる時はヘルメットを被りラジエター下部よりライトとウエスで確認。

 

濡れている所をウエスで拭きしばらく様子見すると再びゆっくりと濡れ出している所を発見。

 

ラジエター左下角付近のみでした。

 

ラジエターフィン付近ならば「Holtsラジエターモレ止め」は機能するだろうと判断して前回入れた150ccはプラスチックのため機能しなく弱まったのでこの金属部ならばさらに60ccぐらいで大丈夫と判断。

 

入れてからエンジンを掛けて近所3kmぐらいドライブ。

戻りその場所を確認すると見事にモレ止めされていました。

 

その他の確認として、暖房、冷房、電動ファンの動作確認。

モレ時の匂いは「モレ止め剤」が含んでいるクーラントが各部に付着して乾燥しないで残っているため曖昧ですがひとまず弱くなっています。

 

< 勘違い >

でも少し熱い時にキャップを少し開くとクーラントはリザーブタンクへ少しもどりさらに周りに飛び散り、圧力を低減してしてからキャップを外してから様子を見ていると圧力が段々低下していくためか水位が下がって行きます。

 

最初この現象で洩れがあるため水位が下がると勘違いしていましたがこれも販売店のサービスの方に聞きありがとうございました。

 

サービスの方曰く、このような時はリザーブタンクに少し多めに入れて安定するまで多少時間が掛かるらしい。

 

ラジエターキャップを開けないでリザーブタンクにマークした上下10mm間の水位が変化。

様子見としてアンダーガードを付け、3日目には5mmぐらい差になり、紅葉めぐりで約200km走行後は差はほぼ変化なく、水位の下位も変化なくモレは無くなったと判断してトラブル対応は終了。

 

<  追記 >

エアコンコンデンサの冷却効果のためラジエター左右と上部の隙間にエアパッキンの代替えとして水道パイプ保温カバーが余っていたので取付ました。

左右は上下部分をダブルにして上から差し込み前方からの風圧で外れないように針金で固定。

ラジエターとコンデンサ上部も付けて近所をテスト走行。

やはりアッパー部は熱くなり伝導で夏場はさらに熱くなり危険と判断して取り外し、暇な時に耐熱性ゴムシートで作り取付けます。

 

< 追記2 >

上部対応として耐熱性シートは価格が高いため「NRスポンジ天然ゴムロール巻」100x1000x3mm使用温度-20℃~60℃を2つ購入して両側はナイロン糸で縫い合わせて約170x800x3mmのサイズにしてから正規の部品形状に合わせて作りました。

以下の写真のように取付け、買物帰宅後ラジエターアッパー部は約34℃、取付けたスポンジは約30℃になっておりほぼ予想した通り。

       

 

但し11月の少し寒い季節のため夏場は50℃ぐらいになると勝手に判断。

でも耐熱温度が60℃のため何とかOKかと思っていますがリスク考慮して直接アッパー部に接触している所は1cmぐらい隙間としています


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