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深夜図書館

日々の小さな感動。
日々心残りに思うこと。

おうち:「JUNO」

2009-01-31 | 映画
JUNO
ジュノ
ジェイソン・ライトマン監督


現実なら、こんなほのぼのしたエンディングになるはずないのです。あくまでも映画ですから、ね。

ティーンネイジャーの女の子が、いわゆるデキちゃって、で、悩むんです。ティーンネイジャーらしく。
子どもを産んで育てることは絶対にできない、なら止めようって。
でも、最終的には産むことにするんです。
そして里子に出すことにするんです、自分の理想とする家族のもとへ。
素敵な美男美女の裕福なカップルで、夫はミュージシャンで...

でも理想はやっぱり理想で、実際には仮想で、それに気づいた時には、もうすでに遅し。
また悩むんですよ。
でもそれはティーンネイジャーとして、というより一人の人間としてちゃんと向き合うんです。自分の中に宿る命のこと。

それにしても、こんな無鉄砲な選択を取り乱すこともなく受け入れる親なんているんでしょうか。
ティーンネイジャーにとってはそれが理想かもしれないけれど、私は実際自分が親の立場になって、娘が妊娠してその子を里子に出す、なんて言ったらどうなっちゃうだろう...です。

欧米は十代の妊娠が増えていて、保育施設が併設されている高校もあるって前にテレビでみたことがあります。
でも、それは本当に彼女たちを助けていることになるんでしょうか。
とても
疑問に思ったのでした。






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紅茶のほうじ茶

2009-01-30 | おいしい
この冬は、ほうじ茶を飲んだなー。

毎日800mlの水筒に熱いほうじ茶をいっぱい入れて仕事場に持って行ってました。

ほうじ茶を飲む習慣なんて全然なかったのですが、飲んでみるとおいしい。
というより、水車むら農園のお茶がおいしいからだと思います。

なかでも、この 紅茶のほうじ茶「七夕」は、最初すごく不思議な味なのですが、慣れてくるとすごくおいしい。
紅茶とほうじ茶の「ほっ」と感?が両方混ぜ合わさっていて結構気に入ってます。




弁当箱

2009-01-29 | ひとこと
いろんなお弁当箱を使ってきたのですが、
最近はなぜか昔からある楕円の一段式がしっくりきてます。

高校生のときは、くまのパディントンの密封式の四角いお弁当箱でした。
大学生のときは、和風な金魚か鯛焼き?の絵がついたプラスチックの2段式楕円のお弁当箱
就職してからも大学生のとき使っていた弁当箱やステンレスのを使っていたのですが、
ここ最近は、ミスドの景品でずっと昔にもらった赤いお弁当箱(なつかしー)
もしくは、
ななななんと!
幼稚園の時に使っていたキキとララのピンクのお弁当箱
よくこんなものがまだ残っているものだ!とひたすら感心感心


このカタチが実はごはんとおかずをつめやすく、食べやすく、洗いやすいことが判明。

お弁当っておいしいですよね。




くまブーム5:「よるくま」

2009-01-28 | 絵本
もしかしたら、くまブームはここからはじまったのかも。

「よるくま」酒井駒子作(偕成社)

この絵本はすごーーくおすすめの絵本なんです。
自分が好きで買っていたのを娘が本棚から見つけていつしか毎晩読むようになってしまいました。
おかあさんがいないの、と主人公の男の子のところにやってきたよるくま。
一緒におかあさんくまを探しに夜の中、ふたりであちこち出かけます。
最後におかあさんくまを見つけるシーンの幻想的なこと!!

そして、おかあさんくまが
「おまえはあったかいねえ。きょうはこのままだっこしてかえろう」と言ってよるくまをだっこして帰るその道はすっかり月明かりに照らされて、きれー!!

おかあさんくまがよるくまに話しかけるセリフを読んでいると、その愛情をじんと感じます。

全体的には、黒っぽい絵本で、子どもにはどうかなって思うのですが、その落ち着いた雰囲気や優しいセリフの数々が、夜寝る前に読むのにぴったりです。

酒井駒子さんの絵は素敵だし、なんといっても描かれている子どもがすごくかわいくて、大好きです。


読書:「チャイルド44」

2009-01-27 | 読書
「チャイルド44」トム・ロブ・スミス(新潮社)

このミステリーがすごい!2009」海外編第1位!
と噂の「チャイルド44」
社会主義時代のロシアを舞台にしていながら、ぐんぐん読めて上下巻をあっという間に読んでしもうた。
社会主義ってすごいな。
以前に映画(それはドイツが舞台)でみたけれど、プライベートとか自由とか本当にない、とにかく”灰色”な時代。カラーではなく”灰色”がかっているイメージです。

当時、とにかく凍土ひろがるツンドラ地帯では、「飢え」「貧しさ」が極限状態で、いわゆる「カニバリズム」は生きる術として仕方のないことだったというはじまりから、数年後奇妙な殺人がくりかえされ、犯人を追う元高官の民警(元高官で国に忠実だったのに、なぜか心がわりし国のやり方を疑問に思い民警に降格された)が国のシステムの追われながらも真犯人をつきとめていく。

当時、”殺人などという事件はおこらない”とされていたロシアでは、実際にチカチーロ事件という有名な連続殺人事件が野放しにされていたようです。
真犯人を探すより、身近にいる適当な人を犯人にしたてあげて、一件落着。(ときには”事故”にされていた)にしていたらしいです。おそろしい世の中です。

なんだかいつもぎりぎりの彼とその妻。助かればいい、と願いつつページをめくり、もう大変なんだから、捕まったら絶対ひどい目にあうんだから、やめとけばいいのに、と思ったり。

リドリー・スコット監督が映画化予定!
らしく、主人公は誰が演じたらいいか、と話題のようです。
巷では、リドリー・スコット監督お気に入りの、ラッセル・クロウか?と噂されているようですが、私はこないだ観た映画のヴィゴ・モーテンセンがぴったりかと。またまたロシアだし。


ミステリーは結構好きです。
今度は、第2位「フロスト気質」を読む予定。
今、ベッドサイドで気兼ねなく読書できる、「読書灯」がほしいです。
イメージとしては、飛行機の座席のスポットライトみたいな、あれです。