深夜図書館

日々の小さな感動。
日々心残りに思うこと。

「まあちゃんのながいかみ」

2008-09-24 | ものがたりえほん36
「まあちゃんのながいかみ」

小さい頃、ずっと髪を短くされていました。
すごく量が多くてコシがあって結ぶのに苦労する髪なのです。
だから、小学生の時なんかはもうすごいベリーショートで、男子に「やーい、おとこおんな」なんて言われて、すごく嫌でした。
当時は背も一番後ろだったので、そんじょそこらの男子より背も高く、腕っぷしも強く、髪は短く...そんな自分が嫌だったわ。
その反動からか、思春期には髪をあれこれ伸ばしたり結んだり...極端ですが、すごーーく長くしてたこともありました。よくあんなロングヘアーを毎日洗ってたなあって思います。

主人公のまあちゃんはおかっぱ頭。
でおともだちはさらさらロング。
まあちゃんは負けん気なのか、自分だってずっとずっとずーーーーっとながく伸ばすんだから、パーマかけちゃうと森になって小鳥やら動物やらみんな暮せるくらいなんだからって。
とっても夢のある素敵な「見栄」のはり方です。

実はこの本、ハードカバーをすでに持っていて、それを知っているうちの娘。
「まあちゃん」って言って両方の本をもってきて「おんなじおんなじ」って言ってよろこんでいます。
最近は”同じ”探しが好きで、今日もトマトのカードを見て、トマトトマトってせがむので、冷蔵庫からトマトを出して見せてあげた次第です。



「くいしんぼうのあおむしくん」

2008-08-08 | ものがたりえほん36
福音館のものがたりえほん新36を注文して2年目
1年目は、子どもが生まれたし、ためしに..って感じだったのですが、
2年目は、自分の楽しみのため、です。
毎月送られてくる絵本(ペーパーバック版)は多分名作で、自分の知っているものもあれば、知らなかったのかーっ!なものもあり。

このシリーズは、別途注文できないようで、私も「ろばのこ」さんで注文しています。
こんなに楽しくて月410円は安いです
下手な雑誌を定期購読するより楽しい

今月は
「くいしんぼうのあおむしくん」

あおむしっていっても、あのいもむしみたいなのではなく、ころんとまるいのに、長靴みたいな足がちょこちょこ数本生えた、ヘンテコかわいい物体なのです。

このかわいさとはうらはらに、このあおむしくんすごーくくいしんぼうで、なんでも食べちゃいます。
その「なんでも」加減がスゴイ!
ごみでも家でも町でも海でも国までもっ!豪快すぎです、あおむしくん
おとうさんとおかあさんまで食べちゃって、「えーん」と泣き出す子に「ぼくしらなかったの。そんなにかなしむなんて」って....
思わず「あおむしくんっっ!」ってつっこみたくなります。
なんて残酷な
でも、こういう残酷さ、子どもはどんな風にうけとるのでしょうか
そしてエンディングの不思議さ...
大人なら、なるほどねーと思うのですが、
子どもは?

娘に聞いてみたいけれど、このシリーズを読むにはまだ幼すぎる娘
もすこし大きくなったら読んで聞いてみたいです。

昨年一年間も季節感のある絵本が届いてすごく楽しかったです