「黄昏に眠る秋」
ヨハン・テオリン著
(ハヤカワポケットミステリ1846)
月1冊のお楽しみミステリー
ハヤカワポケットミステリー
ポケットに入らない大きさと厚さ。
ポケットマネーで買うには、ハードカバー並のお値段。
もっぱら図書館で借りてます。
本当は、“特捜部Q”シリーズを借りたかったのだけれど、あいにく全て貸し出し中だったため、同じ北欧文学の棚にあったこの本を借りました。
始終、海沿いの冷たい風を感じました。
寂しい気持ちをかかえた人びと。息子を亡くした母。すれ違う家族。父を殺された男。老いてゆく友人たち。母の愛を求める男。
みんな、幸せになるのが、下手みたい。
寂しい秋にぴったりのセンチメンタルなミステリーでした。