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京の一枚

京都 養源院 大般若経会 21日


商売繁盛の御利益があるとされる大聖歓喜天を祀る養源院。


1月5月9月の21日に行われる恒例行事です。


一切は空であるとの思想を説く仏教の諸経典を集成した大般若経全600巻を御宝前で導師と出仕の僧4人で転読します。


豊臣秀吉が浅井長政追福のために創建した養源院。


彼は、当院にある大聖歓喜天を厚く信仰したとか。


他にも、無病息災、家内安全にも御利益が。


参拝者に御札が授与されます。




血天井


関ヶ原の戦いの前哨戦ともいわれる伏見城の戦いで鳥居元忠以下1000人余りが城を死守し、最後に自刃した廊下の板の間を供養のために天井としたもので、武将達の遺体は残暑の残る8月から9月中旬まで放置されていたと言われ、そのため今も生々しい血の痕があちこちに残る。


同様の血天井は宝泉院・正伝寺・源光庵にもある。




襖絵と杉戸絵


俵屋宗達作の重要文化財があり、これも伏見城で自刃した将兵の霊を供養するために描かれたものと伝えられており、杉戸の象や唐獅子や麒麟などを図案化した構図は、表現の奇抜さでも知られている。


平成22年(2010年)、この唐獅子図の隣りに、江戸時代よりたった一軒続いてきた唐紙屋となる唐長の唐紙師・トトアキヒコによる「星に願いを」が奉納された。


また同氏は、俵屋宗達の重要文化財である金地着色松図の唐紙修復も手がけている。






■場 所: 養源院


■期 間: 1月、5月、9月の21日


■時 間: 13時半~


■アクセス: 市バス206・208「博物館三十三間堂前」または


      JR・京阪「東福寺」駅より徒歩約13分


■お問合せ: 075-561-3887


※主催者の都合により、予定・内容が変更される場合がありますので事前にご確認お願いいたします。


※写真は全て過去のものです。














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