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京の一枚

京都 地主神社・地主祭(5月5日)


清水寺の中にある神社で江戸時代までは清水寺の鎮守社であった地主神社は、大国主を主祭神とし縁結びの神さまとして、若い女性やカップルに人気のスポットとして有名です。


1000年以上前に円融天皇の行幸があったことにちなむもの。


神職を先頭に稚児、武者、白川女の花使いなどの行列が清水から三年坂、茶碗坂を神幸します。


一日中ひびく子供神輿のかけ声もほほえましいですね。


811年(弘仁2年)、嵯峨天皇が行幸。


地主桜の美しさに三度車を返され、 「御車返しの桜」の由来となりました。


970年(天禄元年)、円融天皇が行幸。


臨時祭を仰せつかりました。1082年(永保2年)には白河天皇が行幸、17日間参籠(さんろう:神社で昼夜にこもっての祈願 )されました。


これら歴代天皇の行幸も、地主神社の歴史とご神威の貴さを物語っています。


1886年(明治19年)、建都1100年を奉祝して当神社に奉納された絵馬には、 当時の風俗と共に、良縁祈願に訪れる娘さん達の様子が生き生きと描かれています。


身分・性別を問わず、広範な人々から信仰を集めていたのが、地主神社の信仰の特色と言えるでしょう。


現代に入り、地主神社のご利益は、 日本はもとよりヨーロッパ・アメリカ・アジア・オーストラリア・アフリカと 全世界に広がっています。


全世界の人々が地主神社のご利益をお受けになり、世界の発展・幸福・平和を心よりお祈りいたします。






恋占いの石


境内には10mほど、離れたところにある2つの守護石があります。


「恋占いの石」と呼ばれているものです。


その占いというのは、目を閉じたまま初めの石から2つ目の石まで辿りつけば、その恋は成就するという伝説があります。


一度で辿りつけば、その恋が成就するのも早く、二度や三度となると成就するには時間がかかりそうです。


またこの時、人からアドバイスを受けた場合は、他人の力を借りて成就すると言い伝えられてきました。


この2つの石は、建てられたのは不明ですが、縄文時代にはあったようです。 








地主神社 えんむすび地主祭り


毎月第1日曜の午後2時から月例祭として行われている、毎月多くの女性が訪れる縁結び・恋愛成就の神事。 


神職により恋愛成就祈願の祝詞が奏上され、恋占いの石や恋の願かけ絵馬のお祓い等が行われます。


参拝者には、小槌をモチーフにした「開運こづち」が配られ、その裏に名前と住所を書き、おかげ明神へ奉納します。
 




■場 所: 地主神社


■期 間: 5/5(※毎年同じ日程です)

■時 間: 行列出発:13時~、祭典:14時半頃~


■アクセス: 市バス206「清水道」


・見学料:見学無料 ※地主神社内で見学する場合は清水寺の拝観料が必要

■お問合せ: 075-541-2097


■詳細ページ:http://www.jishujinja.or.jp/


*主催者の都合により、予定・内容が変更される場合がありますので事前にご確認お願いいたします。


※写真は全て過去のものです。











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