上賀茂地域の農家の元服(成人の)儀式で、男子十五歳になると「あがり」といい、里の仕事、祭礼、町内行事などで一人前の大人として扱われる。
上賀茂では古くこの地に住んでいた農家を中心としたサンヤレ講が組織され、例年二月十頃より宿と呼ばれる家に寄り、毎晩、寒風をものともせず頬を真っ赤に染め、足並みを揃え鉦太鼓の調子を合わせ道中を練り歩いた。
上賀茂では古くこの地に住んでいた農家を中心としたサンヤレ講が組織され、例年二月十頃より宿と呼ばれる家に寄り、毎晩、寒風をものともせず頬を真っ赤に染め、足並みを揃え鉦太鼓の調子を合わせ道中を練り歩いた。
素朴な神祭りの遺風を受け継ぐものである。
この「宿」は「あがり」の子供がいる講中の家を選ぶので毎年変わり、祭りに出る子供たちは前の日にこの宿に集まる。
祭りの当日「あがり」の子は大島紬の羽織、黒足袋に下駄履き、首に白襟巻きの姿で太鼓を打ち鳴らし、供物を持った大人、大将木とよぶ青木の幣をもつ十三歳未満の子を先頭に行列を仕立て、十四歳の少年が首から下げた鉦を鳴らし「おーめでとうござる」などと節をつけて囃し立て、山の神、大田神社、上賀茂神社へと練り歩き「あがり」を神様に奉告する。
どなたでも中門までにてご参列いただけます。
神社までの賀茂川散策のご案内
京都市営地下鉄北大路駅からお越しの際、京都らしい風景を満喫して、健康的に散策をされながら上賀茂神社までお越し頂くルートとして賀茂川散策をご案内申し上げます。
京都駅よりは、地下鉄烏丸線で国際会館行にて北大路駅までお越し頂きます。
その際なるべく先頭車両に乗られた方が便利です。
(乗車時間凡そ15分程度)北大路駅では、北側(進行方向)の今宮通口から出て頂き、東側(進行方向右側)に進んで頂くと直ぐ賀茂川の堤防に出ます 。
そこから賀茂川沿いの散策道を風景を眺めながら進んで頂きますと個人差もありますが、凡そ20分程度で御薗橋まで進めます。
(橋は、北山大橋、上賀茂橋、御薗橋と進行方向にあります)
その間の風景は、半木の道(なからぎのみち)には、春にはベニシダレが咲き誇り、鴨も含めた様々な鳥が羽を休め、御薗橋近くになりますと8月16日の「五山送り火」の舟形(写真)もご覧いただけます。
健康にエコに、どうぞ賀茂川沿いを散策されながら当神社までお越し下さいませ。
■場 所: 上賀茂神社
■時 間: 2月24 (※毎年同じ日程です)
■時 間: 12時頃~
■アクセス: 市バス4・46「上賀茂神社前」
地下鉄烏丸線「北大路」駅より市バス北3「御薗口町」
■ 公式ホームページ http://www.kamigamojinja.jp/
〒603-8047
京都市北区上賀茂本山339 賀茂別雷神社社務所
Tel:075-781-0011 Fax:075-702-6618
※主催者の都合により、予定・内容が変更される場合がありますので事前にご確認お願いいたします。
※写真は全て過去のものです。