見出し画像

京の一枚

京都 祇園祭・山鉾一覧(四条傘鉾・役行者山)


四条傘鉾(しじょうかさぼこ)



鉾頭は、花瓶・赤幣・若松を飾る。


応仁の乱以前に起源を持ち、綾傘鉾と共に古い形態の傘鉾である。


巡行時に総勢16名の子供達による棒振り踊りが目を引く。



住所:下京区四条通西洞院西入傘鉾町




ちまきの値段:\500




装飾・踊り:踊りとはやしは室町時代に京都から広まった風流踊りで、今も滋賀県の滝樹神社に伝わる「ケントウ踊り」を参考に復元したものである。


その構成は、棒ふり2人と鉦・太鼓・ササラ各2人の計8人の子供で、大人のかげばやしに合わせて踊る。


垂れ(さがり)は鈴鹿雄次郎製作の麗光鳳舞之図である。



由来・歴史: 四条傘鉾は、応仁の乱以前に起源をもち、山鉾の非常に古い形態の一つである傘鉾の姿を現在に伝えているものである。 


この傘鉾は、頂上に花瓶・赤幣・若松を飾り、重りをつけた大きな風流傘を中心に、江戸時代には、壬生村から奉仕の棒ふりばやしが付随して巡行に加わり、多くの人々に親しまれてきた。


記録によると、応仁の乱で焼失したこの傘鉾も、明応9年(1500)に再興されるが、幕末の元治元年(1864)の大火で再び焼失し、明治5年以降は全く途絶えていた。 


昭和60年、町内の人々の努力が実り、この傘鉾の本体が再興され、以来路上に飾るだけの「居祭」をつづけてきたが、昭和63年から巡行に欠かせないはやし物が復元され、32番目の山鉾として117年ぶりに巡行に参加することになったものである。



町内イチオシグッズ:縁結び・厄除けわらじ飾り \500 他







役行者山(えんのぎょうじゃやま)




ご神体は、役行者(中央)・一言主神(赤熊)・葛城神(女体)。


役行者が一言主神を使って葛城山と大峰山の間に石橋を懸けた伝承に由来。


巡行前日16日に昼から護摩焚きが行われる。



住所: 中京区室町通三条上る役行者町




ご利益(お守り等):疫病除け、交通安全


ちまきの値段: \700






装飾・踊り


水引は綴織の名手とうたわれた西山勘七作の唐子遊図、前掛は牡丹胡蝶図(ぼたんこちょうず)と雲龍文との三枚継ぎの綴錦、胴掛は雲龍波涛文(はとうもん)の綴錦、見送は二種あり、袋中上人(1552~1639)請来と伝える朝鮮軍旗竜文のものを2枚合わせて縁を赤地古金襴(安楽庵裂(あんらくあんぎれ))で縁どったものと他は中国明時代の官工場で織られた金地唐美人園遊図の綴錦で、二つを1年交替に用いている。


山担ぎ手の法被は、平成13年(2001)に復元新調されている。





由来・歴史


山の御神躰(人形)として役行者(えんのぎょうじゃ)と一言主神(ひとことぬしのかみ)と葛城神(かつらぎのかみ)の三体を安置している。


この組合せは役行者が一言主神を使って葛城と大峯の間に橋をかけたという伝承を想起させる。


正面の洞(ほこら)に役行者が角帽子(もうす)、掛絡(から)、経巻(きょうかん)、錫杖(しゃくじょう)を持って座し、葛城神は女体で手に宝輪をのせた輪台を持ち、一言主神は鬼形で赤熊(しゃぐま)をかぶり手に斧を持っている。




町内イチオシグッズ:御守\500他








祇園祭マップ:http://www.e-kyoto.net/saiji/161


※写真は全て過去のものです。



京の一枚
京都四季折々・祭り その他

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「京都旅行」カテゴリーもっと見る