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京の一枚

京都 紅葉100シリーズ 嵯峨鳥居本


嵐山から今日は徒歩で嵐山から高雄まで、東海自然歩道を歩きました。




嵐山から歩きはじめて30分くらい行ったところに嵯峨鳥居本地区にたどり着いた。  



京都の大文字・五山送り火のひとつ鳥居形の曼荼羅山に沿うようにしてある嵯峨鳥居本。




ここには茅葺き屋根の農家風民家と町家風民家が一つの通りに建ち並ぶという珍しい町並みがある。



愛宕街道に沿って、化野念仏寺を境にして、愛宕神社一之鳥居に近い上地区には延長約650mにわたる街道筋、茅葺き屋根などの農家風の民家が建ち並び、下地区には瓦葺きでむしこ窓や京格子、ばったり床几などをもうけた町家風の民家が建ち並ぶ。




この嵯峨鳥居本の町並みの特色は、このように農村的景観(農家風)と都市的景観(町家風)が共存し、さらに奥嵯峨の美しい自然と一体となって風趣のあるたたずまいを示しているところにあるといわれる。


日本の中でも、農家風の民家と町家風の民家が一つの通りに共存してある町並みは、おそらく嵯峨鳥居本が唯一ではないだろうか。


ここ鳥居本は「伝統的建造物郡保存地区」及び「重要伝統的建造物郡保存地区」に選定されている。


嵯峨野の西北、愛宕山(924m)のふもとにあり、農林業や漁業を営む集落として発展。


江戸時代には愛宕詣での門前町として賑わった。


愛宕神社一之鳥居あたりは昔の町並みがよく残り、坂を上るにつれて民家が町家風から草葺きの田舎屋風に変わっていく。


江戸時代から続く茶店・料亭もある。


町並みの中ほどに千灯供養で知られる化野(あだしの)念仏寺があり、街道を隔てて寺の向かいが曼荼羅山。


五山送り火のひとつ「鳥居形」はこの山の斜面に灯される。






■アクセス


JR「京都駅」から72系統の京都バス「鳥居本」下車、または嵯峨野線「嵯峨嵐山駅」から「清滝行」のバス「角倉町」~「鳥居本」下車、または嵯峨野線「嵯峨嵐山駅」から徒歩25分




■住所 京都府京都市右京区嵯峨鳥居本


※写真は全て過去のものです。



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