京の一枚

京都 貴船神社・雨乞祭 (3月9日)


貴船と書いて、「きふね」と濁らずに読んで下さい。
貴船神社は、雨乞いの神社です。
古来、雨を司るのは龍神の成せるわざである、との信仰がある。
雨水を司るタカオ神を祀り、降雨と五穀豊穣を祈願します。

この神社が鎮座するここは、鴨川の水源地にあたり、平安に都がおかれた時から水を司る神として崇敬を集めています。
降った雨を地中に蓄えさせるのは、大地にしっかりと根を張った樹木の役割で、樹木の生い茂る水源の地こそ、水を司る神様が鎮まるのに最もふさわしい場所なのである。


まさに貴船神社はそういう場所に鎮座し、「貴船」の語源が「樹生嶺」または「木生嶺」とも「木生根」ともいわれるゆえんである。
ご神水と神饌を献上し、神職が「雨たもれ」と大きな声で唱えながら、榊の葉でご神水を天地に振りかけます。



他の者も太鼓や鈴を鳴らしながら「雨たもれ、雨たもれ、雲にかかれ、鳴神(なるかみ)じゃ」と一緒に唱え、続いて、かつては馬を奉納した名残で絵馬を火で焚き、晴雨を祈ります。
雨乞祭は、かつておこなわれていた「雨乞祈願」の手振りを今に伝える重要な特殊神事である。


明治までは貴船山中にある雨乞の滝で「雨乞の儀」がおこなわれていた。
雨乞の滝は、一の滝・二の滝・三の滝と三段に分かれていて、酒三升をそれぞれの滝に一升ずつ流し、祈願者は鈴や鉦の音を鳴らし、太鼓を打ち鳴らしながら、《雨たもれ、雨たもれ! 雲にかかれ、鳴神じゃ!!》と囃して川に入ってお互いに水を掛けあった、といわれている。

■場 所: 貴船神社
■時 間: 10時~
■アクセス: 叡山電鉄「貴船口」駅
■お問合せ: 075-741-2016
■詳細ページ:http://kifunejinja.jp/
貴船神社周辺情報: http://www.e-kyoto.net/kyocourse/12
※主催者の都合により、予定・内容が変更される場合がありますので事前にご確認お願いいたします。











京都の古都なら http://www.e-kyoto.net/



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