夕涼みにはちょっと早いも知れませんが あしを運ぶのも良いものです。
種類と名前の由来
日本には約45種のホタルが生息しています。
「源氏螢」、「平家螢」と呼んだりしますが、源平戦に勝った「源氏」の方が体が大きめ。
名前の由来には諸説ありますが、平安末期に源平争乱に敗れた平家一門の亡骸の上を、慌しく点滅する小さな螢とゆっくり点滅する大きな螢が宙を舞っていたという言い伝えがあるとか...。
見える時間帯と時期
だいたい20時頃から。
食事は早めに済ませましょう。
場所にもよりますが、5月上旬~7月中旬。
梅雨が明けるまでがベストチャンスです。
たくさん見るための条件
こればかりは、運次第ですが、夕立が降った日は、螢がたくさん飛ぶそうです。
そのため、雨が降らない日は、近所の飲食店が川の周りに水をまくとか...(笑)。
煙草の、点いたり消えたりする灯に誘われて近づいて来る事も(か弱い生き物なので採らないでね。ポイ捨ても×)。
ホタルの鑑賞マナー
一、螢は絶対に捕らない!持ち帰らない!
乱獲によって絶滅が心配されています。
そして長くても7~10日の命。そっとしておいてあげてください...。
一、お静かに!
周りが住宅地であったりします。また、螢は音にも敏感なのです。
一、強い光りは控えて!
懐中電灯、携帯画面、車等のライトは極力消しましょう。
一、水周りを汚さない!
螢は水の綺麗な所を好みます。
螢の名所が京都の北の上流に集中するのはそのため。
むやみに川等に入ったり、ゴミを散らかして帰っては、螢をいじめに来たようなもの。
ホタルイベント
下鴨神社「蛍火の茶会」と「糺の森納涼市」
京都市左京区下鴨泉川町59
見ごろ:6月上旬
種類:源氏ボタル
アクセス
京都駅より市バス205系統 「下鴨神社前」下車 徒歩1分 下鴨神社内の糺ノ森を流れる小川にホタルが舞います。
6月上旬には蛍火の茶会が開催され、600匹ものホタルが放たれます。
下鴨神社では、毎年6月の初旬に「蛍火の茶会」と「糺の森納涼市」が開催されます。
蛍火の茶会は、明治時代に御手洗川で催されていたという納涼茶席を再興し、糺の森財団が1991年から毎年催しています。
境内にある橋殿と細殿で、立礼と座礼の茶席が設けられ、螢と笹の入った籠を置き、季節の草花を飾ったしつらえで迎えます。
糺の森を流れる川に蘇った蛍を楽しんでもらおうと、境内の蛍約600匹を大籠に集め、辺りが暗くなった頃、御手洗川に一斉に蛍を放します。
参道の「納涼市」では和菓子や漬け物、そば等の老舗が約22店が出店し、神職による雅楽の演奏や十二単衣の舞い等多彩な催しが開かれます(雨天決行)。
歌川広重の浮世絵「糺川原夕立」には、当時の様子が描かれています。
なお、「蛍火の茶会」のみ申し込みが必要です。
日時:6月の初旬、納涼市:13時~、茶会:17時~、蛍の開放:19時50分ごろ(予定)
会場:下鴨神社
料金:無料(散策自由)
お問合せ:075-781-0010
萬福寺「蛍放生会」http://www.obakusan.or.jp/
智積院・夜間拝観「ほたる鑑賞の夕べ」ライトアップされた庭園に蛍が放たれます。
一部の蛍は、籠の中に入れられて、来訪者に憩いのひとときを演出。
ひと足先に夏の風情を味わえそうな催しです。
期間:(※過去の例)6月11日(金)~6月15日(火)19時~20時半(18時拝観受付、21時閉門
拝観料:般600円(前売り500円)、高中生400円(前売り300円)。
アクセス:市バス206・208「東山七条」
JR奈良線「黄檗」・京阪宇治線「黄檗」下車徒歩5分)
京都府宇治市五ヶ庄三番割34。
お問合せ:0774・32・3900。
宇治市植物公園「蛍ナイター開園」
https://uji-citypark.jp/botanical/pages/63/#block1494
※写真は全て過去のものです。