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京の一枚

京都 奉射祭 (伏見稲荷大社) 12日


今回は京都で有名な伏見稲荷大社の紹介です。


伏見稲荷大社は、京都市伏見区にあります。


多くの鳥居(千本鳥居)がある事で有名な神社です。


いくつもの鳥居が並ぶ光景は、大変珍しいと思います。


その光景を見るためなのか、海外からの参拝者が多いです。






日時: 1月12日 午後2時


他でも弓の神事は行われますが、この神事ほどスケールの大きいものはあまりないようです。


約13メートルの注連縄は大蛇に見立てたもの。


その中央に直径1メートルほどの大的があります。


まず神官が天地四方に矢を放ち斎場を清めたあと、13メートルはなれた大的を射て、一年の豊凶を占います。


近年では景気も占うとか。


参詣者には魔よけの矢を授与。


いわゆる御弓始神事で、年頭にあたって邪気や陰気を祓い陽気を迎える神事です。


本殿の祭典の後、神苑斎場で権宮司が神矢をもって天地四方を射、つづいて神職二名が真矢で大的を射ます。


この時の矢の当り方が今年の五穀の豊凶を占うものといわれています。






祭神


宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)を主祭神とし、佐田彦大神、大宮能売大神、田中大神、四大神(しのおおかみ)を配祀して、五柱の神として祀るが、これら五柱の祭神は稲荷大神の広大な神徳の神名化としている。


稲荷神が農業の神であるために、五穀豊穰・商売繁盛・交通安全といったご利益がある。



欽明天皇がまだご幼少の頃のある日のこと「秦(はた)の大津父(おおつち)という者を登用すれば、大人になられた時にかならずや、天下をうまく治めることができるでしょう」という夢をみました。


天皇は目覚めてから早速方々へ使者を遣わされて探し求められたところ、山背国紀伊郡深草里に秦の大津父がいたのです。


天皇はこれを大いに喜ばれて早速彼を宮廷に呼び寄せられ、「今までに何事かなかったか」と問われたところ、彼は「別段何もありませんでしたが、伊勢のほうへ商いに行っての帰り道、山(稲荷山南麓の大亀谷)にさしかかったところ、二匹の“おおかみ”が血を出しながら争うのを見つけましたので、馬より降り、口をすすぎ、手を洗って『汝は貴い神であるため荒い事などを好まれるが、もし狩人が来たならばたやすくとらわれてしまうから争うのはおやめなさい』と血をぬぐって山へはなしてやったので、その“おおかみ”は二匹とも命を全うできました」と答えました。


そこで天皇は、「夢で見たとおりの人に会えたのは、おそらく神のおかげであろう」と仰せられて、彼を厚く遇せられ、やがてにぎわいを呈するようになり、即位されると共に、彼を今でいう大蔵省の重席に任じたとあります。


稲荷大神のご鎮座は秦(はたの)伊呂巨(具)(いろこ(ぐ))によって和銅四年(711)2月初午の日に、なったと伝えられており、秦大津父とこの伊呂巨(具)との200年たらずの脈絡についてはほとんど不明です。


しかし不明であるから全く関連はないとは言えないでしょう。


深草の里が早くから開拓されて、人の住むところであったことは深草弥生遺跡に見ることができます。


ここへ秦氏族が住みつき、在地の小豪族として勢力を伸ばして、ついに秦大津父の輩出となったのですが、皇極天皇2年(643)11月のこと、当時の宮廷において権勢をほしいままにしていた蘇我入鹿が、政敵である聖徳太子の御子・山背大兄王を亡きものにせんと斑鳩に攻めた時、王の従臣たちは、深草屯倉に逃れられるようすすめたとあります。


この「屯倉(みやけ)」とは、朝廷および皇族の直轄領のことで、その運営については、在地の豪族、深草屯倉の場合は秦氏族の勢力に期待するところが大きかったのであろうと考えられています。


この頃の族長は誰であったかわかりませんが、大津父から伊呂巨(具)に至るちょうど中間に相当する時期に、深草の里に秦氏族の存在が予測できるのはたいへん興味深いことです。


『日本書紀』より





* 雨天決行です。




■期 間: 1月12日(※毎年同じ日程です)


時 間: 14時~




■アクセス


JR奈良線「稲荷」駅、「稲荷駅」徒歩すぐ


京阪電車「伏見稲荷」駅「伏見稲荷駅」から徒歩5分ぐらい




■駐車場


普通車約170台を止める事が可能です。


■住所


京都市伏見区深草藪之内町68


■電話番号 075-641-7331


■拝観時間 自由


■拝観料 なし


■詳細ページ:http://inari.jp/


※主催者の都合により、予定・内容が変更される場合がありますので事前にご確認お願いいたします。


※写真は全て過去のものです。







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