京の一枚

京都の縁結びスポット

地主神社
清水寺の鎮守。

近年、本殿前の「恋占いの石」がアメリカの原子物理学者の研究により、縄文時代の遺物であることが証明されました。
また地主神社の鎮座する辺りは、古来「名勝蓬来山」と呼ばれ、不老長寿の霊山として信仰を集めてきました。
京都盆地が湖であった古代から、この蓬来山は陸地であり、信仰の場となっていたのです。


[恋占いの石]
境内にある一対の「恋占いの石」。
一方の石からもう一方の石へと、目を閉じたまま歩いて無事に辿り着く事ができれば恋が叶うと言われています。
先が見えない状態の中で、周りにいる知人たちの声を頼りに注意深く歩く姿は、まさに恋愛状態を象徴している。
他にも、「撫で大国」、「良縁大国」、「銅鑼(ドラ)の音祈願」等、境内には様々な願掛けツールがあり、「おかげ明神」の後方にあるご神木・「いのり杉」には、かつて丑の刻参りの藁人形が打ち付けられていたといい、今でもその無数の釘跡が残っているそうです。
縁むすびの神さま・大国主大神を祀るという関連からゑびす神社や八坂神社の大国主神社も同じ御利益が期待できるかもしれません。
アクセス
市バス206「清水道」


貴船神社
水神を祭る神社。
また、縁結び、縁切りの神様としても名高いです。
参道には朱塗りの灯篭が立ち並ぶ石段があります。
水に浮かべて吉凶を占う水占おみくじも。
なんと、平安時代の女流歌人・和泉式部もお詣りしていたとか!夫の心変わりに悩んでいた彼女は、貴船に参る道中で貴船川を飛ぶ螢に出会い、その儚い蛍の光を自分の体から抜け出す魂に例えて、「物思へば沢の螢も我が身よりあくがれ出ずる玉かとぞ見る」と歌に託して祈願しました。
その願いが神様に届いたのでしょう。
「奥山にたぎりておつる滝つせの玉散るばかり物な思ひそ」死ぬ程の事のように思い悩むなよ、と慰めの返歌が送られました。
そして彼女の願いは成就し、夫婦仲が戻ったそうです。

[水占(みずうら)みくじ]
水の神様にちなみ、境内の霊泉に浮かべると文字が浮かび上がるおみくじがあります。
[丑の刻参りでも有名ですがノ?]
白装束で頭には蝋燭を立てた鉄輪、藁人形に五寸釘を打ち付けて相手を呪うというイメージが定着している丑の刻参り。
これは宇治の「橋姫の物語」や謡曲の「鉄輪」による影響と言われています。
縁結びで有名な地主神社の「いのり杉」には無数の釘の跡が残り、貴船神社奥宮の参道の大木には、今でも時折藁人形に五寸釘が打ち込まれている事があるそうです。
しかしながら、本来の丑の刻参りとは、貴船明神が貴船山に降臨したのが「丑の年の丑の月の丑の日の丑の刻」であったという事から心願成就の参拝方法なのです。

[恋愛成就のポイント]
思い詰めてもいい事ナシ。
心の中に、幸運が舞い込む隙間を与えてあげましょう!貴船の霊気に触れて心のお洗濯。
アクセス
叡山電車「貴船口/ 京都バス「貴船」


野宮神社

野宮とは、斎宮に決まった内親王が俗世の汚れを払い、精進潔斎するところ。
平安時代、嵯峨野は風流人達が集まる場所だった。
六条の御息所と娘の斎宮の伊勢下向が近づいてきた9月下旬に光源氏は野宮を訪ね、別れの歌を交わす。
神垣はしるしの杉もなきものを
いかにまがえて折れる榊ぞ (六条御息所)
少女子があたりと思えば榊葉の
香を懐かしみとめてこそ折れ (光源氏)
生き霊となって他の恋人達を呪い殺してまでも愛しぬいた光源氏との別れを、しみじみと歌で綴った御息所は永い別れを決意していたことだろう。
物語の中にも黒木の鳥居を見ながら御息所を偲ぶ光源氏の姿が描かれている。
社務所では『源氏物語』の雅やかな世界をモチーフにした開運・招福のお守りが1000円で販売されている。

[お亀石]
良縁結婚の御利益があるという野宮大黒天の側にある神石「お亀石」を撫でながらお祈りすると、 一年以内に願いが成就すると言われています。



住所
右京区嵯峨天龍寺立石町3
TEL      075-871-1972
拝観
境内自由


下鴨神社・相生社
商売繁盛の大黒さんとして親しまれる下鴨神社は京都最古の社で、加茂川と高野川が合流する所に広がる糺の森の中に囲まれています。
境内と糺の森は世界文化遺産、国の史跡に指定されています。


[連理の賢木]
縁結びの神様の力で二本の神木が途中から一本になってしまったと言い伝えられています。
この木が老木になると、境内の糺の森のどこかに自然と跡継ぎが出てくるそうで、現在で四代目なのだとか。
たくさんの縁結びのおみくじが、まるで七夕飾りのようです。
より強力な御利益を願ってか、お願い事を書いた竹筒には懸花も。
願い事を人目につかないようにするシールもあるので、プライバシーも守られます。

アクセス
京阪電車「出町柳」徒歩約10分/ 市バス「下鴨神社前」徒歩約5分








京都の古都なら http://www.e-kyoto.net/


京の一枚
京都四季折々・祭り その他

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「京都旅行」カテゴリーもっと見る