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Refine-Debate.blog

自分のディベート歴や今を定期的に綴っております。

給食のデメリット・メリット

2004-10-27 22:05:23 | ディベート全般
総合学習でうちのクラスは「学校の給食導入」について話し合う。
今日からチームごとに準備を開始した。

さて当面の問題は英語とテニスだ。英語はともかく、テニスはアキヒトに世話になってはいるが(いつも本当にありがとうございます)、いつまでも彼の足を引っ張るわけにはいかない。
 日々死ぬ気で授業に挑みます。

ビデオがよくなかった

2004-10-20 19:16:48 | ディベート全般
今日は台風で学校が4時間目終了後に下校となった。

うちのクラスでは、4時間目に総合学習でディベートを行った。
創価高校35期のなかで雄弁会を続けてきた者として経験があるのは、5人。
担当の先生も、「僕がやるよりも、君が説明してくれたほうがいいと思う」とおっしゃられる。

そんなこんなで毎時間、何かと総合学習の時間に前に出てしゃべっている。
しかし、このような地道な啓蒙活動を経て、ディベートを理解していただけるのならば、
ここぞとばかりにその魅力を訴えていきたい。

さて今回の授業では、ビデオを見た。
ビデオは02年「日本は遺伝子組み替え食品の販売を禁止すべきである。是か非か」の全国大会準々決勝だった。
本来、昨年の「第二次安楽死」の決勝のビデオを見たほうが、同期のメンバーも出場しているだけあって興味がわくかと思われたのだが、確認したところこのようなビデオしかなかった。

これは早急に部活内でもビデオ類をしっかりとしておく必要がある。

「GM」は専門用語も多く、いわゆる「早いスピーチ」が横行していた時代もあって、立論のレート3000文字前後でも試合ができたのだった。
 その準々決勝で、試合の内容は拮抗していたものとはいえ、立論が早くて何を言っているかわからない、といった感想が見られた。
このビデオでは確かにこれではわからないだろうと思った。

ディベートをするにあたってルールも全て知らないのに、レベルの高い試合のビデオを見ても圧倒されてしまうだけかもしれない。

1組の論題が「携帯電話OK」、2組の論題が「給食導入」であった。
これからこの論題に合わせてのレジメを作って、各ポジションごとの準備のアドバイスなどをみなに伝えていきたい。

総合学習

2004-10-14 20:43:36 | ディベート全般
わが高校の総合学習では、後期の総合学習(2学期中盤~3学期全部)でディベートを行うことになった。
中学のときにやったこととは違い、論題は政策論題になるとのこと。
実は(雄弁会の功績のおかげか、ディベートの名前こそ普及している我が校でも)、一般生徒の間には、ディベートに偏見や誤解がある。

どうも議論には冷徹なイメージがつきまとうと言う。
しかし、ディベートは準備さえしっかり行えば、誰にでもできる上、その面白さに惹きこまれると思う。

特に多かった質問は、「このチームは肯定側だけ考えればいい」とか「雄弁会はどっち側で準備してきたの?」という類。
両方の視点から物事を考え、どちらのサイドになってもいいように準備する、という点をほとんどの人が知らなかった。

ともかくまずは、変に硬くならず、ディベートそのものを理解してもらえるように、これから行動していきたい。

そして願わくば、この学習を通して、大学でディベートをやってみたい、という人がでると嬉しいなぁ。
(写真はディベート甲子園(全国大会)開催地:神田外語大学の決勝戦会場。)

4年前の再臨・・・死刑廃止 そして・・・

2004-09-21 20:38:22 | ディベート全般
関東甲信越地区の後期論題が「死刑廃止」になった。

死刑廃止といえば、中2の頃に戦って、そして決勝戦で敗北を喫したあの年の論題だ。
あのときは、自分に力がなかったり、夜9時就寝の伝説を作ったりと、とにかく自分のふがいなさを感じた論題。

この論題だけは後輩たちを勝たせたいという思いとは裏腹に、逆に負けることも大事な要素だとは感じる。

試合には、勝者がいる限り、必ず敗者が出る。
いくらディベートの普及が発展途上にあるといっても、成績やタイトルというのはごく限られた一握りの人たちが手にすることができる。その価値は、ディベーターにしてみれば、のどから手が出るほど高いものである。

決して、勝ち続けているからといって、また他人から強いなどと評判を得たからといって、タイトルの名に恥じるような行動を行ってはならない。「強いことの証明」とは、名誉を手にして満足することではなく、その賞をとったことに対してどれだけ自分が他の人に還元していくのかという部分ではなかろうか。
 何のために勝つのかという問いは、始終尽きることはない。

 人はそれを「王者の風格」とでも言うのだろうか、賞を得たからといって下衆な集団にひきさがるのでは意味がない。だからこそ、さらなる人間的鍛錬を行っていき、他の方々にも示しのつくような、率先規範たる人間へと成長していきたい。

明日から新学期

2004-08-31 21:36:08 | ディベート全般
照明は陰の仕事です。これは「クセノン」と呼んでいます。
前からスポットライトを当てるもので、操作次第によっては元気玉や気円斬が撃てます(笑)。
ちなみにクセノンとはおそらく商品名だと思われます。

明日からいよいよ学校です。始業式からさっそく仕事です。
しかし、ディベートのことで頭がいっぱいです。

計画的な下半期の生活にしてまいります。
しかしながら、秋季大会の論題はまだ発表ではないのか・・・。

交流の大切さ

2004-08-30 23:00:13 | ディベート全般
今年8月の、第9回ディベート甲子園において、「第1回ディベーター交流会」が催された。
残念ながら、わが校は3日目に残ったこと、僕自身は家の都合のために学校をあげて参加することができなかったが、全国各地区から多くのディベーターが参加し、第1回目にもかかわらず大成功のうちに終了したそうだ。
 この交流会は、全国各地のディベート関連の先生方や、甲子園OBの方々のお力添えももちろんだが、
基本的には現役の高校生8人が中心となって企画・準備を行なった。微力ながら、僕もその8人のうちに入っているのだが、結果的に直前準備などにはあまり貢献できず、中心で動いてくれたほかのメンバーに申し訳がない。
 中でも、北海道のかりふぉるにゃぁさんは、高校1年生ながら、ものすごい活動家だ。
彼女が、自分よりも年上が多いこのプロジェクトのメンバーをしっかりまとめあげてきたからこそ、今回の交流会が成功したといえるだろう。
 来年は第2回を企画しているが、現役ではなくなるものの、しっかりと交流会の企画を考えていきたい。
(写真は交流会の様子です)

原発とクラゲについての考察

2004-08-29 17:08:52 | ディベート全般
今年、「日本は原子力発電を大体発電に切り替えるべきである。是か非か」というテーマを半年間追い続けてきたなかで、最も僕の目を奪ったのはクラゲの存在と言って過言ではないだろう。
ここで少し、クラゲに関する文献を挙げていきたい。

原発や火力発電所から排出される温かい水。これを「温排水」と呼ぶが、それはどうも海面を温める効果があるという。
資料として、89年発行 ジャーナリストの広瀬隆氏「原発が止まった日」より引用開始。
「石油・石炭は温室効果を招くからいけない、原発が答えだ、というような単純な話にはウソがある。むしろ逆に、日本では原子力発電所が毎日毎日、広島原発50発分という信じがたい熱の塊を海に捨てている.これが海水をどれほど温めているか、蒸発させているか、という温室効果こそ議論されなければならない」。引用終了。

原爆50発の熱といってもイメージがさっぱりである。
しかし、あの広瀬氏が「議論されなければならない」というのだから、相当量なのであろう。

クラゲは暖かい海に棲息する。つまりこのまま海水が温まれば、日本近海でクラゲの棲む海が増えるということだ。しかし、クラゲは他の魚に対して深刻な漁業被害を与える。

資料として、毎日新聞2004年6月30日より引用開始。「日本海沿岸では02、03年の夏から秋に大型クラゲの大群が来襲。定置網が破れる、触れた魚が傷むなどの被害が続出した。同漁協でも年間約1億円の損害があったという。(中略)さらに世界最大級の出力となる3、4号機がそれぞれ14、15年に運転開始する予定。(中略)温排水が増加し、海水温がさらに上昇するとして、同漁協は漁業への悪影響を訴える。」引用終了。
 クラゲがおさかなさんに被害を与える事がよくわかったと思う。しかし、クラゲはそんなことを考えていないに違いない。なにしろ99%水分なんだから。

同資料ではこうも述べている。
「日本原子力発電の敦賀原発3、4号機増設に伴い、温排水の増加が漁業被害を拡大する恐れがあるとして、計画地に近い同県 越前町 漁協が原電に補償を求めていることが29日、分かった。同漁協では02、03年と大型クラゲの大量発生で漁業被害が発生し、「温排水増でクラゲ被害がひどくなる可能性は否定できない」と主張。(中略)漁業補償となれば額は億単位に上るとみられ、大型クラゲを巡る論争は尾を引きそうだ。」引用終了。

つまり、クラゲを放っておけば、漁師の方々が大変な思いをするということなのだ。
何か対策を期待したい。

ところで、クラゲは発電所をのっとり、停電を起こす可能性を秘めているという。
気になる文献として、asahi.comの2002年8月11日より引用開始。
「原発は、タービンを回した蒸気などを冷やすため大量の海水を取り入れている。(中略)クラゲはこの人工的な流れに乗ってやってくる。クラゲが大量にゴミ取り装置に張りつくと取水量が減る。発電機効率が低下し、電気出力も下がってしまう」引用終了。
しかし、取水口にクラゲがつまる程度なら、停電なんか起こらないのではないか?
と思う方もいるだろう。
しかし実際に、クラゲが停電を起こした事例が見つかったのだ。
資料として、原子力情報百科事典『アトミカ』2000年更新分より、表の記載事項を引用開始。
「1972・7 横浜、東京東電横浜火力発電所 冷却用海水取水口にクラゲが押し寄せ都内西半分が停電」引用終了。

なに?クラゲが実際に詰まって停電事故が起きているというのには、30年前とはいえ、正直に驚愕せざるを得ない。クラゲの底力を思い知らされた。

当然、クラゲは自由気ままに潮に流されていたら、取水口に詰まってしまったわけであるから、彼らの行動に恣意的な感情は認められない。だからこそ、この件に限っては、クラゲを非難するのはよくない。
だからこそ人間が何らかの対策を行い、クラゲがこのような事件に巻き込まれないように配慮する必要がある。

※各種文献の著作権は、それぞれの著者にあります。
※あくまでネタですので、真に受けないでください。