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Refine-Debate.blog

自分のディベート歴や今を定期的に綴っております。

合宿その③「私の体にはアルデヒド脱水素酵素はないのか」

2005-08-23 23:13:28 | 大学関連
合宿3日目はみんなでスイカ割りと花火、そしてその後、戦士たちの宴が開かれた。
誰に言われるまでもなく、今年も写真を撮り続ける。
思えば中3のディベート甲子園から毎年、いろんなイベントの折にずっとデジカメを持ってきている。
今年はソニーのT7(510万画素)が手に入り、3代目の後継機として大きく尽力してくれた。動画も撮れる。

さて本題だが、夜は「宴」であるから、アルコールが入ってくる。
ところが僕はアルコールがどこまでも苦手な人種らしく、会場のお酒の匂いと、つまみのイカの匂いで頭がガンガン痛くなってきた。
結局、宴開始から30分で早々に寝床へ。
といってもすぐに頭痛が収まるわけでもなく、この夜は地獄を見た。
あ、もちろん、未成年の飲酒は法律で禁止されていますので、当然、未成年のメンバーは飲んでいないのですが。

夜遅くまで祝宴が続いたのか、朝ご飯の定刻8:00に食堂にやってきたのは僕一人で、次の人が来るまで10分くらい待った。
むしろ自分は朝6:30に起きて身の回りを整理するくらいだったので、
これは皆とかなり行動に時差が生まれている…

酒の匂いすら受け付けないというのは、社会に出てからも(職種によっては)ある意味で致命的な部分であるという。

とりあえず、酒への耐性の点では、僕はかなりのマイナーに所属することになる。
本気で医者に診てもらったほうがいいのかもしれない。

そんな不安にさいなまれながらの4日目。
富士急ハイランドに。もちろん生まれて初めて。

しかし自分、絶叫マシーンも駄目。
結局、けんぢ先輩と「アッキー」と「皇太子」(2人は同期)でコーヒーカップと観覧車に乗りenjoyしました。

そもそも遊園地に行ったこと自体が人生の中で初めてのような気がします。
経済的に仕方ないですね…。

そんなわけで、「世間一般的なつきあい」に関して、僕はかなり経験+耐性+適応力が少ないことを自覚せざるを得ない3,4日目だった。

頭はそうでもないのですが、
体は真面目なんですね。

とりあえず、後半は焦燥感にかられた合宿でしたが(汗)、
ディベートの力、同期や先輩との仲を深め合うことができ、本当に充実した合宿となりました。
企画してくださったかっちゃんさんを初めとする2年生の先輩方を中心に、参加されたすべての方々に感謝申し上げます。

(でも、来年はできれば酒は別室に置いといてくれ…)

合宿その②「さんざん試合」

2005-08-22 19:34:15 | 大学関連
1日目夜。
部屋では自分とげーばーのPCの音がする。

さて肯定側の立論に関して、適当にリンクを組んでみた。
相手も、今回はシーズンはじめの試合だし、オーソドックスな議論しか出してこないだろー。
ということで、肯定側は「流産が防げる」という極めてオーソドックスな議論で戦うことにした。
朝4時30分―
「もう寝る!」との一言で眠りについた僕とげーばーは、次の日試合でへこむことになる。

2日目は3試合。それぞれ肯定、否定、ジャッジを務める。
最初は否定側。

デメリットは「排卵誘発剤の危険性」。
肯定側が主張する技術には体外受精というプロセスが必要であることを述べ、その体外受精の過程で母体に対しての危険性が生まれることを主張する。
しかし、相手のセカンドポジションのスピーチによって敗れ去る。

続いてジャッジ。
この試合は否定側がびっくり的な議論を提出してきた。
しかし、肯定側はその不備をつき、「母体の危険性も自己決定権の範囲内」という論旨を一貫して主張。インフォームドコンセント(「説明と同意」と訳されるがこれは正しい訳ではない:ここでは具体的なdefinitionについては省略)
結果、ジャッジ全員が肯定側に投票した。

続いて肯定側での試合。
この試合が自分の作った立論の初陣となった。
相手チームはデメリットがやはり排卵誘発剤による母体への負担だった。
肯定二反は自分なりに及第点だった。ジャッジの票は2-1で肯定。
辛くも勝利した。

今回肯定側で大きく武器になったのは、先の試合でまねさせていただいた(=パクった)「自己責任」の価値観である。
多少の危険を考慮してでも子どもを産みたい方々がいる。
インフォームドコンセントがなされるならば、自分の体へのリスクは自分で決めるから、デメリットは未然に防げる。(自己責任)それ以上に流産された方に対して子どもを持つ権利を与えることが国家として大切である、という趣旨だ。

さてこの日は、前日の朝までの準備がたたって早々にダウン。
肝試しを寝ちぎった。
同期の女の子の叫び声で目が覚めてしまったが・・・

3日目。
予選第4試合はパワーペアリングで、第3位のチームと衝突。
なんと予選第3試合でジャッジをしてくれたチームだった。
相手チームはうちの肯定を知っているということで、わがチームは否定に。
肯定側は「流産の防止」。戦略テKには自分達の肯定側と大して変わらない。

否定は排卵誘発剤についての危険性を主張し、肯定側が流産の女性という限定されたメリットなのに対して、否定側は流産以外の母親にも危険性が及ぶ為、国家としては限定された方々のことだけを考えて政策を決定してはいけないと主張した。
しかし最後までジャッジに伝えられるだけの押しとなる材料(DやT/A)がなく、
最後は肯定側が「母はそれでも子が欲しい」という価値観で押し切り、敗北。
結果は第4位だった。

その後、予選第3試合までで2勝した上位2チーム同士で決勝戦が行われた。
肯定側は予選第2試合で自分達がジャッジした先輩達のチーム。
否定側は3年のI井さんのチーム。

肯定側が予選から出した「自己決定権」「自己責任」の考え方を提示したのに対して、否定側は「現状でもアメリカなどでできる。なぜわざわざ日本で法的枠組みを整備する必要があるのか」といった、国家が動くべき理由を押して戦っていった。

OB4人がジャッジだが、最終的に2-2に分かれ、オーディエンスボートで決着がつけられた。僅差で肯定側の勝利。
ベストディベータ―には否定側のI井さんが選ばれた。

こうして円満に試合は終わったのだが・・・
自分にとっての地獄はここから始まる。

(以降次回)

Debate Network 合宿その①「ファースト」

2005-08-21 19:02:02 | 大学関連
大学日本語ディベートサークル「Debate Network」の合宿が、12日~15日にかけて行われた。
1年生からOBまでが参加する楽しい4日間となった。

その内訳は、先日決定したJDA05年後期論題での試合である。

今回は「代理出産」「着床前診断」のどちらか一方、もしくは両方をプランで肯定するのが、一般的な論題解釈となる。
否定側は、肯定側のプランでどちらが肯定されるかによってデメリットを変えて戦わなければならないため、準備がいっそう大変となる。

今回の合宿では、着床前診断に関する資料がある程度手元にあったので、これでメリットを作成した。
私は肯定側で第一立論および第二反駁、否定側で第一立論および第一反駁を勤めた。

今回、チーム分けは先輩がそれぞれ意図して組み合わせられた。
自分のチームはいわゆる「2ndtype」の集合体。
僕が高校1年のときの雄弁会部長だったTさんと、関西校出身で昨年のディベート甲子園で全国3位という成績を獲得した「げーばー」がチームメイト。
さて、この3人、2ndtypeなだけに、議論を作ったり、比較を考えたりするのは話が弾むのだが、1stに対してめっぽう適応性がない。
端的に言えば、第一反駁(ブリーフを使った攻撃および防御)を上手くこなすことができない。

ということで、1年生2人が肯定と否定に分かれて、それぞれの1stを行うことになったのだ。

し、しかし・・・!(以降次回)

なにかきました

2005-01-21 16:38:07 | 大学関連
学内推薦入試の結果、創価大学教育学部教育学科に内定が決定し、昨日、大学側より合格通知が届きました。大学生活は寮を希望してみようと思います。自炊・洗濯の苦しみ・辛さを僕は今まで感じたことがありません。これらの甘えを排した生活を送ることが、人間的な経験を積む第一歩かと思います。とはいえ、現代は飽食の時代といわれるほど、お金さえ出せば何かが食べられる状態です。(ちなみに僕は、寮生活において自炊が大事だと思っている)決して食べ物に困ることはないでしょうし、洗濯といっても洗濯機がやってくれるわけだから、そこまで時間を制限されるわけでもない。2人部屋といっても、むしろ寮の中で友情を育み、対話できることは喜ばしいかぎりだ。また、ネット環境もあるようで、情報収集にも困ることはないだろう。携帯でもパソコンでもメールができる。(しかし、家族へは必ず『手紙』を書こうと思っている。メールは寒い。)そう考えれば、僕がこれから体験するだろう苦労も、所詮は小さなものなのかもしれない。

・・・ただ、宮城県から志望しても落ちる人がいる寮選抜の厳しさですから、大学最寄り駅まで8駅の僕が寮に入れる可能性は非常に低いのだが・・・。

センター試験

2005-01-15 21:44:34 | 大学関連
今日はセンター試験。当然ながら僕は受けなかったが、全国の受験生、そして同期の友たちが勇んで戦いに乗り出した。
 雄弁会からも、つっちーとあられが受験しているが、ともあれセンターの結果は明日にもよるところだ。もうすでにAO合格が決まっているあられは別としても、つっちーはセンター試験の結果で合否が決定するので、ここが正念場だ。

 神奈川~東京、では雪が懸念されていたが、雨となった。交通機関のストップ等もないようで、護られたといっていいだろう。受験者はどうやら減少したようで、これからは国立大学の統合が懸念されるほど、大学の門は広くなってくるだろうといわれている。その中にあって、「何のため」に大学にゆくのか、未来への確固たるビジョンや哲学を持つことがより大事になってくるはずである。
 先の倍率減少の話だが、医学部等、人気の集中するところでは依然として競争が繰り広げられるに違いないが、いずれにしても大学側が起用する人材は、前述の部分が選定の大切なポイントになるはずだ。

 夜。地域の方々と語らったあとに、家に帰るととんでもないことが起きていた。
これは・・・大変なことになった!

大学推薦面接

2005-01-09 19:56:26 | 大学関連
本日大学にて、校内推薦の面接があった。これを通過することで、晴れて正式な合格となる。
教育学部教育学科の担当は、学部を代表する教授の方々だったが、悔いなく自分を主張することができた。

さてその後、先輩で寮生活をしているH木さん(僕もH木だが・・・)にばったり出くわし、寮生活についてや大学の諸問題、学問するとはどういうことか、などを2時間ほど話し合った。やはり、寮生活でしか経験できないことも多いだろう。また、今回の機会を逃したら社会人になるまで身の回りの世話を自分でしない可能性が出てくる。また、共同生活を経験する機会もなくなるだろう。
 池田潔著「自由と規律」を「じゃんぼ」先輩からすすめられ、読んでいる。読めば読むほど、寮生活に憧れる。当然ながら、介在する問題は多いと聞く。
 その昔、東京大学に合格しながらも創大に進学し、寮生活をする中で、一日三冊を読みきった男がいたという。
 その後輩で、世界文学全集を中学高校時代に全部読み、読書に関しては敵なしと思ってきた男が入寮したそうだが、その先輩の姿を見てあっけにとられ、自分の読書量の浅さを知り、その人も一日三冊の道にとりくんだという。
 さらにその後輩が、その人に感化され、大学院までに約5000冊を読みきって、創大の講師として働いているという。
 なんとレベルの高い話か。僕も年間100冊を読めるかどうかという一線である。一日三冊とは文字通り化け物に近い数量だ。これはどうにも適わない。しかし、古今東西の名著、良書を読み込み勉学したことは、生涯の宝となるに違いない。また、最近では遊びほうけている大学生が多いと言われているが、時間を有効に使えば、大学ほど勉強できる場所はない。いや、大学とは自分の好きな学問をするために行くのであるから、そもそもこの状況に陥るほうが不思議ではないか。それは「何のため」に勉強するのかという目的意識と、世界の現状を見渡す大局観、そこから考えられる使命などを大学生が実感していないからではないだろうか。

 少なくとも一日一冊読めば365冊だ。気持ちをさらに新しく、語学と読書に挑戦する大学生活にしたい。