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Refine-Debate.blog

自分のディベート歴や今を定期的に綴っております。

春季大会

2005-03-28 22:12:34 | ディベート全般
27日にディベートの春季大会があった。今年からOBとして中学のお手伝いをすることに決めたので、まずはこの大会に行ってみた。
 結果的に中学は3位となった。高校のほうは優勝+ベストディベータ-賞受賞という成果を、後輩たちが残してくれた。自分の高校が春季大会で結果を出すのは久しいことなので、まさしく後輩たちの努力の末に、新たなる道を拓いたといえる。
しかし「春に優勝すると(夏の)関東大会で不調」というジンクスがあるようだ。このジンクスを吹き飛ばす時代がいよいよ到来したのだろうか。

 雄弁会の後輩たちが新たなる歴史を作っていることを実感し、これからも鋼の結束を固めていけば、必ず目標を達成できるチームになれると確信できた。執行部も、もしかしたら歴代最強かもしれない。

 ここで最も気をつけるべきは「慢心」である。どこまでも油断を排し、「侮る」心を抑えていかねば、魔がつけいる隙が出る。また、今回、中学が負けた試合も、僅差の接戦だった。つまり「決定打」もしくは「接戦での一撃」が、あと一歩のところで出なかったことだったのでは、と思う。

例えば決勝戦をとっても、春の段階ですでに立論や議論のやりとりがある程度しっかり立っていたのを見ると、どこのチームも総じてレベルが上がっているわけだ。しかし、競り合った際に勝利の因とする一撃を加えられるか、また苦しいときに自らの力を最大限に出せるか、というところが、実は「慢心」を排した先にある状態ではないだろうか。
 もとより、順調なときに調子にのって結果を出すことはたやすい。しかし、最悪の状況に陥ったときに、そこから状況を建て直し、勝利できるか、それが真の実力なのだ。

これを磨くにはあえて苦しい環境に挑む事だ。「勝たんと欲すれば苦しむ事を学べ!」とのブラジルの格言の通り、自分も実力を磨いていきたい。

ということで明日は入寮式。八王子に行ってまいります。

中学フォーマット改正

2005-02-04 22:30:47 | ディベート全般
全国教室ディベート連盟のHPhttp://nade.jp/に、
ディベート甲子園の中学の部のフォーマットが変更になったという記事が掲載されている。
具体的には、
立論 6分⇒4分
質疑 3分⇒2分
一反 4分⇒3分
二反 4分⇒3分

僕は勝手に「4233(よんにーさんさん)制」と呼んでいるのだが、以前の「6344制」で中学からディベートを続けてきた自分にとっては、何か名残惜しいものがある。

授業中にディベートを導入するという点で、本校3年生の総合学習をどう感じるかを書くと、
フォーマットがどうあっても、時間いっぱいしゃべれる生徒はあまりいないという点だ。
生徒にとっては他の教科のレポートなども重なるためだが、ディベートの雰囲気に慣れるまで、やはり時間がかかるのではないか。

スポーツにおいても、模範となるような一流のものを見るということが大切だ。だが、高校生はおろか、教職員も「ディベート」という形をあまりわからないがために、形式的にもどう行っていいかがわからないという部分はある。現に、雄弁会が一定の活躍をしているわが校でも、ディベートのルールや試合の雰囲気といったものが生徒にはわからない。バスケで言うところの「上手なシュートの型」、野球で言うところの「投球フォーム」が生徒たちにイメージされにくいのだ。ビデオで試合を見せても、映像を眼に焼き付けてその五感で技術を「盗む」スポーツに対して、ディベートでは上手になるための方法をパッと理解することは難しい。
 そんなわけで、結局生徒たちは試合の直前まで何をするかわからないまま試合を迎えてしまう。
先日の第一試合でも、立論3分、質疑・一反・二反1.5分、準備時間ALL30秒で臨んだのだが、それでも30秒喋れば「以上で終わります」と言って、自分のステージを終える人が何人もいた。
 フォーマットの改正が、教室内での導入にどれだけ効果を発揮するのか、興味深く見守っていきたい。

校内試合!

2005-02-02 21:00:21 | ディベート全般
今日は「外国人労働者」の論題での初試合。
立論3分、質疑・一反・二反は1.5分という変則的なフォーマットでの試合を行った。
否定二反を担当したが、

短い・・・。

レジメ奮闘中

2005-01-04 18:37:22 | ディベート全般
担任の先生から電話が来た。

「総合学習のディベートのテキスト送ってほしいんですけどねぇ」

すでに原型が出来ていたが、年も明けて改めてさまざまな改良を加えることにした。

どうやら僕の作ったレジメが学年全体に配られるらしいので、下手なものは作れない。
全力で最高のものを作らなければ。

と、いうことで2日前に購入した500円のパワーポイント・テンプレート集を開きながら
現在も奮闘中である。

創価雄弁会を全国3連覇に導いた元・部長のO矢君から年賀状が来た。
美しくない文字で「富士のごとくに 大好きです。今年もよろしく」とだけ書かれていた。
なんだこいつ。もっと書くことあるだろ(怒)。

その次にあられから年賀状が届いていた。宛名面には、県名と市名は省略されていた。
こんだけでも届くのか!
でも、郵便番号さえ合っていればまず届きますからねぇ。

3年1組、4組、6組、7組の方から一人も年賀状が届いていません。
僕って顔狭いのか。

とりあえず、去年が喪中であったにもかかわらず40枚超えていたのに、
今年はまだ30枚越えないんですが・・・。

同輩 11枚
後輩 14枚
先輩  1枚
―――――――
    27枚

今年は田舎にいけなかった以上、年賀状による暖かい友からの激励が楽しみなんですが
残念!

ディベートラバーズ恒例年越しチャット

2005-01-01 03:31:17 | ディベート全般
今、抜けてきました。
さぁ寝るぞぉ。
詳細?それはまた次の機会に。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

(1月1日23時)
さて、そろそろ落ち着いてきたので内容のほうを少しおさらいします。
全国からディベーターが集まってチャットで年越しという企画は数年前から行われているのですが(今年で僕は3年目)今年は今までの最長である3時過ぎまで粘りました。

他校との交流の機会というものは少なく、皆が、まだ(学校の規模において)発展途上であるディベートの世界にあって交流できるのは非常に大切な機会ではないかと思う。

そのなかで、受験に関する話も出れば、恋愛に関する話、電車の話、来年の論題の話など、多岐にわたってさまざまなトークが展開された。僕はあまり話題が合わないようで、途中で黙ることもしばしばありました。

今回のチャットを通して思ったのは、自分がまだまだ勉強不足である、なかんずく世界史などに対してかなり無知蒙昧であったことと、外国語に対する不勉強でした。

それと、高校生でディベーター合宿の企画をしてはどうか、という話にも触れられ、よりディベートに対して理解を深められるような手伝いができうるならば、微力ながら尽力したいと考えている。
 特に北海道の本間さん(The Project of Debate Lovers代表)とは、チャットの運営の都合、MSNメッセンジャーを通じてでしたが、部活への関り方、あり方、哲学、宗教に関してなど、深いお話ができ、自分にとっても非常に勉強になりました。

また、正式に「社長の覚え書き」にブックマークを貼らせていただくことになりました。
社長さん、これからもよろしくお願いいたします。

冬季大会感想

2004-12-13 22:16:19 | ディベート全般
さて、後輩達の昨日の戦いを振り返る。

ちなみに偶然の巡り合わせだが、僕がタイムキーパーをした4つの試合は全て創価(AもしくはB)が出ている試合だった。
(肯定・否定で出るメンバーが違う都合、昨日試合に出てない人もいるわけだが・・・。)

ジャッジも豪華で、特に瀬能さん、藤本さん、久保さんは僕がディベートをはじめた当時からお世話になっている方々。

さて、死刑制度の論題は中2のときの夏にやった論題である。当時僕は中2だった。
その中2の小野君と田口さんが、今日の高校生の試合を見に来ていたのだからびっくりした。
中2のときの自分は高校の試合を見ようとも思わなかったし、これはレベルが高いことを示している。
すげぇ。これからを勝手に期待してしまう。

この論題は代表的な議論として、肯定側が「冤罪による誤殺の防止」否定側はデメリットで「犯罪の増加」というものをそれぞれ提出することが多い。

すなわち、肯定側は、現状で自白偏重、でっちあげ、資料隠蔽などによって誤審・誤判が起こり、間違って無罪の人が死刑にされている現状をプランで解決するという議論、否定側は死刑に犯罪の抑止力があり、プランによって死刑を恐れなくなることから犯罪が増える、という筋である。

しかし、経験者ならばおわかりだろうが、この2つ、証明するのが非常に難しい。
死刑になるほどの誤判はあるのか?抑止力を身近に感じるか?など、様々な論点に多くの相対する資料が叩き込まれることもしばしば。
昨日見た試合の中でも、反駁の末に肯定・否定ともに小さくなったメリット・デメリットを評価する、というものが多かった。これはこの論題の傾向性でもあるのかもしれない。

このディベートがメリット・デメリットという方式をとっているので、死刑に関する議論はそこで頭打ちなのかもしれないが、僕は、冤罪率や誤判や再審や仮出所の再犯率を示すのがこの論題の本質なのかな、と思う。

死刑論題は、個人的には安楽死の次に生命とは何かを考える格好の論題だと思う。
おそらく「死刑制度」そのものを議論するならば、「人が人を死に至らしめる刑罰」「国が人を殺すことを合法化しているシステム」が倫理的に正しいのかどうか・・・といった部分をもっと熱く語るべきではないか、と思う。中2のころは考えもしなかったが、人が何人死ぬのでやめましょう、救われるのでやりましょう、といった、生命を数で見るだけの議論よりは、せっかく死刑論題なんだから、そっちの方向性での議論もしっかり考えてほしい。

決勝終了後、『社長』さんに出会う。ブログを見てくださって、感謝しております。まだまだ未熟者ですが、スタッフ周りやジャッジの練習も含め、さらに精進してまいります。


帰りに『ペンギン』(1年)が、「せんぱーい。今日は試合に出れなくて残念ですぅ。でもなんか疲れちゃったですぅ」と言って机に寝ているのを見て、他のチームメイトは「あなた今日何もしてないのに・・・」と言っていたそうな。なんだかなぁ。
 
ともかく、大会に参加してくださった皆さん、またお忙しい中来て下さった皆さん、本当にありがとうございました。
ひとまず大成功の冬季大会となった。

でもなぁ・・・
創価でやる大会で創価がシードで創価が優勝してどうすんだよ・・・
というあたり、執行部も頭を悩ませているんじゃないかな。

迎える側の一念

2004-12-12 21:41:12 | ディベート全般
12月22日、創価高校を会場にして「第4回ディベート冬季大会」が行われた。
参加チームは6校9チームと、少なめである。今の時期だと、期末考査とかぶる学校もあるだろう。
ただ、公式的な大会というよりも、秋の大会の延長で行う大会、といった感じだろうか。

実は高校3年にして、はじめて自分の高校が主催する冬季大会というものに参加した。
高校1年の頃は部活をやめていたし、高校2年の時は何か用事があった気がする。

さて朝8:30に集合とのことで、とりあえず8:15くらいには学校に着いた。
すでに会場校の現役メンバーは到着し(やたら早い)、中庭のベンチで今日の試合の最終確認をしている。
熱心なことだ。

さて、念のため試合会場となる各教室をチェックして回る。
教室の黒板はきれいになっているし、机の並びも大丈夫だ。
しかし、床が汚い。教室の床ではなく、廊下が汚いのだ。
早速雑巾を濡らし、床掃除。その後掃き掃除を行った。

わが校は清掃に対して意識の高い学校だと思う(あくまで主観ですが)。
毎日の掃除の時間にはほぼ全員が参加するし、掃き掃除、雑巾がけもしっかりやっている。
さらに、数々の学校行事の前になると、学校全体を隅々まできれいにする「特掃」なるものが行われる。

しかし、廊下の水拭きだけは日ごろ行われていなかった。これは本校の掃除の一つの欠点と言える。
学園を訪れる世界の来賓の方々が一般校舎の廊下を歩くのかどうかはわからないが、少なくとも通らないという気持ちを持って掃除に臨むのはだめだろう。
後輩達は「賓客を迎える」という心をどう考えていたのだろうか。
机や椅子を並べて大丈夫だ、と思っているうちは、本当に賓客を迎えたいという気持ちではなく、
所詮は大会を無事に終了させるために「やってあげている」だけである。しかし、真にその大会を成功させたいのであれば、「(会場の設営を)やらせていただく」気概が大切だ。会場校であり主催者なのだから、そのくらいは当然の責務である。
 
ノーベル賞クラスや、世界的に有名な学者、知識人、有識者と呼ばれる方々も多く本校を見学に来られる。
しかし、この人たちと今日いらっしゃる他校の生徒の皆さんや、引率の方々、ジャッジを引き受けてくださる方々は、何の違いがあろうか。迎える側にとってみれば、その気持ちは等しく「最高のおもてなしをしよう!」と思うはずである。ゆえに、たとえ小さな大会であったとしても、その準備にも気を抜いてはならない。主催者側がどこかで妥協する心があると、それはどこかで問題が起こる原因になる。

そんなこんなで、朝は掃除、それが終わると場外誘導、試合になるとタイムキーパーをやらせていただいた。
 このような陰の努力があったことに、どれだけ気づくことが出来るか・・・これは、そのイベントに参加したときに一般の人が心得るべきポイントだ。しかし今回はこの話は割愛しよう。

この感想は次回に続く。

新論題

2004-12-10 22:18:39 | ディベート全般
今回、学年共通のディベート論題が発表された。
「日本は外国人労働者を受け入れるべきである。是か非か」というもの。
これは今まで僕たちもやったことがなく、非常に新鮮味がある論題として論戦が期待できる。

年末年始は忙しいので資料の収集が滞るだろうけれども、これが高校生最後から2番目のディベート論題になるであろうと思われるので、残り少ない時間を利用して良い議論を作りたい。

ということで、早速レジメを作り出す。

祝・合格!

2004-11-04 20:42:55 | ディベート全般
雄弁会で同期のKさん(とりあえず伏せる)が、とある大学にAO入試で合格した。
これで、これからセンター試験を迎える8組の中から最初に1人抜けしたことになる。
今年の雄弁会の中ではじめて進路が確定した。

この合格が、他の受験生の人達にも元気を与えられるといいのだが…。
他の人と比べてこう、というわけではない。

しかし、他の人の活躍をプレッシャーや焦りとして感じてしまうことがある。
それもまた自然なことだと思うけれども、自分の気持ちひとつで、
その結果を「後押し」と見るか「プレッシャー」と見るか、違ってきてしまう。

ひいては、気持ちの持ち方が前向きか否定的かという部分かもしれないが、
常に自分という一点を見失わない、その気持ちが勝利への着実な一歩であると感じた。

受験生の健康と合格を祈っていきたい。