『血中濃度』という言葉があります。一般の方だと『血中アルコール濃度』とか聞いたことがあると思います。
いわゆる、血液中の薬物の濃度のことです(そのまんまですが)。
右のグラフは、超有名な内服薬の血中濃度をグラフにしたものです。
横軸が時間、縦軸が薬物濃度を示しています。
服用後、しばらくして濃度が最大値になり時間が経つにつれ濃度は下がっていきます。
濃度が下がるのは薬物が排泄されたり、体内で分解(代謝)される為です。
そこでです。厚生労働省やジェネリックメーカーはこのグラフが先発品と後発品で同じだから、
「同じ効果である」と言っています。
はたして本当か?
薬の中には「受容体拮抗薬」と呼ばれる類の薬があります。
ヒスタミンを例にあげると、ヒスタミンという体内で作られる物質がヒスタミン受容体に結合すると、
鼻水やクシャミがでたり、皮膚が痒くなります(いわゆるアレルギー)。
そこで、ヒスタミン受容体に先回りしてヒスタミンが受容体に結合できなくする薬を抗ヒスタミン薬といます。
このように受容体をふさいでしまう薬は、高血圧、胃潰瘍などでよく使用されます。
この手の薬の効果は薬物がどれだけ受容体と強く・長く結合するかで決まると思います。
決して血中濃度だけで判断できるものではありません。
つまり、実際にヒトに投与して有効性を示すデータを集めないといけません。
まあ、血中濃度を測定しないメーカーもありますけどね。問題外ですね。
メケメケ@薬剤師薬剤師の隠れ家
いわゆる、血液中の薬物の濃度のことです(そのまんまですが)。
右のグラフは、超有名な内服薬の血中濃度をグラフにしたものです。
横軸が時間、縦軸が薬物濃度を示しています。
服用後、しばらくして濃度が最大値になり時間が経つにつれ濃度は下がっていきます。
濃度が下がるのは薬物が排泄されたり、体内で分解(代謝)される為です。
そこでです。厚生労働省やジェネリックメーカーはこのグラフが先発品と後発品で同じだから、
「同じ効果である」と言っています。
はたして本当か?
薬の中には「受容体拮抗薬」と呼ばれる類の薬があります。
ヒスタミンを例にあげると、ヒスタミンという体内で作られる物質がヒスタミン受容体に結合すると、
鼻水やクシャミがでたり、皮膚が痒くなります(いわゆるアレルギー)。
そこで、ヒスタミン受容体に先回りしてヒスタミンが受容体に結合できなくする薬を抗ヒスタミン薬といます。
このように受容体をふさいでしまう薬は、高血圧、胃潰瘍などでよく使用されます。
この手の薬の効果は薬物がどれだけ受容体と強く・長く結合するかで決まると思います。
決して血中濃度だけで判断できるものではありません。
つまり、実際にヒトに投与して有効性を示すデータを集めないといけません。
まあ、血中濃度を測定しないメーカーもありますけどね。問題外ですね。
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