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かまブログ~薬剤師の隠れ家ブログ~

薬剤師と心理士のコラボ。サイトはもっと充実。コシボネポッキリのおもしろさ。

ニコチン中毒。

2008年01月12日 | 医療関係
数週間前、ニコチネルを取りに来た患者さんがいた(ずっと前にも一度来たことがある)。

受付で処方箋を渡した後、

「ちょっと、外でタバコ吸ってくるわ。」

て、禁煙する気ナッシング。

この手の病気(?)で一番大事なのは、高いお金払って薬を買うことではなく強い意志である。

薬を使えば楽に禁煙できるとでも思っているのだろうか。

この患者さん、そろそろ薬を取りに来てもいい頃だが・・・

2回目の挫折決定のようである。

メケメケ@薬剤師薬剤師の隠れ家

どんだけ~。

2007年10月20日 | 医療関係
とある、風邪の患者さんの処方箋。

1、フスコデシロップ 10mL 5日分
  1日3回 毎食後   
2、PL顆粒       3g 5日分
  1日3回 毎食後
3、アレロック錠5    2錠 5日分
1日2回 朝夕食後

先週来た時には、上記の処方に抗生剤ととん服の解熱剤あり。

何がひどいって、とりあえずメケメケ的に普通の大人にシロップはNG。

同じ薬ならシロップより錠剤でしょ(自分が飲むとすれば)?

シロップは携帯に不向きだし、目盛りで量るの面倒だし、何より調剤が面倒だ。

シロップなんて子供や年寄りが飲むもんでしょ?

それはさておき、薬学的には(?)・・・

フスコデシロップ10mL中には、抗ヒスタミン剤(鼻炎や蕁麻疹等に効く)のマレイン酸クロルフェニラミンが12mgが

含まれる、主な商品名だとアレルギン。

次にPL顆粒、PL顆粒3g中にも、抗ヒスタミン剤のメチレンジサリチル酸プロメタジンが40.5mg含まれる。

類似薬では、ヒベルナやピレチアです。
     
で、アレロックは純粋な抗アレルギー剤(抗ヒスタミン剤とは分類上、厳密には異なる)で、鼻炎や蕁麻疹に効きます。

こんなに飲んで眠くならないわけはない。

中華料理でいえば、餃子定食で焼き餃子、水餃子、揚げ餃子が出てくるようなもんだ。

それを1日3回食べるわけ。ニンニク臭いっつーの。

まあ、センスがないというか。こんなドクターにはぜひ辞めて頂きたい。

メケメケ@薬剤師薬剤師の隠れ家


麻薬。

2007年10月15日 | 医療関係
薬局に保健所の人が監査に来た。

「薬局の中を拝見してもよろしいでしょうか?」

断ってもいいのかな?

まあ、役人に楯突くとろくなことがないから、中に入れてやった。

数日前、イヤな予感がしたので溜まっていた麻薬の譲受証もちゃんと麻薬帳簿に書き写した。もちろん在庫は合っている。

色々と薬局の中を物色されて、あーだこーだ指摘を受けてテキトーに愛想笑いで受け流すオレ。

で、とうとう麻薬を見せて下さい、と。

完璧なのだよ、貴女にはイチャモンをつけるスキはないはずだ。

ないはずだった。

在庫はあっている、あってないとシャレにならないしね。

ただ、麻薬帳簿に問屋から購入すると、

「○年○月○日 ☆☆☆(問屋名)より購入」

みたいに書かなくちゃいけない。

この、「購入」がね「講入」になってた。

ここ1年位ずっと、オレが管理薬剤師になってから。

スゲー恥ずかしかった。

追伸 最近まで、骨粗鬆症の「鬆」を「髪」て書いていたことが判明致しました。

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なにぬねの。

2007年10月14日 | 医療関係
最近疲れているせいか、な行(な・に・ぬ・ね・の)がいい難い。

幸い気をつけているので、まだ噛んだり間違えてはない。

油断すると、「にゃ・にぃ・にゅ・にぇ・にょ」になりそうである。

例えば、「矢野さ~ん。」て患者さんの名前を呼ぶときに、「やにょさ~ん。」になりそうなのだ。

*井上→いにょうえ
*矢野→やにょ
*野口→にょぐち
*永田→にゃがた

恐ろしい。しかも、名前を呼ぶ前に「にゃ行」に変換された名前を想像してしまうから余計危ない。

なにか良い方法はにゃいでしょうか?

メケメケ@薬剤師薬剤師の隠れ家

乳糖。

2007年10月10日 | 医療関係
乳糖が高くなるかもしれない。

うちの薬局に出入りしている問屋さんが教えてくれた。

なんでも、オーストラリアが干ばつで(乳がとれない?)乳糖を含め乳製品の卸価格が高くなるかも、らしい。

薬局で乳糖といえば、錠剤を粉砕する際に量増ししたり苦味をごまかすのに使うのだが、

注文するのは年に1~2回だな、うちの場合。仕入れ値も数百円だ。

しかし、乳糖は一応薬価収載(国が価格を決めている)されているので、仕入れ値が薬価より高くなる可能性がある。

原材料費が高くなるからといって許されるのか?

メケメケ@薬剤師薬剤師の隠れ家

レンドルミンD。

2007年09月15日 | 医療関係
レンドルミンD錠。

効くかどうかは知らないが、有名な薬である。

A)とん服(不眠時)1回1錠 14回分

B)寝る前 1錠 14日分

A)、B)どちらとも患者さんに渡すのは14錠。

しかし、窓口での患者さんの負担額に差があるのをあなたはご存知か?

ウチの薬局の場合(負担割合が1割の場合)・・・

A)160円

B)200円

ウソのような本当の話。

これは、内服薬ととん服薬で調剤料(車の修理で言えば工賃のようなもの)が違うからこうなります。

錠剤を割ったりつぶしたりするわけではないので、調剤の手間は同じなのにね。

棚から取って来て袋に入れるだけ。ぶっちゃけね。

こんなの患者さんにツッコミ入れられたらどう答えたらええんですか?

こんな意味不明で不明瞭なシステムは改善しないと日本の医療に明るい未来はない。

と思うな、ボク。

メケメケ@薬剤師薬剤師の隠れ家

親しいほどに。

2007年09月14日 | 医療関係
私は病院に勤めている。
仕事柄、患者さまとは、長いお付き合いになることが多いが。
やはり病院なので、亡くなる方もおられて。

実は悔やんでいることがある。
育休が明けて仕事に復帰してすぐに、就職してからずっとお世話になっていた患者さまが亡くなったのだ。
私はスタッフなので、お世話になる、という表現はおかしいかもしれないけれど、実際何かと声をかけて下さったりしていたので、私は本当にお世話になったと思っている。
寡黙な方だったけれど、気にかけていただいてたな、と思う。

何を悔やんでいるかというと、挨拶に行けなかったこと。
どうして復帰してすぐに病室に挨拶に行かなかったんだろう。
それがずっとひっかかっている。

今回、妊娠が分かって初めて産婦人科を受診する日、車の中から外を眺めていると、その方にそっくりな人が、道を歩いていたのだ。
不思議な光景だった。
後姿だったけれど、背格好もそっくり、歩き方もそっくり。
あっという間の出来事だったけれど、私にとっては大きく心に残った。
命がつながって行くというのは、そういうことなのかな、と漠然と思った。
もしかしたら、頑張ってな、と会いに来てくださったのかな、と都合よく思ったりする。


こきち@心理
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スマイリー。

2007年05月20日 | 医療関係
約80歳の男性の投薬にて。

男性:「スマイリ~はあるかのぉ?」

メケメケ心の声:「あ?スマイリー?オレの愛想笑いじゃ物足りないっすか?」

男性:「安定剤のスマイリ~。」

メケメケ:「睡眠剤のマ・イ・ス・リーですか?でてますよ。」

男性:「そうそう、これこれ。これがないと眠れんのじゃ。○△☆#$・・・。」

じゃぽにかろごすに投稿してみようか。

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