碁席秀策へようこそ!

徹夜で打てる新宿の碁会所「秀策」の
出来事や大会などをお伝えします。
プロ・県代表クラスもよく来ている碁会所です。

棋士

2013-05-03 23:34:45 | プロ棋士
 昨日の出来事です。 少し珍しい事がありました。

午後一時くらいに中国のプロ棋士の王さん(七段)がお見えになりました。
しかし強い人がその時間帯にいなかったのでお相手できる方はおらず・・・残念。

王さん以外にもお友達お二人と一緒に来られたみたいで退屈はされてなかったようですが
今度は金島先生や楊橋さんも是非紹介したいです~。夕方頃帰られました。



そして入れ替わるように夜七時くらいには
郭求真先生と久保秀夫先生がお見えになりました。

単純に手合い帰りにふっとお見えになったみたい?。
いえいえ、しばらくはお二人で対局した棋譜を検討されていましたが、

どうやらそのために来たワケではないようです。

夜中の九時がまわった頃でしょうか、アマ強豪で秀策の常連、中澤さんがお見えになる。

この中澤さん、当ブログ開設当初の記事にも登場されてるので
ご存知の方もいるでしょう。 もう一度ご紹介致します。
中澤さんは一橋大学に在学中当時、碁に猛烈にハマっていたそうで、
当時の大学囲碁界では抜けた存在だったようで。(周りの人から聞いた話)
それもそのはず、木谷実先生の道場で若手強豪アマとして修行。
当時(今から30年以上前?)負け知らずの木谷三羽烏(加藤・石田・武宮両先生)、
大手合にまだ参加していた頃の曹薫絃さん(四段くらいの頃?)など木谷門下のエリート若手棋士を相手に一時期は定先で突っ張っていた時期もあったそうです。
さすがに先では分が悪かったようですが、
2子では一部の例外は除いて木谷道場生達の方が
しんどい手合いだったという。たしか木谷道場は打ち込み制。
先二の手合いを維持したというのは特筆すべき事です。

そうそう一部の例外とは、中澤さんによると
「やっぱり薫絃や加藤さんらはめちゃくちゃに強かった。」とも。

碁を覚えて数年でこの領域に(たしか十代後半から)達したというから
驚き疲れます。(プロになった方がよかったのでは!)

アマの大会はあまり出なかったそうですが、アマ三大棋戦では
東京都の代表になる事も珍しくはなかった。 


ご本人曰く、もう碁は20年もブランクがあるので今はあの当時の力はないです。
と言われましたが・・・果たして

 と、ここまで紹介させていただきましたが、

今回はその中澤さんと久保秀夫先生が対局する機会がありました。 

どうやら前もって対局するという打ち合わせがあったようです。 

対するは久保先生。(最近では羽根直樹九段に勝つなど記憶に新しい)。
若くして日本棋院の理事になったそうで囲碁以外も忙しそうです。
 とにかくなかなかに観られない面白い組み合わせが実現。

対局はギャラリーもそこそこに、妥協を許さず早い段階で戦いが始まる。
対局内容は省きますが、中澤さん大健闘も
やはり現役の久保先生が少しずつリードを奪っていき、プロの勝利となりました。
両先生おつかれさまでした。  対局後に中澤さんは棋士の先生達と
一緒にご飯を食べに秀策を後にしました。




 


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