そのうちきっとイイことが…

襲雷舞踊団
なんちゃってMCのひとり言
(書ける範囲のね^^)

この子らに存在意義を・・・

2011年06月08日 23時47分12秒 | よさこい
この地で・・・
あなた方の力で・・・
この子らに自分の存在意義を教えてやってほしい・・・


しきりにこう語りかけていた今村先生。

今回の同行で、私自身が強く感じたこと。。。

またここへ来たい!

できるだけ大勢の人たちと一緒に!


ほんの一部の被災地しか目の当たりにはできませんでしたが、

それはまさに想像を絶する世界でした。

今朝帰ってきて、一時普通の生活に戻りましたが、

いつも通りの周りの光景を見て、とても同じ陸続きの場所とは思えませんでした。

きっとまだ大部分の人たちはあの状況を知る由もないでしょう。

知ったからといって、果たして何ができるのか・・・

そんな壁にぶち当たるのが普通なのでしょう。


でも、ほんの僅かな時間でしたがその土地を踏みしめ、被災された方々とふれあい、

そこで同じ時間を過ごせたことが、私に大きな力を授けてくれたような気がしています。

昨日の最後の会場、普通に今村組の踊りを見に来たという様子の女子高生が、

東北のためにつくられた「和詩」という曲の歌詞カードを渡された瞬間、首をうなだれて号泣していました。

決して負けない心を持って、明日を見据えて生きていく人へ。
小さな小さな歌を送ろう。祈りが少しでも明日を彩るように。
住み慣れた家はもうそこには無く、背比べで刻んだ古ぼけた柱が
これからはお前だけで時を刻んで進んでいくんだよと言っているようです。

~和詩より引用~

張り詰めて頑張っていた気持ちがプツンと切れたかのように、結局その曲の終わりまで泣き崩れていました。

ところがライブの終盤は笑顔になり、歌詞にあるように「明日を見据えて生きていく人」に変わっていました。

人の強さと同時に、今村組というチームの持つ力をまざまざと感じる場面でした。


今回のキャラバンでそれまでぼんやりとしていた感情がひとつ明確になりました。

再びこういった東北の人たちと一緒に、そして今村組と一緒に同じ時間が共有したい!

一緒になら、子ども達だけではなく私達大人の存在意義をも見つけられそうな気がします。

自分に何が出来るのか・・・

そんな風にしか考えてこられなかったことが恥ずかしくなった2日間でした。