syumi-悠悠

自分の教養と感受性を高める日々。

地果て海尽きるまで

2007年03月04日 | 映画


始皇帝が築き上げた万里の長城を越えて、ユーラシア大陸に大国を治めたチンギスハーン。
チンギスに有能な軍師がいたのかいなかったのか?もしいたとしたら、韓信・諸葛孔明・山本勘助も及ばなかっただろう。
いや、チンギスが天才だったのか。自ら陣頭に立ち、指揮をとる姿が勢いづかせたのか?
この超大作ではそこまで描かない・・・てか無理だろう。

さて、映画の話。
この映画の趣旨はなんだったのか?母と子・父と息子の絆・・・愛・・・ロマンス・・・信頼と憎しみ・・・どん底からの復活・・・観終わったあとに知りましたが、評判が悪い。観終わって確かに大ヒットは難しい。
可哀そう・・・とか、頑張れ~とか、そういう感情が入る場面がない。登場人物が多すぎて相関図の理解に苦しんだのか、幼少時代から描きすぎたのか、配役がイマイチだったのか・・・キリよくモンゴル統一で終わると思ったらまだ続いたとか・・・でも退屈とは感じませんでした、えっここで終わり?というのが観終わった感想ですかね。
帰宅して、チンギスハーンのその後を調べてしまいました。映画内で完結させないのも一計ですな。

歴史が好きな私なので戦略・戦術・戦闘に期待していたのですが、なんかわからんがボロボロのチンギスがとにかく勝つという展開。まぁいいけど。
しかし、馬術は見応えがあります。敗走しながらイナバウア~弓弩で射止めるとか、カット秒数が短いながらに盛り込んでます。

それにしても、年老いたメイク姿の若村真由美さんは見たくなかった・・・。

<解説>
部族間の闘争が激化していた12世紀のモンゴル。ボルジギン族の長の妻ホエルンが出産。テムジンと名付けられたその子こそ、後のチンギス・ハーンである。
14歳になったテムジン。父親を対立する部族に殺害されると、母親が敵から略奪された身である事を理由に、部下たちから見捨てられてしまう。やがて青年に成長したテムジンはリーダーとしてのカリスマ性を発揮。そしてホルテを妻に迎え、次第に勢力を拡大するのだった。

長期にわたるモンゴル・ロケを敢行した、角川春樹製作による歴史超大作。12世紀から13世紀にかけて、西はペルシャ湾にいたる広大な帝国を築き上げた英雄チンギス・ハーンの“ひとりの男”としてその数奇な運命を追った壮大な物語だ。夫婦、親子の愛と憎しみのストーリー、そして部族内での権謀術数など、幾重にも積み重なっていくエピソードは見応え十分。反町隆史や松山ケンイチなどの男気溢れる演技に、目頭を熱くする事だろう。さらに言えば、本作のもうひとつの主役は何と言っても美しいモンゴルの風景。どこまでも続く平原に、数千、いや数万の部下らを一堂に会させた即位式のシーンは見事という他ない。

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