syumi-悠悠

自分の教養と感受性を高める日々。

後悔しない「行動」をする。

2008年06月17日 | 悩み
仕事の話でもしますか。


先週は作業ミスで外資系クライアントのホームページにお詫び文を掲載するというトラブルがありました。
そして毎週月曜日はそのクライアント先で定例会議です。



いつもは会議の30分前に会議室に着いて、作業しながら始まるのを待つのですが、先週末はトラブルがあったので、今日は先手必勝ではないのですが、担当者のデスクに向かい、お詫びをいれました。



会議室で相手の出方を待って詫びると受身になります。まずは、自分が主導を握って先に謝りました。
結果的にクライアントは怒ってるという感じでもなく、バタバタしているプロジェクトなのでお互い注意しましょうね~って感じで定例会議の場へ移動となりました(実はそれほど大事件というトラブルでもないのですが・・・)

関係者が集まる定例会議でもこの件を先に報告しました。



自分の中でこの行動は、結果的に『良かった・悪かった』ということではなく、自分の中で納得の行く行動を起こしたということです。どちらの行動を選ぶにせよ、クライアントに『怒られた・怒られなかった』は自分が求めていた答えではないのです。



一般的な考えで、今回の行動は「当たり前だ」と思う方も大勢いると思います。この話は「先に謝る」「言われてから謝る」という話ではなくて、「あ~こうしておけば良かった」という後悔をしないで、もう次の事を考える事ができたという事です。



自分はプロジェクトマネージャーという立場で、下に5人のスタッフが日々一生懸命作業しています。もちろん作業ミスも発生しますし、そのミスを自分が見つけきれない時もあります。

クライアントの無理難題を聞きながら、スタッフの不平不満を聞き流しつつ・・・モチベーションを保ちつつ(保てていないかも)と間に挟まれて大変です。



ほんの2年前までは自分のミスを上司が詫びに行くという現場を何度も見てきました(しかも、自分の同行を許されない
くらいのヤバイ事態。当時の会社では緊急会議が開かれるほど)。ヒヨコ同然の私には精神的にテンパッていました。

今もその緊急会議の事はよく覚えています。



そんな自分が今は一人でクライアント先で謝っている。ミスの報告を受けた時、スタッフは会社でしょんぼりしていました。スタッフが一生懸命頑張っているのは自分が一番知っています。そして、自分にも非があること、さらにクライアントに謝るのは自分という2つです。スタッフを落ち込ませないように、クライアントには行動で示すのが仕事だと思いました。

あの緊急会議がなかったら、今の自分は存在しなかっただろうし、このプロジェクトのプロジェクトマネージャーは続いていないなと断言できます。



30歳目前にこの業界に入って「基本ができた社会人になるためには仕事せずに本を読め!」と教えてくれた上司に巡り会ってほんと良かったです。



syumi-悠悠




コメント (2)
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