

戦後の食糧難を守った女性達。
太平洋戦争末期から敗戦直後の東京において、言葉巧みに若い女性に食糧の提供や就職の斡旋を持ちかけ、山林に誘い出したうえで強姦して殺害するという手口で行われた連続殺人事件である。当時は戦中・戦後の食糧難で、ラジオ放送のインタビューの内容が「何を食べているか?」、子供へのインタビューにおいて最近嬉しかったことを聞くと「米やパンが配給された」と回答するほど、人々が食を求めていた時代であり、食糧の提供や就職斡旋といった言葉は魅力的だった。
初めの強姦・殺人事件から1年以上を経た1946年(昭和21年)8月17日、7人目の被害者女性が遺体となって発見されたが、直前にこの女性と会っていた小平 義雄(こだいら よしお、当時41歳)が逮捕され、犯人であると判明した。小平が他の事件への関与も自供したことから、一連の連続強姦殺人事件が発覚した。小平は10件の事件について起訴され、3件が無罪、7件が有罪となった。1948年(昭和23年)11月16日、小平に対する死刑判決が確定し、翌年10月に宮城刑務所で執行された。
第7の事件で被害者となった17歳女性は、大相撲の立行司・第24代木村庄之助の実娘だった。女性へ職の斡旋をして山林に誘い出して殺害する似たような事件が1947年(昭和22年)に発覚したが、これは「第二小平事件」と呼ばれた。また1971年(昭和46年)に発生した連続殺人事件の犯人・大久保清は「群馬の小平」とも言われた。
昭和21年長谷川町子「サザエさん」漫画が新聞に連載された。
国際連合発足
第二次世界大戦を防ぐことができなかった国際連盟(1919年-1946年)の反省を踏まえ、アメリカ合衆国、イギリス、ソビエト連邦、中華民国などの連合国が中心となって設立した。1945年4月から6月にかけてアメリカ・サンフランシスコで開かれたサンフランシスコ会議で国連憲章が署名され、同年の10月24日に正式に発足した。
51か国ー2011年7月現在、国際連合の加盟国数は193か国。
国連の目的は、
国際平和・安全の維持
諸国間の友好関係の発展
経済的・社会的・文化的・人道的な国際問題の解決のため、および人権・基本的自由の助長のための国際協力の3つ。
毎日大切に拝見させて頂いております。
時節柄ご夫妻様のご健勝をお祈り申し上げます。嘉子