有卯です。
先ず天文学的なことから。
公転周期２年２ヶ月の火星はただ今地球に最接近中です。
前回は２０１４年４月１４日、地球に９２３９万キロまで近づきました。
今回は今年５月３１日、地球との距離７５３０万キロ。
次回は２０１８年７月３１日に５８００万キロまで大接近します。
ここから占星術。
一昨年の接近からカーディナル・グランドクロスが作られました。
この時の火星は、木星・天王星・冥王星と凶アスペクトだったわけです。
火星の持つ行動力や突破力、活力が凶意の方へと働き、また火星は天秤座に入っていたので、
人間関係も社会も環境もバランスがとれず、暴走や攻撃などが突発的に起こり、制御のきか
ない乗物に乗っているように振り回されました。
５月２７日に火星は逆行によって蠍座に入りますから、今回の最接近は蠍座内で起こります。
近づく火星が地球にまき散らすものによって、世相・様相が変わっていくことでしょう。
5月３１日のチャート図読んでみます。
この日火星は牡羊座の月と１２０度トラインになって、牡羊座と蠍座を元気にします。
火星は牡羊座の主星ですし、また蠍座の副主星なので、火星自体も牡羊座・蠍座もその象意
の勢いが増すということです。
個人の所得や資産や自我を守ろうとする自己防衛の気運が高まるでしょう。
大胆で決断力も行動力もあって、月の現す日常生活を向上させ、普通の人々にポジティブな
心理をもたせてくれそうです。
火星はまた同じ牡羊座内の天王星と１５０度インコンジャンクトのアスペクトをとります。
衝動的で短気になりやすく、自ら災難やトラブルを引き寄せてしまう心配があります。でも
それは天王星のチャンスと蠍座の誘惑が交互に登場することを意味し、くじけることがない
七転び八起きの強さを持つ事ができるでしょう。
蠍座火星は乙女座木星と山羊座冥王星の１２０度トラインの間にあって、ココ掘れワンワン
掘ったらお宝が出て来るよと、忠犬シロだかブチだかの役割をしてくれそうです。
サイン同士は調和的な上昇機運の小三角形を作るので、社会性のある何らかの分野で権力や
リーダーシップを望む人達、大きな改革をやってみたい人達や組織に対して、火星は体力や
策略をめぐらしてくれるでしょう。ただしやはり短気とアクシデントと契約や裏切りなどに
は注意です。
海王星とは同じ水星座でトラインになります。
海王星の水気＝空想力や夢物語を火星の熱が沸騰させ、興奮や熱狂や情熱を持たせてきます。
土星が絡んだ時のようなブレーキはかからず、連帯感や依存や同情心が広がるでしょう。
日の当たらない場所や縁の下で働く人達に焦点が当たりそうです。医療や福祉、アルコール・
薬品などの有効利用などに期待できるかも。ただしやり過ぎると、悪くすれば薬害の恐れも
考えられますが。
火星はスポーツも受け持つので、案外リオ五輪はうまくいくのでしょうかね～。
治安は五輪関係者に限っては守られるかも。一般市民や国内外の観客は不安いっぱいですが。
火星の大接近だけをこんな風に読んでみました。
占星術としてはちょっと横道、寄り道かな。
ま、なんでも活用できればいいのです。
やっとコメントのお返しができそう。
今日も訪れてくださってありがとうございます。
