有卯です。
私が好きな言葉の1つに「ゼロの発見」というのがあります。
格言でも名言でもなく、昔々インドでゼロの概念が生まれたという数学上のお話。
市場で物を買う時、必ずザルには野菜や魚などの商品が入っています。
家族が何人いる、海まで何里歩く、何軒家があり羊を何頭飼っているも同じこと。
数・数字というのは、個数だけでなく時間も年月も距離も量なども人間に関わりを
持つ事・役立つ事を想定して作られた道具みたいなものですから、それがゼロなら
不要で無意味とされたわけです。
そこにどのような経緯があったのか知りませんが、計算でゼロを使用すると便利な
ものだと気がついたのですね。
これによって計算はもとより数学、物理、天文学などが進みました。我が占星術も
占星学として発展してきました。
けれど人類にとってゼロの発見の大きな意味は数学だけではありません。
ゼロというのは何も無いのではなく、そこに空や無の概念が存在することを示しま
した。まさに無から始まり無に帰るといった仏教を生み出した国ならばこその深遠
な概念と言えます。
人は何も無いところから生まれて、様々な人生を生きても最後は何も無いところへ
向って消滅するのだからこれ以上に変転しようのない帰結といえるでしょう。
・・・まあなんでこんなことを思ったかと言うと、最近のキナ臭い国内外の状況や
その煙を立てる人間達がなんと哀れな相をしているのかと案じてならないからです。
ここひと月の間は天王星と冥王星、太陽と火星で2つのスクエアが出現し、短気で
ワガママ、頭を押さえつけられるのが大嫌いだけど、自分は人を指図したがる。
横暴な言動をし疑心暗鬼にとらわれて、このままではあれダメこれダメと間違った
方向に変転し続ける結果を招き入れるような事態になりそうで困ったものです。
すべてはいつか無に帰るという謙虚さと諦観はもてないのか、死というゼロを迎え
る前に生きながら正しい道へ進めないのか。
そうするためには天体の激しいアスペクトを同様に利用しないとダメなのかなと、
自分の今後をちょっと今、マジに考えているのです。
木星移動で変わるこれから半年の星占いを書いてるとこですが、いつも牡羊座から
書き出して水瓶座あたりで力つきるので、今回は魚座から書き始めました。
ポリシーに反して愛想のいい甘口占いもありかなと考える今日このごろ・・・・。
今日も訪れて下さってありがとうございます。