SWORD中央ラボ分室

『アストロミゼット』HPブログ出張版
自企画の紹介が主ですが「小サイズ可動フィギュア」の可能性も広く研究しています。

【開発記録】『ロボット(仮称)』開発計画・48

2008-05-27 00:49:59 | Laboratory
以前作った「のっぺらぼう」をベースにパテを盛りつけ基本的形状を形成してゆきます。「ひさし」の工作だけでも既に4回目のやり直しをしてますが、どうしても前方に出っ張ってしまいます、俺のヘタクソぉ(泣)。

結局ずっと頭部のデザインを考えていて、気がついたのはこの「ひさし」あるいは「眉毛」の部分を今風の「嘴型バイザー」にしてしまってはいけない、ということ。
確かに嘴型のバイザーにするだけでロボットの頭部は格好良くなります…が、多くの場合そこで「格好良さ」に関して思考停止状態に陥るパターンが非常に多いと思うのです。
これは嘴型バイザーが悪いと言っているわけではありません。むしろ私はそういうデザインは大好物です。が、今回に関してはそれを使うことによってデザインが80年代アニメ風より過去に立ち戻れなくなると考えるのです。
と、言うのも80年代当時、一連の(今で言うところの)「リアルロボットアニメ」のデザイン(またはその劇中アレンジ)において「大きな嘴型バイザー」・「乱杭歯のようなクラッシャー」が流行し、いたるところで用いられた時期がありました。これは当時人気のあったとあるアニメーターの手法から始まったことと記憶しておりますが詳細に関しては当ブログでは割愛。…で、その影響は現在に至るまでも色濃く残され、今でもアマ・プロ問わず多くの方がオリジナルのロボットのデザインにそうしたラインを組み込んでしまわれるようです。
つまり魅力的ではあるのですが、そのラインは意図的に外さない限りそれ以前のデザインには到達できないし、本来の「ロボットの格好良さ」の本質には迫れないのではないかと考えるのです。

閑話休題。そんなわけで現作業段階の画像ではまだひさしの部分が明確に区別できますが今後の作業においてより滑らかなラインに修正していく予定、なるべく「のっぺり」を目指します。












でも一人黙々と頭部の削り出しを行っていると、何だか仏像を彫っている気分になります。歳をとったら仏彫にハマってみるのも悪くないかも…と思う今日この頃。

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