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SWORD中央ラボ分室

『アストロミゼット』HPブログ出張版
自企画の紹介が主ですが「小サイズ可動フィギュア」の可能性も広く研究しています。

【カスタマイズ】イプシロンミゼットをチューンする・5

2009-01-26 01:00:16 | Custom-made
前回のヒケを補修するついでに足首の関節部…ボールジョイントを修正します。
この部分、遊んでいてある一定の角度に足首を動かすとスッポリと抜けてしまうというものですが、製品によって個体差が激しく、どうやら全てのイプシロンミゼットフィギュアに起こるものではないようです。
また、パーツは単にはめ込んだものが抜けてしまうだけで折れたり割れたりすることが原因ではないためまたパーツをはめ込めば問題なく直る程度のものです。
とは言え、こちらもやはりできることなら完全な状態にしておきたいもの。そんなわけでこちらのも前回と同じく「溶きパテ」を使用して修正作業を行ってゆきたいと思います。

<ご注意!>
…念のため、最初にお断りしておきますが関節にダイレクトに工作を施す際は非常に正確で緻密な作業が必要となります。
例えば切削作業をやりすぎてしまうと以前よりも余計にひどい状態になってしまうことも十分にある話ですし、かといってあまり作業を控えめにするとサイズが合わずそれが原因で関節が壊れてしまう可能性もあるためです。
今回の作業は『かなり難易度が高い』部類に入る作業であることをご了承の上お読み頂けるとありがたいと思います。
無責任ながら、ご紹介はいたしますが推奨は決していたしません。

さて作業ですが、こうしてボールジョイントが抜けてしまう原因はボール部分に形状の「ゆがみ」がある場合が考えられます。
当フィギュアの場合、どうやらボール側面丸状のへこみが原因となっているようです↓

これは金型から成型品を取り出す際の「押し出しピン」の跡なのですがこれが構造上ジョイント部分に来てしまったためこうしたゆがみが生じてしまったものと考えられます。

言い訳してしまうと、これも私のノウハウの足りなさが原因です…と言ってもさすがにバンダイ様に工場に同行させてもらい金型を見せて頂く…ということまではできなかったものですから、金型の配置や設計に関しては知識0から始めたものですので…。

閑話休題。この修正を行うために前回作ったABS片の溶きパテを使用します。
やはり爪楊枝などに「ちょこっと」パテを乗せ、へこみにできるだけ正確に、乾燥後「程よく」盛り上がるようにします。
…「ちょこっと」とか「程よく」という曖昧な言い方しかできないのは作業環境によってかなりの差異が出てくるため一概に分量を明記できないためです。こればかりは個人の裁量にお任せするしかありません。
ということで作業したのがこちら↓

これも何度かに分けて作業を行ったほうが絶対良いでしょう。




…で、こちらも十分な乾燥を待ってからヤスリで削って形状を整えてゆくわけです。むしろ本番はこれから、かなり気をつけて作業しないといけません。
やはり続きます。

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