オールドレーシングカー談義

1950~1970年代のレーシングカー、その他のマシーンについて語り合うブログです

4気筒でダメなのか

2009-02-19 | F1・2009

色々他の分野で遊びましたので、レース関係の四方山話に戻っていきたいと思います。現在F1用エンジンは、8気筒、2400ccで固定されています。別に最初からというのではなく、Alffetaの直列8気筒に始まり、直4、直6、V6,V8、V12、V10、Flat12などバラエティに富んでいます。スポーツカーは、振動の問題なのか直6、V12の並存時期が続いた後、Flat6、V8、V6などのバラエティが出てきます。INDYカーでは、Offy4気筒の時代が長く続き、後にフォードV8、DFV、イルモア、HONDA、TOYOTAとV8が続きます。フォーミュラーカーでは、コンパクトに収めたい為、4気筒、V8が多くなるようです。さて、4気筒とV8ではどちらが良いか?V8の方がパワー、レスポンス共多少は良いので、競争が激しくなるとV8なのでしょう。しかし、4気筒のコンパクトさ、コスト、メンテナンス性のメリットがあります。パワー面の不利が許容限度内だと4気筒が台頭します。2.5リッター後期、INDYの70年代前半まで、1.6リッターF2,2リッターF2の大半などそういう時代が何度も出現します。F1では、現在開発を止める為、90度V8に固定しています。しかし、KERSが成功すると、パワー、レスポンスについてKERSの占める比重が増えます。そうすると土台としてのエンジンは、4気筒でも良いという考えが出てきます。しかし、4気筒と8気筒の開発競争が始まってはかなわない。結局、エンジン、KERS、ターボ、燃料などでどこまで指定制、認定制にするかの議論となる。何だかINDYみたいね。
 F1の格式、メーカーのプライドを考えると指定制、認定制の議論は、非常に時間がかかる。いっそのことプライベートの時代に戻れば?決して無謀な話ではないと思います。日本のワークスが撤退した60年代後半、70年代の二輪GP、1950年代後半、1960年代のF1など困難なプライベートチーム中心時代をすごし、新しい時代を開いた事例は、かなりあります。ガラガラポンでプライベート時代に戻る事が、技術的議論より先のような・・・。
 しかし、こうやって俯瞰してみると4強エンジン時代のCARTは、開発部分と標準部分とのバランスが取れていた気がします。しつこいようですが、サーキットのバラエティの豊富さも魅力でした。CARTを作っておきながら、自らIRLに移ったロジャーペンスキーの行動は、どうなんでしょうね。



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2 コメント

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Unknown (ono)
2009-02-19 20:23:46
新たな時代を開いた例ってシャパラルですか?グラウンドエフェクトカーの先駆けとして。(まぁ実質先駆けはロータス78ですが) たしかにそう考えるとあるものですね。 本当に、プライベーター戦争にしたらおもしろそうですね。4気筒対8気筒か、優勝チームはフォースインディアかスーパーアグリで。でもスーパーアグリのスポンサー急に辞めたのでしょうかね まぁやれても去年まででしょうが。本社が撤退したのだからね。
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プライベートでも良いのにね (FVA)
2009-02-19 21:07:05
これだけヨーロッパ以外のF1開催が増えれば,F1の格式なんてどうでも良いと思います。でも最後には、ヨーロッパ人はINDYと同じじゃイヤダと言いますね。どこまで標準化し、プライベート化するか?結局、ヨーロッパ人(白人)のさじ加減なのかしら?なんだか捕鯨問題みたい
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