アイシン精機の超小型モビリティー

アイシン精機と千葉工大、４形態に変形できる超小型モビリティー「ＩＬＹ―Ａ」開発
日刊工業新聞　掲載日 2015年03月18日

　アイシン精機と千葉工業大学は１７日、利用状況に応じて四つの形態に変形できる超小型電動モビリティー「ＩＬＹ―Ａ（アイリーエー）」を開発したと発表した。座席があり長距離移動に適した「ビークルモード」や、折りたたんで持ち運ぶ「キャリーモード」などに対応。前方の障害物を検知して自動停止する機能などの知能化技術も搭載した。
　アイリーエーは３輪構成で１人乗り。現在の試作機は最高時速１０キロメートル、重さ約４０キログラム。ビークルモード、キャリーモードのほかに、足でこぐ「キックボードモード」、荷物を運ぶ際に使う「カートモード」に対応する。同日、都内で記者会見したアイシン精機の江口勝彦常務役員は「今後、試作を重ね、価値と価格が見合うようにしていきたい」と述べた。
　千葉工大未来ロボット技術研究センターの古田貴之所長は「四つのモードに変形し携帯可能にすることで、既存の車や電車とも併用できる」と説明。持ち運びを考慮し「近いうちに重さで１０キログラム台前半を目指したい」と軽量化の目標を示した。アイリーエーは４月１４―１９日にイタリア・ミラノで開かれる見本市「ミラノデザインウィーク２０１５」に出品する

(上)座席があり長距離移動可能なビークルモード
(下）折りたたんで持ち運びできるキャリーモード



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綺麗にデザインしてある。良くまとまった作りなのでしょうか。学生さんの研究作品としては充分（？）。でも実用化としては引っかかるところが無いでもない。立屋内での移動はスムーズでしょう。しかし、この様なビークルのユーザーは主に老人か、障害者?そして、家の近くで用を済ませる主婦でしょうか。その場合、屋外を移動しなければいけない。その場合、一見きれいに見えても細かいゴツゴツはある。その場合の快適性の改善は必要なのでは？
 この様に限られた専有面積のビークルの必要性は非常に強く望まれると思います。具体的には商店街、市街地で歩行者と混じって使用出来るビークルです。その場合、路面が綺麗に見えても細かな不整は常に有る。そこからもたらされる不安定を使用する身体障害者、御老人が対処するのは、健常人が想像するより難しいのです。
アイシンのサイト　--------->　ココ
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例によって過去の例を辿ってみると。
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ホンダの開発した電動一輪車「Ｕ３－Ｘ」

折りたたみバイクのパネル分割を工夫して未使用時にコンパクトにまとめています。卵型のパネル分割からデザインを始めているみたいで、バイクとしては、ホイールが小さ過ぎる様です。16~20インチ位の大きさでも良かったと思います。
　　　　

2011年のTMSに出品されたWHILLの電動クルマ椅子です。車椅子に電動アダプターを装着する。


ビジネスとしては尻すぼみになってしまったのかな？
　　　　
同じ頃、HONDAがTMSに出品した電動キャリア。
 
　
再び人力車に立ち戻ってみると・・・・
　見事な駐車システム


もう一つ、見る度に頭をガーンと打たれた気分にされてしまいます。幼児用の２輪車です。左右を手で逆回転させれば、その場で向きをかえられます。２つの車輪とベースシャシーと後は車軸のみという部品点数の簡潔さ。グッドデザインだと私は思います。（左サイドの「キャトルデザイン」さんのサイトを参照させて頂きました）


未来のセグウェイ

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2012年のWBSトレたま。年間大賞は獲れなかったけど、重力センサーを使って気楽に立ったままコントロールが可能。自社の倉庫整理に使っているみたい。地味な会社の工場部門であっさり作れてしまう。日本の底力。ゲストのフェルドマンさんの「Segwayの真似じゃないか」という表情が面白かった記憶がある。
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以前、取り上げたベビランという赤ちゃんを乗せて競う競技用の3輪乳母車。３輪で大径の車輪によって走行性を向上させています。競技用ですので無駄なものは付いていません。中々簡潔なフレームワーク。
「ベビラン」
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