今週のHand Works

その日に作ったモノを紹介

くわいの含め煮

2008-01-13 12:27:56 | Weblog
本年初!のブログです。

昨年末は胃腸炎でダウン。なんとか年越しまでに復活しました。
毎年、何品かおせちを手作りしてますが、そんなわけで今年は省略してしまいました。
けれど、今年ど~うしても作りたいお祝の一品、「くわいの含め煮」だけは作らないと!

昨年の夏休み、娘の自由研究につきあい、地元で採れる“くわい”を調べました。私自身、くわいを食べた事もなければ、どんな風に作られているかも分からず、知識ゼロからの調査でした。(娘は給食でくわいごはんとして食べ、そこで興味をもったらしいです。)
インターネットで調べ、JAの方々から生産農家を紹介していただき、実際の農作業を見て、お話を伺いました。真夏の炎天下、水田に背丈以上ある、大きく青々したくわいの葉が生い茂り、ひざ上くらいまでつかりながら、育ち過ぎる葉を取り除く作業をしている農家の方をみて、改めて農業は労働だと感じました。くわいは毎日の食卓にのぼる野菜ではなく、あくまでもお祝の品(カタチをみると分かりますが、イモから芽がでているので“芽出たい、めでたい”)なので出荷量もそう多くはないようです。生産農家の数も年々減っていき、江戸時代から続いてきた生産もすたれてしまうのかなと、残念な気持ちになりました。

年末、店先でお正月用の地元産のくわいをみて、「よしきたっ!」とばかりに購入!
元旦に、調べたレシピに忠実に作りました。(とても、簡単でした。)
そして、実家の新年の挨拶にこのくわいの含め煮を持っていきました。そこで、わたしも家族も皆はじめてのくわいを体験!
わたしのイメージとは全く違う食感!ホクホクとしておいしいッ!(なんとなく里芋のようなネットリを想像していました)そして、後味にほんのり苦味が…。
この苦味がわたしの父をトリコにしたのか、ひとり一個のくわいのハズが、父、絶賛しながらニ個食してました。

長くなりましたが、皆様、本年もこのブログとくわいを宜しくお願い致します。