今週のHand Works

その日に作ったモノを紹介

くるみとレーズンの全粒粉の田舎パン

2011-04-18 13:25:44 | Weblog
桜の花も散って、はなみずきの白い花が小さくほころびはじめました。新緑もうっすらと芽吹き、爽やかな季節になってきています。
だいぶん日常が戻って来たように感じられます。スーパーマーケットへ行くと今まで納豆の売り場がからっぽだったのが少し製品が戻って来ていました。
思えば、震災直後多くの人が買い占め行為にはしり、トイレットペーパーからはじまりヨーグルトやパンなど多くの物が売り場から消えました。
朝食がパン党の家庭は多いようで、会う人会う人、パンが手に入らないとぼやいてました。
我が家はどちらかというとご飯党なので、それほど渇望はしなかったのですが、それでもやはりたまにはパンが食べたくなります。
震災から2週間後くらいでしょうか、焼きたてのパンが無性に食べたくなって、家にある材料でこの「くるみとレーズンの田舎パン」を焼きました。
直径25センチくらいもあるどっしりとしたパンが焼き上がり、半分に切ったときに溢れた湯気がなんとも香ばしく豊で…。こういうことに平和を感じました。
子供たちも久々の焼きたてパンに大歓声!熱々をむりやりスライスしてバターやマーガリンをつけてほおばりました。
全粒粉のしろい粉の香りもすばらしく、自慢の一品になりました。

小学校入学のふくろ物

2011-04-14 10:47:04 | Weblog
入学式をすませ、いよいよ新生活がスタート!

いまだ余震は続き、原発問題も已然何が起きてもおかしくない状況ですが、先日、息子が小学校に入学しました。
今年は満開の桜にかこまれて、まさに入学式!といった風景でした。式は震災があったせいか、なにか私には厳粛なものに感じ、娘の時は過ごし方が変わったような…。
いずれにせよ、登校するのは息子。その息子は今日で4日目の登校ですが、すでに「ママ、見送らなくていい!」と自立の発言に驚かされるばかりです。このまま楽しく学校生活が送れますように…、願うばかりです。

さて、入学前は大忙し。体操着袋、給食着袋、はみがきコップ袋、そして学校の机のサイズにあわせたランチョンマットを作らなければなりません。
市販のものでも良い上履き袋は幸い、いただいたポケモンのものがあったので良し!とし、バックは幼稚園で使用していたものがお気に入りなので、再利用する事にしました。
布選びは、震災前に済ませてありました。息子は「仮面ライダー・オーズがいい」と言っていましたが、TVで終わってしまったらどうする!息の長~い「ポケモン」ではどうか?と尋ねたら、意外とあっさりOK!をいただきました。
「ポケモン」ならなんでも良いので、数ある布の中から一番ワタシ好みの(製作意欲をわかすために、必須!)キャンバス地っぽい、ベージュ地にいろんなキャラクターがプリントされた布を選びました。キャラクターがカラフルなので、それほど地味ではないと思うし、(地味好きな母VSカラー好きな息子)巾着のヒモを数色替えても色合わせもOK。ついでにヒモでなんの袋かが判別しやすくて良いと思いました。

娘の袋物は当時「シナモンロール」が大好きだったので、デニムっぽい地にキャラクターがプリントされたものでした。飽きずに6年間使ってくれて、色が褪せ、薄~い水色になってしまった袋物。先日処分しようかと思いましたが、いまだ捨てられず…。
今回作った、息子の巾着袋たちもこのようになれれば良いけれど…。男の子だし、どうでしょうね?

よつ葉のクローバー・ストラップ

2011-04-01 13:53:32 | Weblog
この度の震災に遭われた方々のお見舞いを申し上げます。また、原発等復興に携わる皆様方に敬意と感謝をしております。

こんな辛い現実が起こるとは…。
2011年が明けてから最初のブログの記事をこのように迎えるなんて…。
空気感?でしょうか、私は仙台(宮城)が好きで5回訪れた事があります。ここには何度も訪れたくなる魅力があります。
特に松島はお気に入りで、仙石線(たしか)に乗り松島へ2回訪れました。車窓からの美しい海と松の木、湾や岩の風景に心を捕われて、この景色を眺めるために再度松島へ、と。
痛ましい惨事になってしまった東北、一日も早い復興、そして安心した生活へ皆が戻られる事を願っております。

震災前、春休みに親子で作るビーズレッスンの仕事依頼がありました。この春卒園した息子と同い年の子供とママさんたちとです。
男の子も参加するので中性的なモチーフがいいかな、と色々考えた末に、幸運の象徴である“よつ葉”にしようと決めました。
新生活である小学校への入学もあるし、縁起がいいな~と。
材料をそろえ、さてレシピを起こそうとした矢先の震災。正直、ビーズレッスンをやろうという気持ちにはなれず、ただただ不安と悲さで毎日を過ごしていました。
けれど日が経つにつれて、みんなで頑張ろう!という気風が生まれ、私自身も凹んだ気持ちではいられないと、前向きになってきました。
節電、買い控えなど、自分にできる事は積極的に。そこて思いついたのが、この“よつ葉のクローバー・ストラップ”の売上の中から300円ずつを募金にまわすのです。
微々たる金額かもしれませんが、今年一年(とりあえず)レッスン、そしてお店で、このストラップを販売していこうと思います。

先日予定通りレッスンを終え、参加したママさんたちから、久しぶりに楽しいひとときが過ごせたという言葉をいただきました。
不安はまだ拭えないけれど、少しでも気分転換になれば…、今年もビーズに手づくりに頑張りたいと思います。