彼岸花 枝葉もあらず仰ぐ天

田畑の畦や野山に群生する彼岸花は、姿形も生え方も変わっていて不思議な雰囲気の花だ
葉と花はけっして出会う事なく、真っ直ぐな茎が天へ伸び、花も天をいただく様に咲く
無邪気に花飾りにした彼岸花、今の心象では曼珠沙華と呼ぶ方がしっくりと感じられる

すれ違い 君は将来 僕は日々

政治には国の将来を見据えたビジョンが必要であり、国民は日々の生活が何よりの大事だ
近視眼的で性急な世論と、国家の大計との折り合い、優先順位の付け方が難しい処だ

啄木鳥や おちこち絶えぬ 業の痕

世界中には、将来の展望も人間としての喜びも無く、困窮を極めている人達が大勢居る
日本でも○○難民とか格差が取り沙汰されだしているが、世界の格差は想像を絶する

山のはに月かげとめて黒髪のみだれもあらね明けぬ間にこそ

与党は総裁選にうつつを抜かし国会審議は放置、毎日億単位の税金がムダに消えていろ
せめて、小泉チルドレン達が桝添御輿を担ぎ出す位の余興があっても好かったのでは・・

秋暑し常にも成らん人の業

近頃は何かにつけて温暖化と言う流行語に出合う、確かにその一端は人間の業であろう
しかし、物事は其れ程単純明快ではない、複雑な事象が絡み合って因果を回している
数十万年規模の気象を検証する科学者達は、情緒的短絡思考のブームに懐疑的だ

昂齢か！ 故忌を催すまつりごと＾＾

少子高齢化で古稀も米寿も珍しくない時代に、敬老の日と言われてもピンと来ない
若返りかけていた政治の世界も故忌復活か？抗齢と昂歳が鬩ぎ合い混沌として来た

茶番劇 茶を飲む前に終ってた＾＾

外交根回し下手で日本は国際的な場での発言や主張が出来ず、徐々に締め出されつつある
ところが身内では一夜にしての大穴首相誕生劇、談合馴れ合い内弁慶政治も先祖返りか

「国民の悲哀 不安に触れも見で 哀しからずや国家説く君」 ＾＾

後手後手でピント外れの迷走の揚句、辞任の弁も訳が分からない侭の一人相撲で終った
日本国の最高権力者にしてこの有様だと思い知らされ、前途暗澹たる思いに呆然とする

しがらみにからみ絡まれ裏見草つたう人情支えあいかも

「ご近所の底力」が「世間の目」社会の連帯を呼び、旧き好き美しい日本の復活と為るのか
合理一辺倒で人間性を置き忘れた、自己中心的な格差社会が広がって行くのだろうか

温もりを夢にかき寄せ目覚む朝＾＾

未だ肌蒲団も少し暑苦しいのですが、朝は肌寒さを感じて目覚める程に秋めいて来ました
四季折々の風情と風景と濃やかな人情がある「美しい国日本」、今のうちならまだ・・

民草を踏んで国家を仰ぎ見る

「国民の為」 を連呼する安倍さんの視野には 「天下国家」 しかないのでは・・・
拉致問題で 「気骨のある人情家」 と感じたのはたまたまの勘違いだったかもね

神風も掃い切れない悪の種

詐欺横領、不作為怠慢の重大な結果にも、誰も責任を取らなくて良い役所とその天下り眷族
外国評では 「日本人は集団に為ると何処迄も愚かに突き進む恐さを持っている」 らしい

犠牲者を競うテロより自死数多

毎年３万人を超える自殺者、もはや個人的事情では済まされない段階なのではないか・・
芸能人や相撲取りの動向よりも、はるかに大事で関心を持つべき事だと思うのだが・・・

病人の蒲団剥ぎ取り 泥棒に補助金渡す利権行政

役人天国の利権、官僚特権構造を消去して、税金垂れ流しの構図を絶つ事が急務の改革だ
人気取りと厄介払いのつもりの様な、桝添厚生労働大臣は意外なヒットに為るかもね

税金の詐取横領も事務のミス 組織でやれば恐いもの無し

毎年何兆円もの税金が、役所と天下り関連法人に喰い荒らされているが、増税増負担の現実
明らかな犯罪であっても、誰も罪に問われず責任を取る者が居ない、役人、天下り法人天国