狂 歌 控 帳

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*今日ひと日 散るをとどめて綴り草*


*画像は戴いたものです*

いたずらと なりぬべしとは おもえども やめどころなく よにいでにけり

2007-04-30 | 題詠百歌
030:いたずら  果敢なくも夢を見んとて生まれけん よしや朝の露とはてるも
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  国々も人々もまた神々も鬼も仏も 夢かたるらく

2007-04-29 | 題詠百歌
029:国  人は、夢を語り 縋り 騙られる。あなたの夢は・・バラ色? 其れとも・・涙色?
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  カーテンにすかす仕合わせ黄昏てまさる己の影法師かな

2007-04-28 | 題詠百歌
028:カーテン 越しにすかす仕合わせドラマも、日暮れると共に自らの影へと・・・
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  給わりし白詰草の花かざりセピアに遺こる母の微笑み

2007-04-27 | 題詠百歌
027:給  季折々に、野辺の花で冠や腕輪や首飾りなど作って遊んだ郷の記憶が・・・
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  地図を駆り 夢羽ばたかせ君が許 あしたの露と消えぬまにこそ

2007-04-26 | 題詠百歌
026:地図  私は方向音痴で右か左でしか進めない、だから・・何時も帰り道で混乱する
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  化生なす日もありぬべし煉獄の恋のきわみに何かまつらむ

2007-04-25 | 題詠百歌
025:化  化粧は化生に通じるかも^^近頃、恋や嫉妬に狂うのは女だけとは限らない
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  バランスを許さぬワルの陰力に惹かれて堕ちる臨界の恋

2007-04-24 | 題詠百歌
024:バランス を頑なに守る人生も味気無いが・・恐いもの見たさが命取りの場合も
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  誰ひとり贄の悲鳴を聞くもなく列車は走る分もたがわず

2007-04-23 | 題詠百歌
023:誰  人間の脳は優れもので、嫌な情報は都合好く自動編集するのだそうだ 
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  記号にと変換された沈黙の羊のどけきバーチャルの春

2007-04-22 | 題詠百歌
022:記号  番号を付け監視カメラの囲いに放牧されて贄になる日を待つ平和な羊達
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  競わずも浮き世流れて三途川みなもが花と笑みて集わむ

2007-04-21 | 題詠百歌
021:競  ゆき着く先は皆同じ、寄り道、脇道、まわり道、道草を楽しみお気楽に
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 メトロなる くらききざはし ふみまよい いつしかにゆく よもつひらさか

2007-04-20 | 題詠百歌
020:メトロ は郷愁の過去へも、終点の黄泉へも連れて行ってくれそうですね
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  男波越え女波に沈み人の海 名利も知らず並みのまにまに

2007-04-19 | 題詠百歌
019:男  あははは^^並みが一番居心地が好い、徒に競ったり羨む人の気が知れない
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  酸い葉以て仏具鏡を晴らすとも末はうつさじ今うつるべし

2007-04-18 | 題詠百歌
018:酸  昔は仏具や鏡を酢漿草で磨いたらしい、傍食の心に映るものは・・・
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  玉ねぎの恋は無垢ほど報われず身を細らせて濡らす袖かも

2007-04-17 | 題詠百歌
017:玉ねぎ  あははは^^一途に過ぎると近頃の軽い恋いには重荷になる・・かもね
コメント (2)
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  吹きつける人の想いに隈取られ五百羅漢のかげも自在に

2007-04-16 | 題詠百歌
016:吹  詩も勿論そうですが、見る人の心境を反映して様々な姿を見せますね
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