諏訪山岳会公式ブログ

諏訪地域の山好き、クライミング好きが集まって、ウラヤマからヒマラヤまで四季を通じてオールラウンドに活動しています。

高妻山

2020年03月14日 | 雪山

高妻山
2020年3月7~8日  参加者:S原、nami、N原、O石

戸隠に登るといつも間近に見える高妻山。端正な山容を見ていつか登ろうと思っていましたが、ようやく登ることができました。山が深く、登りごたえのある山行でした。

<五地蔵山から高妻山へ>


7日 晴れのち曇り
戸隠キャンプ場入口の駐車スペースに車を停め、牧場経由で弥勒尾根に取り付く。



落葉した弥勒尾根は明るく、ところどころ痩せた部分・急な部分をこなし高度を稼ぐ。
雪は春のしまった雪で、五地蔵山まで先行Pのトレース(スノーシューとツボ足)もあり、楽をさせてもらった。

 

二日目の天気が良くない予想でもあり、1600mピークにテントを張り、荷物を軽くして高妻山を往復することにした。
積雪は例年より少なめ、牧場付近で10センチ程度、テント場付近で40~50センチ、五地蔵山より上で1m程度。
途中、石仏も雪の中から顔を出しており、信仰の山の一面を感じられた。
五地蔵山付近で下山する先行の3人Pと単独の人と行き逢い、どちらも高妻は断念した様だった。

 
<戸隠~西岳>

五地蔵山から先は樹林もまばらとなり、スノーシューの単独行者のトレースをわかんでたどる。小ピークを二つほど越えて木の少ない高妻直下の斜面に至り、200m程が傾斜も急で、交代でラッセルした。

  

途中、スノーシューで先行した単独行者と行き違う。5時半に出発し、頂上まで7時間半かかったとの事。急斜面を登り切り、ゆるい雪稜を辿ると360度の大展望の山頂へ。

  
         <妙高~火打~焼山>
春霞み気味だったのは残念だったが、それでも妙高・火打・焼山から北アルプスの北から南まで、中央・南ア・八つ・浅間に根子岳・志賀と全周見渡せた。
日差しは春だが、風は冷たい。また、居るかと思ったスキーヤーは一人も見なかった。
下山は往路を戻る。急斜面は慎重に、後は疲れを感じつつ小ピークを越え五地蔵山へ登りかえし、急に増え始めた雲と競争するようにテントへ戻った。
テント場は静かな樹林中で、周りに気兼ねなく遅くまで話の輪が咲いた。


本日のメニューはかつ丼、美味かった~
<戸隠キャンプ場7時半~テント場10時半~五地蔵山12時~高妻山14時半~テント場17時>

8日 雪のち雨
予報通り朝から雪模様、降りは弱いが上部はガス。撤収後、来た道を戻るが、夜中にトレースが凍っていたのでアイゼンを付け下る。
下山後神告げ温泉(10時開店)で汗を流し、早い時間に戻ることができた。
<テント場8時~キャンプ場9時半>

 



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