諏訪山岳会公式ブログ

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西穂独標

2016年01月11日 | 雪山

西穂独標


2016年1
910日    参加者:S原、F見(お試し)、M野(会員外・チーム84

暖冬と言われる今シーズンですが3連休は寒気が到来、冬らしい天候の中、西穂に行きましたが、風雪もあり独標までで帰ってきました。今回はF見さんの訓練山行に、以前冬の穂高縦走に同行したチーム84M野さんが同行、旧交を温めました。



9 小雪

ロープウェイ駅を出るとモミの木がこんもり雪をまとい、寡雪の年でも雪のある所にはあるもの、と実感。ただ、入山者も多く西穂山荘までは立派なトレースがついていた。西穂山荘から上は風も強そうだったので、今日はここまでとし設営。他に10張程の色とりどりのテントが並んだ。

 


10 雪(上部は風雪)

夜じゅう風があり積雪10センチ程度。雪・ガスの中、時折朝日が差す空模様で、ゆっくりテントを出ると丸山へはトレースがしっかりついている。森林限界を越えるとすぐに北西の風が強まるが、丸山までは赤布のついた竹竿が立てられており迷う心配はない。

丸山から先はまともに風を受け、クラストした雪にアイゼンを利かせて、夏道の痕跡を辿りつつ高度を上げる。途中で引き返してきたパーティもあり聞くと「風が強かった」「凍傷になるかと思った」との感想。

  

鎖場を越えると独標、先を目指すパーティも居たが、天気が良くなる気配もなく、今日はここまでとする。

<独標先のピーク>

独標の下りで単独行者が難儀して動けなくなっていたのでサポート、鎖場下まで誘導する。経験不足なのか、他の登山者について登ってしまい、降りるに降りられなくなったらしい。放っておいたら下手をすると落ちていたかもしれない。

 

下りも風速15m以上の風があり、気温も低く指先や顔が痛く視界も限られているがF見さん問題なく歩き、無事テントサイトに戻る。

撤収後下山、たくさんのパーティが入山するのとすれ違いつつ観光客のたくさんいるロープウェイ駅へ。中国語と韓国語の会話が耳についた。下山後ひと風呂浴び、降り続ける雪の中、帰途についた。



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