クローバーだより~履きやすい靴をご提供したいお店より~ 

私の足と気持ちに合う靴が欲しい!を叶えたいと日々奮闘中の

履き心地良くお洒落な靴 シュー工房ストウのブログです。

☆靴を仕込む☆

2022年01月14日 12時26分34秒 | あしつくる

こんにちは!

あしつくる店長の須藤です。

本日はご予約もなく

しっかりと靴と向き合う時間がありますので、大事に靴を仕込んでます!

どこかの寿司屋ではないのですが、当店はなるべく仕入れた商品をそのまま販売することは避けています。

靴はメーカーから、もちろん履けるまでの状態に仕上げて送られてくるのが通常ですので、そのまま販売も出来ます。

特に革靴などはなるべく傷やシワがないようにきれいな状態で販売することが多いです。

↑スタッフの三浦が作ったスニーカーを拝借~

 

でも靴店あしつくるではお子様に販売する靴をメインとしており、靴はお子様の足を良くするための道具の一つとして考えています

 

『最初は靴が慣れるまでゆっくり気を付けて履いてね!』

↑まず無理です!いきなり猛ダッシュしようとします

 

これまでは加工することはあっても『仕込む』という事はしてきませんでした。

ですが接客していく中で、はじめて履いた靴が硬かったり足に当たったりすることが時々ありました。そのような際はその場で調整して履けるようになっているのですが、これは自分の準備不足なのかもと気づき、特にベビーシューズ・キッズシューズなど幼児向けの商品は当店ではいきなり本番でも履けるように1足1足仕込んでいこうと考えました。

当店に届く靴は色々な材料を組み合わせて縫って接着してカッチカチの靴型(木型・ラスト)に沿わせてぴったり作り、靴型を抜いたらそのまま仕上げしたり梱包して発送されたものです。

とってもパリッパリなパッツパツなカッチカチな状態です。

甲の部分はほぼほぼ職人さんが1足1足貼ったり縫ったりしてるので個体差もあります。

どこか不具合がないかはしっかり検品をもちろんするのですが、縫い目の重なる部分の硬さや足に当たる部分かどうか、折り返しベルトの滑り具合、脱ぎ履きする際にしづらくないか、靴底は足が曲がるところが曲がるかなど、お子様が履いた時を想定して事前に準備すると、お父さんお母さんにもご安心頂けるし、こちらも安心感というかバタバタしなくて済みますし、何よりも本人が履きづらいとか痛いとか歩きづらい思いをしない可能性がグンと上がると思っています。

ひとまずは、当店取り扱いブランドの中の『VIKING』を仕込んでいこうと思います。

ちなみにこちらは、きゃしゃな子に履かせるとすんごい安定していい足になっていってくれるので重宝してますが、脱ぎ履きが大変なのがネックで、まずはゴム紐を一番上を通すのをやめました。

さらに防水仕様なので内側に折りたたまれている部分をちょっと細工して足に当たらない様に、そして靴底を慣らしてベルトをスムーズに動くよう調整して完了です!

 

わぁ、ここまでやればお勧めしやすい~