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校長先生の経験

2019-10-13 07:30:00 | 日記
35年間の小学校教員生活、
校長先生も勤められた方とお話を
させていただく機会がありました。

気さくな方というような方ではなく、
饒舌とはほど遠い方でした。
少し緊張というか、あまりお話好き
ではないのかもしれません。
(こんなこと、僕が言うのは失礼すぎ
ではありますが、ブログの中での
発言です。御容赦ください。)

一時間半くらいだったでしょうか、
10人に満たない人数でのトークで
最後の最後にとてもとても心に残る
お話を聞かせて頂きました。

内容としては、
人生は100メートル走ではないんです
よ。42,195キロのようなマラソン。
いえ、ゴールはもっともっと遠い。
ゴール地点なんて誰にも分からない
ですから。
小学校の教育時代に
まるで100メートル走をさせている
かのように、子供の尻を叩いて
教育に力を入れている親子さんを
見てきました。
勉強が出来る事は凄い事だと
僕は思っていません。

僕は多くの子供達を見てきましたが、
そんな子供達の中に目をキラキラ
させている子供がいます。
「先生!虫捕まえたよ!」とか
「先生!昨日はお友達と公園で
たくさん遊んだよ!」
というように色々な事に興味をもって
いたり、いろんなお友達と仲良くでき
て誰とでも遊べる子供達です。



親である以上、子供を育てるのは
当然です。
しかし、子供が小さいうちから
親がこうしなさい、ああしなさい
という風にすることでは
あまり良い結果がでていないように
思います。
それよりも子供が今、何に興味を
もっていて、どっちの方向に進んで
いきたいのかを見てあげて
それを全力でサポートしてあげる
ほうがいいと思っています。
と。





小学校の校長先生の言葉ですから、
本当に言葉に重みがあって
僕の心に残りました。

とても、多くの子供達を見てきて
いますから、僕が子供を見ている
景色と校長先生が見ている景色とは
全然違うでしょう。






校長先生は最後に
「同じ親から生まれた兄弟ですら、
好きな食べ物も違うし性格も違い
ます。よく見てあげて、その子の
能力を伸ばしてあげてください。
そして一番大切なのは優しさと
おもいやりのある人になってもらう
ことです。」




あまり、おしゃべりではない先生が
最後に表情が引き締まり熱く語られ
ました。
このお話を聞いたのは数週間前ですが
僕の頭の中にずっと残っていたので
記事にさせてもらいました。