先の日曜日 父の一周忌のため 神戸に日帰りで行ってきました。去年の今頃 危篤状態の時に 3日で一往復半したことがありますが 日帰りもやってみればできるもんです。しかも 出かける朝 中学校の資源回収(古新聞や雑誌や空き缶など 近所の家庭で家の前に出して下さっているのを自家用車で集めて 学校に運ぶ作業)があって それを済ませてから 出かけました。京都の時代祭りの日でもあったし、行楽のシ-ズンでもあるので 混むかと心配しましたが それほどでもなく 順調に 4時間余りで着きました。法要をしたお寺に直接行ったのですが このお寺が・・・
父が息を引き取ったときに まず 困ったのが 葬儀をする会社は決めていたのですが お寺を決めてなくて 「お寺は それぞれのご家庭でお付き合いのあるところでお願いしてください。」と言われたのですが 父は次男で 先祖代々お付き合いのあったお寺は 姫路にあるのですが 祖母が亡くなってから 疎遠になっていたので そんな遠くから わざわざ来て頂くのも気がひけたし、母がお参りするのに 姫路は遠いので 市内で新しくお付き合いを願いたいというので 葬儀屋さんに 市内のお寺を紹介してもらうことにしました。元々 日蓮宗だったので 同じ日蓮宗で送ってあげたほうがいいのかと思い 紹介してもらい、 とりあえず 通夜・告別式と 四十九日まで お願いしましたが どうも ありがたみを感じない住職だったので それから 母と あちこちのお寺巡りが始まりました。日蓮宗は 70種類もあるとかで どうも 姫路のお寺と一緒というわけにはいかず、近代的なビルの佇まいだったり、普通の家の庭にお堂がひっそり建っているというような質素なところありで そのうちに 日蓮宗には こだわらなくても 儲け主義ではない、いつも人が居なくて寂しいところではない、安心してお任せできるお寺をと 探す視点も変わっていきました。そんなある時 知人から 「若い修行中のお坊さんがたくさん居て 常に 頭を短く刈っている 清潔感溢れる僧侶ばかりで 境内も 常に きれいに掃き清められていて そのお寺に行くと 心が洗われるような とってもありがたい気がするところがあるよ。」と教えられて 今年のお正月 家族で神戸に帰って もう 飯田に戻らなくてはという日にみんなで訪れました。そこは 祥福寺といって 神戸駅をずっと山の手に上っていった高台にあって 臨済宗の修行道場で 常時20人の若い修行僧が居て 日夜 修行に励んでおられるそうです。そこの納骨堂が一番高いところにあって そこからの眺望が もう すばらしいの一言に尽きます。神戸の町並みから 海まで見渡せて 「きっと お父さんも喜ぶに違いない。」と確信できました。というのも 父は 私が物心ついてから高校の頃まで タクシ-の運転手をしていて 毎日神戸の街をところ狭しと走り回っていました。その愛着のある街を見下ろして眠れるのだから 喜んでいることでしょう。早速 檀家にしてもらって 納骨も済ませました。
というわけで 一周忌も 親戚に集まってもらい お寺でして頂きました。お経をあげていただいたお坊さんも よく響くいいお声でした。
実家に行くと 近所に 一大ショッピングセンタ-ができていて びっくりしました。神戸は 発展が早い! 今度のお正月には 子どもたちも一緒に 神戸でまた 買い物が楽しめると 今から 楽しみです。