やっぱロースクール生かも

2006年02月10日 | 新司・ロースクール
ある友達(A)が次のような被害に遭ったそうです。

Aは、パチンコ店(B)に行きました。
Aは、パチンコ台横の玉貸し機に1万円を入れ、うち500円を玉に替えました。
Aは、運良くそこで大当たりを引き、出玉で遊戯を継続していました。

ところで、残金の9500円は、1万円を入れた段階でデータ化されており、
現金化したい場合は、台にある「カード返却ボタン」を押すとB店内の清算機で現金化できるカードとなって、台から出てくるそうです。

Aは、返却ボタンを押せば9500円に換金できるカードが台から出てくるという、
その状態のまま遊戯を楽しんでいました。

Aは、遊戯を終え、玉を清算する際、そのことをすっかり忘れていました。
Aは、玉を景品に替え、景品を現金に替え、いくら儲けたかを計算しようとした時に、
9500円分のデータをカード化するのを忘れたことを思い出し、
慌てて台に戻ったそうですが、もう既に犯人(X)がカード化・現金化していました。


この通り、Aは少々おっちょこちょいだけど、かわいそうでしょ?
だって、換金額より被害額のほうが大きいんだから。
僕はこの話を聞いて、半ば無意識に法的問題を考えてしまいました。
この習慣ってロースクール生っぽくない?


僕が考えたこと。
1.XのA及びBに対する罪責
2.Aが、民事上、X及びBにいえること


刑法と民法をやったことがある人なら簡単でしょ?
でも、設問1は少々捻りがあります(多分)。
①占有について時間的・場所的接着性の有無
②現金化までのシステム
設問2は、当たり前に要件を検討すればおのずから答えは出ます。


しばらくしたら僕の解答をupします。


♪レミオロメン   粉雪



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